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日医も規制改革に理解・一般検査薬拡大の意義を唱える

排卵日検査薬、調剤薬局以外でも販売可能に 政府方針

政府は女性の排卵日を予測する検査薬を、調剤機能のない薬局でも販売できるようにする方針だ。現在は調剤薬局で氏名や住所を伝えて買う必要があるが、普通のドラッグストアでも簡単に買えるようにして消費者の利便性を高める。
30日開いた規制改革会議の健康・医療分野の作業部会で、調剤薬局以外での販売に反対してきた日本医師会が容認する姿勢を示し、厚生労働省も検討する意向を示した。来年度にも有識者会議を立ち上げて、認可のルールづくりに取り組む見通しだ。
排卵日検査薬は尿に含まれるホルモンの濃度を調べて排卵日を予測する薬で、子どもをつくりたい女性が使う。政府は販売の規制が厳しい医療用検査薬から、一般用検査薬に切り替えることで、調剤薬局以外でも扱えるようにする。厚労省の統計によると、排卵日検査薬が大半を占める免疫血清学的検査用試薬の出荷額は2012年で33億円。
政府は尿糖、尿たんぱく、妊娠の検査薬を約20年前に一般用と認めたが、その後は切り替えが進んでいない。

【日経新聞】



この記事だけみると医療界は反対となるような感じですが、日医は国民の利便性、セルフケアの促進、日本国民の健康寿命の延伸、医療費の削減、健康産業の活性化など、一般用検査薬拡大の意義を唱えています。
by kura0412 | 2014-01-31 11:33 | 医療政策全般 | Comments(0)

今度は「選択する未来委員会」です

諮問会議の未来委員会が初会合 2020年の経済環境変化を探る

政府は30日、50年先を見据え、日本経済の中長期的な課題を解決するため経済財政諮問会議の下に設置した調査会「選択する未来委員会」(会長・三村明夫日本商工会議所会頭)の初会合を開いた。
人口減少や少子高齢化が進むことを踏まえた、経済の構造改革、女性や高齢者の就労促進支援、地方での過疎対策などを議論し、日本経済の持続的成長につなげる考えだ。

会議の冒頭、甘利明経済再生相は「アベノミクスの延長線上にしっかりとした未来が想定できるように、大胆な処方箋を提言していただきたい」と述べた。
今後、東京五輪・パラリンピックが開かれ、日本経済を取り巻く環境が大きく変化する2020年に向けた当面の課題を整理し、6月をめどに中間報告をとりまとめる。内容は、政府が6月に決定する経済財政運営の基本方針「骨太の方針」に反映させる。最終報告書は年内にまとめる。

【産経新聞】



今度は経済財政諮問会議の下にこの委員会が出来ました。基本的には産業競争力会議、規制改革会議のような議論になるものと思います。
他人事ではないのですが・・・
by kura0412 | 2014-01-30 17:01 | 経済 | Comments(0)

「リケジョ」・今年の流行語大賞の候補第一号

論文一時は却下…かっぽう着の「リケジョ」快挙

生物学の常識を覆す発見を世界に先駆けて公表したのは、30歳の日本人女性が率いる国際研究チームだった。
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方おぼかた晴子さんが研究を着想してから6年。意表を突く簡単な手法で様々な組織に変化できる「STAP細胞」を作ったとの論文は当初、一流科学誌から「信じられない」と掲載を拒否されたが、日本のベテラン研究陣の後押しが成功に導いた。

小保方さんは早稲田大理工学部を2006年に卒業後、高校時代から憧れていた再生医学の研究を開始。この年、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したと発表した山中伸弥・京都大教授の講演を聞き、研究に打ち込む決意を強めた。刺激で細胞を変化させるという今回の成果につながるアイデアが浮かんだのは08年に留学していた米ハーバード大でのことだった。
実験で極細のガラス管にマウスの細胞を通すと、予想より多い幹細胞ができた。「狭い場所を通る刺激がきっかけになったのではないか」と発想を転換して研究を続けた。
しかし、米国の専門家にも共同研究を持ちかけても、実績のない若手は相手にされない。救いの手を差し伸べたのは10年、センターで研究中の若山照彦・現山梨大教授(46)だった。世界初のクローンマウスを作った若山さんは、突然訪ねてきた小保方さんの協力依頼に「最初は信じられなかったが、僕が証明できれば米国に勝てると思った」と応じた。
毒素を使ったり、細胞に栄養を与えず飢餓状態にしたり……。11年にセンター客員研究員になった小保方さんは実験を続け、その年の冬、若山さんと、STAP細胞からできた細胞を持つマウスを誕生させた。
権威ある科学誌ネイチャーに論文を投稿したが、掲載は却下され、審査した研究者からは「細胞生物学の歴史を愚弄している」という趣旨のメールも届いた。肩を落とす小保方さんを、幹細胞研究の第一人者である笹井芳樹・副センター長(51)らが支援。データを解析し直し昨年3月、論文を再投稿。掲載が決まった。

研究室のスタッフ5人は全員女性。研究室の壁はピンクや黄色で、好きなムーミンのキャラクターシールも貼っている。仕事着は白衣ではなく、大学院時代に祖母からもらったかっぽう着。「これを着ると家族に応援してもらっているように感じる」という。
理系の女子学生や女性研究者を指す「リケジョ」が注目される中で飛び出した成果。日本分子生物学会理事長の大隅典子・東北大教授(53)は「発生生物学は多くの女性研究者が活躍してきた分野。若手が見つけた小さな芽を、周囲のサポートで結実させた点もすばらしい」と喜んだ。
これから世界で激しい競争が予想される。「プレッシャーを感じるが、10年後、100年後の人類社会への貢献を意識して、一歩一歩進みたい」と決意を話した。

【読売新聞】



結果的にはネイチャーに掲載されてお墨付きをもらい、このリケジョの先生は一躍脚光を浴びることになりました。
研究の内容だけでなく、こういった意外性研究者がブームの火付け役なります。再生医療は更に進化しそうです。
by kura0412 | 2014-01-30 15:45 | 思うこと | Comments(0)

初再診料アップなっても

初診料120円上げへ 厚労省案、増税コスト上乗せ

厚生労働省は4月の消費増税に伴う病院や診療所の料金引き上げについて、初診料を120円上げて2820円に、再診料を30円上げて720円にする案に絞る方針を固めた。
消費増税に伴う医療機関のコスト増を初診料などの料金に上乗せする。2014年度からの適用に向け、2月中旬までに決める。29日に開く中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に厚労省案を示す。初・再診料のほか、200床以上の病院の外来診療料を30円、入院基本料を2%などと引き上げる。歯科でも初診料を160円、再診料を30円上げる。診療の中身にかかわらず、患者に幅広く負担が及ぶ。

消費増税により医療機関は医薬品や医療機器の仕入れコストが増えるが、診療報酬は消費税が非課税で患者に直接転嫁できないため、初診料などの引き上げで対応する。政府は昨年末、14年度の診療報酬改定で消費増税対応分として1.36%を引き上げることを決定。初診料などの具体的な上げ幅を検討していた。
厚労省は当初、初診料を120円上げる案に加え、初診料で80円、再診料で20円上げる案も示していた。基本料金の上げ幅を圧縮する代わりに、消費増税のコスト負担が大きい診療項目を個別に選んで上乗せする案だ。支払い側の健康保険組合などは支持したが、日本医師会など医療機関側が「個別項目を選ぶのが難しくむしろ不公平」と反対していた。
厚労省の一本化案に対しては健康保険組合などの反発が必至。初・再診料の上げ幅が4%台と消費税率の引き上げ幅3%を超えることに「国民の理解が得られない」と難色を示す見通し。だが厚労省は「基本料金への上乗せがわかりやすい」として押し切る構えだ。
消費増税対応のほか、医療サービスの効率化に向け、回復中の患者を受け入れる病棟の入院料を、現行より高くする方向で設定。入院料が割高な「重症患者向け」から転換するように促す。地域の急患を受け入れる有床診療所や、24時間対応など機能の高い訪問看護拠点への報酬も増やす。具体額や要件は今後詰める。

【日経新聞】



消費税増税分はこの分け方の方が今後の改定率への求めに対して有用になりそうです。
繰り返しますがこのアップあってもネット改定率はマイナス1.26%です。
by kura0412 | 2014-01-29 09:33 | 医療政策全般 | Comments(0)

医科では学会の考え方と臨床が一致

昨日参加したセミナーで講師を務めた教授が、
「歯科では学会の考え方と臨床が一体化していませんが、医科では学会の考え方が絶対であり、また、その考えが即臨床に直結し、保険適応もスムースに進みます。」
と一言。

これも医科歯科格差の一因でしょうか。
by kura0412 | 2014-01-27 17:35 | 思うこと | Comments(1)

改定時の講習会でも医科歯科の対応異なる

【社告】2月22日、報酬改定セミナー開催- 著名講師陣が経営、財務戦略などを解説

キャリアブレインは2月22日(土)に、東京都内で2014年度診療報酬改定のセミナーを開催します。「2025年に向けた病院経営のポイント」と題して、報酬改定を踏まえた経営、財務戦略のほか、事業承継やM&Aなどについて、著名講師陣が分かりやすく解説します。
第一部は報酬改定について、株式会社MMオフィス代表取締役の工藤高氏の講演後に、工藤氏と日医工医業経営研究所所長の菊地祐男氏によるパネルディスカッション。第二部は、病院経営や財務戦略について、東日本税理士法人副所長の長英一郎氏の講演、安部経営・会計事務所所長の安部勝一氏による事業承継やM&Aの解説へと続きます。

【キャリアブレイン】



保険指導会も別にあるのかもしれませんが、医科では民間ベースで改定時にこのようなセミナー、講習会が開催され、こんなところでも医科歯科の違いを感じます。
by kura0412 | 2014-01-24 11:45 | 医療政策全般 | Comments(0)

岩見隆夫氏休載のまま

サンデー時評:年初、安倍・大江の「公開討論」を
◇岩見隆夫(いわみ・たかお=毎日新聞客員編集委員)

新年号から冴えない話と思われるかもしれないが、この国、実際にどこに漂流していくのか、深刻に気をもんでいる人が意外に多いのである。言論界の様子をみていると、
〈日本の崩壊〉
という言葉が頻繁に登場してくる。有識者や学者がそう予見しているからで、国が崩壊するとは具体的にどういうことなのだろうか。そんな空気に影響されてか、暮れの党首討論では、安倍晋三首相の口から、
「日本を取り戻そう!」
という言葉が出てきた。首相の潜在意識のなかに一種の欠落感があることが読み取れる。何からの欠落かが重要で、取り戻したいのが、かつての日本の〈よい部分〉を指しているなら、その〈よい〉のが何かを見極めるのがさらに重要だと思われる。一国のトップが、ただ、漠然と取り戻そうでは無責任で話にならない。
日本が簡単に崩壊するほど脆弱(ぜいじやく)な国家とは、私はまったく見ていない。たくましさを十分備えている。ただ、世間の思考動向もまことに千差万別で、心もとなく、危なっかしい。

さて、時代はめぐり、二十一世紀も七分の一を過ぎようとしているが、いよいよ本格的な転換期にさしかかったと言ってよい。どういう種類の転換かは、人により、立場により違ってくるが、一年あまり前、首相の座に就いた時、安倍晋三首相の立場は明快だった。憲法九条改正を安倍政治の中心に据えたからである。
それ以前の歴代自民党政権は、九条問題に関心がほとんどないに等しかった。あとの三代民主党政権は九条を忘れていたか、避けていたも同然だった。
しかし、安倍さんは明らかに違っていた。首相の適齢としては若い五十八歳の熟年指導者の心のなかで、何かがバシッとはじけたな、と私はそのとき直感的に思った。もしそうだとするなら、画期的なことである。

先の衆院選、首相就任前の演説でも次の決意を述べている。
「自民党が政権公約において、憲法の九条改正によって自衛隊を『国防軍』と位置付けるとしたのも、不毛な論争に決着をつけて、歴史の針を進めるために他なりません。
自国の民を守るために戦わない国民のために、代わりに戦ってくれる国は世界中のどこにもありません。
日本が抱える課題を列挙してみると、拉致問題のみならず、領土問題、日米関係、あるいはTPP(環太平洋パートナーシップ協定)のような経済問題でさえ、その根っこはひとつのように思えます。すなわち、日本国民の生命、財産および日本の領土は、日本国に政府が自らの手で守るという明確な意思のないまま、問題を先送りにし、経済的豊かさを享受してきたツケではないでしょうか。まさに『戦後レジームからの脱却』が日本にとって最大のテーマであることは、私が前回総理を務めていた五年前と何も変わっていないのです」

◇燃えたぎる心の血が事態を先に進める
憲法九条改正は日本の最大のテーマ、の再確認である。
世間や、自民党内では中曽根康弘元首相ら九条改憲派の期待が一気にふくらみ、それに向けた法案整備などの動きにも拍車がかかった。しかし、この一年の安倍政権の足跡をたどってみると、日本最大のテーマとした九条改正論の推進力がトーンダウンした。安倍さんの心境に変化があったかどうかは判然としないが、
「政権の人気維持のために、一時的にアベノミクスに重点を移したのは仕方ない」
という見方が大勢だった。私もそれが間違っているというわけではない。だが、首相とは一体、何をするためにあるのだろうか。九条改正とアベノミクスの取り組みに優先順位をつけるために座っているのだろうか。違うと思う。アベノミクスは最緊急課題であり、九条改正は第一次安倍内閣の時からの日本最大テーマに変わりはない。しかし、世間は、

「憲法で飯は食えないぞ」
と悲鳴をあげる。これには反論しにくいが、日本最大のテーマをとりあえず横において各論から始めるのが政治の本道か。
いま、国民の憲法意識は、九条改正確信派二割、改正阻止派二割、煮つめて考えてこなかった派が六割と私は見ている。国民に「考えてもらう」のが先決だ。せめて「考えてもらう」比率を七割ぐらいまで広げないと話にならない。
このカギを握るのは、国民世論とのエネルギッシュな対話を通じ、議論を深めることしかない。
九条改正の動きに警鐘を鳴らし、改憲の企てを阻むため一人一人の努力を呼びかけた「九条の会」が民間にできたのは、およそ十年前の二〇〇四年六月である。日本を代表する九条護憲派の井上ひさし、梅原猛、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子と代表世話人のノーベル文学賞受賞の作家、大江健三郎の計九人が代表に名を連ねた。
「九条の会」は翌年七月、東京・有明コロシアムの大会場で講演会を開いた。トップの三木さんの、
「今年八十八歳のおばあさんでございまして……」
で始まる講演は短いものだったが、深い感動を残した。世界の平和とは何か、をトツトツと静かに語り印象的だった。一方で、
「これは何とかせねばならないと、燃えたぎる心の中の血を、それこそ文字どおり燃え立たせているわけでもございます」
と語り、演題にも「血を燃え立たせてやってきた」とあった。
以来十年近く、「燃えたぎる心の中の血」こそが、事態を先に進めると私は信じてきた。改憲推進派がそれを備えているだろうか。擁護派はこの十年に三木、加藤、小田、井上を亡くしている。全国で三〇〇〇を超える支部が立ち上がっているが、「たぎる血」がどれほど燃え立っているか。
二〇一四年初頭、安倍首相は「九条の会」の大江健三郎代表世話人と是が非でも公開討論会を開き、国民の目の前で、耳に聞こえるところで、「たぎる血」のほどを語り合うべきである。詳細は次号で。

<今週のひと言>
今年、ミカンがうまい。

【サンデー毎日2013年1月5-12日新春合併号】



サンデー時評:岩見隆夫氏死去 享年78歳
◇潟永秀一郎(がたなが・しゅういちろう=サンデー毎日編集長)

サンデー毎日連載「サンデー時評」の筆者で毎日新聞特別顧問の岩見隆夫さんが1月18日午前9時28分、入院先の慶應大学病院(東京都新宿区)で、肺炎のため亡くなりました。78歳でした。
1935年、旧満州大連生まれ。47年に山口県防府市に引き揚げ、中学・高校を卒業。58年に京都大学法学部を卒業後、毎日新聞社に入社。政治部副部長、サンデー毎日編集長、編集局次長などを経て2007年に退社。89年から2013年12月まで『毎日新聞』紙上に政治コラム「近聞遠見」、98年新春合併号から「サンデー時評」を連載。「政治報道に新生面を開いた」として、92年に日本記者クラブ賞を受賞した。
2013年6月16日号の「サンデー時評」で〈末期がんを宣告された日〉を記し、末期の肝臓がんであることを告白。以後も入退院を繰り返しながら病床で時評を書き続けたが、今年の新春合併号掲載の788回を最後に治療に専念し、休載していた。
主な著書に『陛下の御質問』『昭和の妖怪 岸信介』『総理の娘』など。昨年5月、近年のサンデー時評などをまとめた『安倍内閣の研究』(毎日新聞社)を上梓(じようし)。同7月『敗戦 満州追想』(原書房)が最後の出版となった。

編集長の大先輩である岩見さんは『サンデー毎日』をこよなく愛し、死を覚悟しながら「ペンをとれる限り、サンデー時評は書き続ける」と繰り返された。
体調厳しい週もあったが「大丈夫。読んでくださる読者がいる」と、時に震える文字で、手書き原稿を送られた。
昨年12月末に届いた最後の原稿には、手紙が添えられていた。死の淵(ふち)にあってなお、この国への希望と執筆の意欲を伝える内容。起き上がるのもきつい状況で、文末には「ご自愛を」と。
温かいまなざしと長年の執筆に心から感謝します。安らかにお眠りください。ありがとうございました。


◇最後の手紙
潟永さま
入院の小生を何かといたわっていただき感謝にたえません。余命はわかりませんが、身体の許す範囲で頑張る所存、これまで通りのご支援をお願いします。
年の瀬、ぼんやり病室から窓の外を眺めていると、この国まんざらでもないなと思えてくることが多いです。
最近の「秘密」「猪瀬」騒動だけを見ると、亡国の淵にあるような錯覚にとらわれますが、来年は別の視点も取り入れたい、などと思っています。いかがなものでしょう。
ともあれ、ご自愛を。

岩見

【サンデー毎日2014年2月2日号】



ガンで病院に入院しながらも連載を続けていた政治評論家の岩見隆夫氏が亡くなりました。
自身の体験や自論をぶつけるだけの多い昨今の政治評論家の中で、平らな視点で論評することが多く好きな評論家の一人だっただけに残念です。
この記事見る限り、最後の最後までその職を全うしたことが分かります。
評論家としての悔いは残っていないでしょうが、現在の政治には心配して亡くなったのかもしれません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
by kura0412 | 2014-01-23 17:54 | 思うこと | Comments(0)

CAD・CAMのハイブリッドレジンが先進医療から保険導入となりそうですが

マイナス改定、新規技術導入にも支障
新規保険収載、先進医療の保険導入は半減

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・学習院大学法学部教授)は1月22日、2014年度診療報酬改定で、新規に保険収載を行う技術や、先進医療から保険導入する技術を決定したが、診療側委員からは、前回改定よりも対象となる技術が半減していることから、改定財源の少なさが影響していると問題視する声が相次いだ。
保険導入せず、保険外併用療養である先進医療のまま継続することは、混合診療の容認につながりかねないとの懸念も出され、実質1.26%の引き下げとなる今改定の影響がどんな部分に及ぶのか、改定論議が具体化するにつれ、明らかになりつつある。

各学会から新規に保険収載等の要望として出されたのは、計798件。そのうち医学的有用性などを鑑み、「新規保険収載等の評価を行う優先度が高い」とされた技術は135件(新規57件、既存技術78件)であり、2012年度改定の278件と比較すると、約半分にとどまる。2010年度改定では約200件。残るうち486件は、エビデンスの不足などから「今改定では対応を行わない」とされ、177件は基本診療料に含まれるなどの理由から「評価対象外」とされた。
厚労省保険局医療課企画官の佐々木健氏は、新規収載される例として、胸腔鏡下の縦隔悪性腫瘍手術、腹腔鏡下の噴門側胃切除術など低侵襲性の手術のほか、総受診回数の減少につながる体外照射(高エネルギー放射線治療)を挙げた。一方、PSA検査の普及に伴い、実施されなくなった前立腺酸ホスファターゼなどは、削除される。
また先進医療のうち、2013年6月末までに承認され、実績報告がある65の技術のうち、保険導入されるのは8技術、先進医療からの削除は5技術、残る52の技術は先進医療のまま継続する。2012年度改定では、保険導入23技術、削除12技術、継続54技術だった。
診療側からは、新規保険収載される技術の少なさを問題視する声が相次いだ。

「増点要望には改定率が影響」
新規保険収載される技術数の少なさに対し、「改定財源がないと新しい技術を十分に評価できないのは事実か」と質問したのは、日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏。
中医協診療報酬調査専門組織の医療技術評価分科会分科会長の福井次矢・聖路加国際病院長は、「財源のことを考えて評価したという事実はなく、医学的有用性があるか否かを踏まえた議論をした」と説明。同分科会は、学会から提出された論文などのデータを基に、保険収載の可否を審査するのが原則だ。
佐々木企画官は、「今回の申請内容の熟度が足りないのは、過去2回の改定で、相当数の技術が新規保険収載されたことも関係しているのではないか」との見方を示しつつ、技術の点数の引き上げ要望に対しては、「全体の改定率、財源が関係しているのは事実」と認めた。

日本医師会社会保険診療報酬検討委員会委員長の安達秀樹氏は、各学会からの改定要望リストには新規保険収載の優先順位が付けられていることに触れ、「優先順位が下にあるものが、切られたのではないかと危惧している。保険適用されない結果、患者の治療に影響があるのか否かをどこかで検討しなければいけない」と要望。日本歯科医師会常務理事の堀憲郎氏からは、新規保険収載されなかった技術については、その理由を求める声が上がった。
佐々木企画官は、「審査そのものに優先順位が活用されているかは別だが、情報提供はしている」と答え、結果として保険収載の可否と優先順位はおおむね合致していると説明。安達氏や堀氏の要望にも、対応していくとした。

「先進医療のまま」は実質的な混合診療
先進医療の在り方を問題視したのは、日本医師会副会長の中川俊男氏。過去5年間の先進医療の実績を見ると、先進医療の対象となった患者数の合計は、改定により保険導入された年には減少するものの、1万5000人前後、多くても2万人になっている点に触れ、「これは改定のたびに先進医療からどの程度保険導入されているかどうかを見る、非常に重要な目安」と指摘。今改定では財源がないことで、保険導入への流れが滞り、先進医療に滞留するようになることは問題であるとし、「適切に技術が保険導入されることが、国民皆保険を守ることになる」と、先進医療の総患者数を注視していく必要があるとした。
安達氏も、先進医療の状態が長期間続くことは、「実質上、混合診療に限りなく近くなるという問題意識を持っている」との懸念を示し、先進医療については保険導入するか、あるいは廃止するかなど、「先進医療のまま放置」することがないようけん制した。

【m3.com】



CAD・CAMのハイブリッドレジンによる歯冠補綴が先進医療から保険導入になりそうです。
が、この記事見ても混合診療に対しての整理が必要のようです。
by kura0412 | 2014-01-23 10:58 | 歯科医療政策 | Comments(0)

『患者同意で混合診療に…新制度創設 提言へ 』

患者同意で混合診療に…新制度創設 提言へ

政府の規制改革会議(議長=岡素之・住友商事相談役)は21日、保険外診療と保険診療を併用する「混合診療」について、患者と医師が合意した治療法であれば対象にできる新制度の創設を提言する方針を明らかにした。
混合診療の拡充で患者の治療の選択肢を増やす狙いがある。同会議は治療法の安全性の情報を患者に伝える仕組みなどを議論し、3月に提言する。

国は混合診療を原則禁止しており、患者が保険適用外の治療を受けると、診察や入院の費用も保険がきかず全額自己負担になる。
新制度では、保険適用外の抗がん剤や手術ロボットなどの治療について、医師と患者が合意すれば速やかに混合診療として認めるようにする。
患者個々の病状に応じて国の関連機関に申請する仕組みが想定され、治療法の安全性や有効性をチェックする仕組みも別に検討する。
新制度に対し、厚生労働省は「患者を守るという視点を踏まえて対応する」としている。

【読売新聞】



歯科独自の対応も検討課題になるような雰囲気感じるのですが。
by kura0412 | 2014-01-23 09:26 | 医療政策全般 | Comments(0)

いよいよ議論が本格化、保険外併用療養制度

混合診療拡大へ新ルール検討 規制改革会議

政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は21日、保険診療と保険外診療を併用する混合診療の対象を広げるため、新たなルールを検討することを確認した。
一定の基準の下で患者と医師が合意して選んだ治療について、個別に保険診療との併用を認める制度を設計する。3月にも意見をまとめて厚生労働省と協議に入り、6月にまとめる答申に盛り込む。
現行制度では原則として、保険外診療を受けると保険診療を含めた全額が患者負担になる。例外は国が認めた一部の先進医療に限られる。規制改革会議は適用対象の拡大に加え、患者の選択や医師の裁量を広げるよう、厚労省に求めていた。

【日経新聞】



ここにある混合診療とは「保険外へ医療療養制度」に置き換わります。
by kura0412 | 2014-01-22 08:39 | 医療政策全般 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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