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「診療報酬の配分」の再仕分け

「診療報酬の配分」の再仕分けで厚労省からヒアリング―民主・行政刷新WG

今年秋に始まる政府の事業仕分け第3弾の「再仕分け」で、「診療報酬の配分」を仕分け対象とすることの是非をめぐり、民主党の行政刷新プロジェクトチーム(PT)の「再仕分け第1ワーキンググループ」(WG、主査=菊田真紀子衆院議員)は8月31日、厚生労働省の担当者からヒアリングを行った。菊田主査はヒアリング終了後、キャリアブレインなどの取材に対し、「(昨年秋の)事業仕分けの判定通りにやっていることは、きょうよく分かった」と述べた。WGでは今後、PT総会に中間報告する9月中旬まで、最終的な対象に加えるかどうか協議する。

■「慎重な取り扱いになる」―菊田主査
この日の会合には、厚労省保険局の鈴木康裕医療課長や吉田易範薬剤管理官、迫井正深企画官らが出席。昨年秋の事業仕分けの結果が、今年度の診療報酬改定にどのように反映したかについて、委員が約30分間のヒアリングを行った。
ヒアリング終了後、菊田主査はキャリアブレインなどの取材に対し、定量調査の結果がまとまっていないことなどから、「きょうの段階ではまだ分からない」としながらも、「全体の中で、非常に重いテーマではある。おそらく慎重な取り扱いになるだろう」と述べた。
「診療報酬の配分(勤務医対策など)」をめぐっては、昨年秋の事業仕分け第1弾で、16人の評価者全員が「見直しを行う」と判定。見直しの例として、「収入が高い診療科の見直し」「開業医・勤務医の平準化」を挙げたため、医療界の強い反発を招いた経緯がある。

【キャリアブレイン】



仕分け作業に例外を設けないということは理解しても、この問題を一日、数時間で結論つけるのはあまりにも乱暴です。慎重な取り扱いはある意味当然です。
by kura0412 | 2010-08-31 17:49 | 医療政策全般 | Comments(0)

民主党税制改正PTの議論始まる

来年度税制改正に向けた議論スタート―民主PTが初会合

民主党の税制改正プロジェクトチーム(PT、座長=五十嵐文彦・党常任幹事)は8月30日、初の総会を開き、来年度税制改正に向けた議論をスタートさせた。政府税制調査会(税調)の来年度税制改正案の策定に向け、PTでは主要事項のほか、特定の政策を後押しする目的で例外的に税の減免などを認める「租税特別措置」(租特)に関する重点要望も整理。党政策調査会(政調)役員会での議論、党役員会での議決を経て、11月末をめどに政府税調に提言する見通しだ。

主要事項については、関係省庁や有識者などからヒアリングを行いながら議論を進め、提言を取りまとめる。
一方、租特に関する重点要望では、民主党代表選が終了する9月中旬以降、政調の各部門会議で本格的な協議がスタート。各部門会議は同月末までに、それぞれ3項目の重点要望をたたき台としてまとめ、各省庁とPTに提出する。これを受け、各省庁は必要に応じ、10月15日までに政府税調に新たな要望を行った後、PTが11月初旬までに重点項目を整理する運びだ。PTの総会は週に1、2回開かれる予定。

【キャリアブレイン】



昨年の税制改正のステップと大きく違うのはこのPTの存在です。
相当な覚悟をもって周知徹底した政治的な動きを加味しないと、今回は予想外の結果になるかもしれません。果たして特措法の存続は如何に。
by kura0412 | 2010-08-31 08:56 | 政治 | Comments(0)

あの山岡議員もタジタジ

「小沢」担ぎの山岡賢次 コメント陣の突っ込みにタジタジ

民主党代表選がらみで、小沢支持の山岡賢次、小林興起、菅支持の蓮舫、寺田学の4議員による緊急討論をやった。党内野党的立場の小沢支持派が攻め、菅支持派が守りに回った印象を受けたが、山岡に対するコメント陣の厳しい突っ込みも目立った。

「すべて菅さんの責任のように言うけど」
世論調査では菅支持が圧倒的に高く小沢劣勢だが、「政治家の判断は逆になるかもしれない。国難の今こそ小沢だ」と山岡が述べると、末吉竹二郎(国際金融アナリスト)は「急に日本が国難に直面したわけではない。(政権交代が実現した)1年前のきょう(8月30日)だって国難に直面していた。なんで突然、今になってそう言うのか」と反論。
山岡が「国民に人気があった小泉パフォーマンス政治が惨憺たる結果を招いた。菅さんの手法は小泉さんのやり方と似ている」と論点をずらすと、杉尾秀哉(TBS解説室長)が「すべて菅さんの責任のように言うけど、政権をとったら財源はいくらでも出てくると言ったのは小沢さんだ。そういうことが国民の不信を募らせた」と話す。

「すべてとは言っていない」と山岡タジタジ。
岸井成格(毎日新聞論説委員長)が「政治とカネの問題はクリアにできない」と山岡をけしかけるなど、民主党副代表が「集中砲火」を浴びる一幕となった。

【J-CASTテレビウオッチ】



今朝のみのものたの朝ズバでの状況です。
by kura0412 | 2010-08-30 16:11 | 政治 | Comments(0)

21年度医療費の動向

平成21年度の医療費の動向が厚労省から発表されましたが、医療全体の中でも改めて歯科の酷さが目立ちます。
http://www.hyoron.co.jp/

しかし、18,19年年度の落ち込みは18年度改定がモロに影響したことは分かりますが、20年度にいくらか持ち直したものが21年度再び落ち込んだ理由は何だったのでしょうか。
そしてこれを指摘すると、自らの責任を他に押し付けるとまた烙印を押されるのでしょうか。
by kura0412 | 2010-08-30 15:15 | 歯科医療政策 | Comments(0)

小沢一郎氏日歯にも訪れる

菅首相は世論、小沢氏は組織…手法の違い鮮明に

民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)は、再選を目指す菅首相と、小沢一郎前幹事長との間で事実上、選挙戦が始まっている。
世論へのアピールに意欲的な首相と、支援団体などの組織固めを重視する小沢氏との手法の違いが、早くも鮮明になってきた。

「現場の声を聞き、意見交換を受けて政策を実行していきたい」
首相は27日午後、東京都大田区のメッキ工場などを視察し、その場で政府の円高対策を発表した。
公務を抱える首相は、代表選の支持獲得の先頭に立つのは難しい面がある。陣営では、むしろ公務を通じて円高対策などに積極的に取り組む姿勢をアピールし、世論の後押しを受けて支持を広げたい考えだ。

一方の小沢氏は27日、全国郵便局長会、日本医師会、日本歯科医師会のほか、最大の支持団体である連合に出馬を報告した。
連合の古賀伸明会長が「(首相と)ガチンコで戦うと組織が二つに割れてしまう。一致結束した体制は話し合わないのか」と懸念を示したのに対し、小沢氏は「首相にそういう意志がない」と言い切った。古賀氏が小沢氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件など政治とカネの問題に関して説明責任を果たすよう求めると、小沢氏は「テレビとか(日本)記者クラブでの(記者)会見、あるいは対談があるので、いい機会だと思っている。きちんと自分の言葉で説明したい」と応じた。
小沢氏が「団体回り」に力を入れるのは、団体の支援を受ける民主党議員や団体に所属する党員・サポーターらの支持獲得を念頭においているからだ。
小沢氏は首相の支持基盤の切り崩しも自ら進めている。この日、閣僚の1人に電話をかけ、「お立場があるでしょうが、よろしくお願いします」と要請した。
首相側は小沢氏の活発な動きに警戒を強めている。首相は27日、小沢氏の連合訪問前に古賀氏に電話し、「本来なら早めにお邪魔しないといけないが、時間がとれない」と釈明した。

【読売新聞】



日歯も民主党の支持団体になったんですね。しかし、既に春に締め切られている日歯連盟関係のサポーター票はどの位あるのでしょうか。
by kura0412 | 2010-08-28 08:38 | 政治 | Comments(0)

この戦い止めさせないと

民主代表選・どう転んでも後は地獄

「小沢一郎首相」が実現するのだろうか。菅直人首相が「挙党体制」をさけび、鳩山由紀夫前首相も「挙党一致」と強調する。長野県軽井沢町の鳩山別荘を訪れた小沢前幹事長は「みんなで力を合わせてがんばろう」とあいさつした。同じことを言っているのに、腹のうちはまるで違う。9月の民主党代表選は菅VS小沢の対決構図ができつつある。

私事にわたるが、40年の政治ジャーナリスト生活で、もっとも苦労をし、多くの時間を割いたのは、小沢一郎という政治家が、何を考えているかを推し量り、彼の行動を予測することであった。長いことやっていると、行動が読めることもある。昨年5月11日の民主党代表辞任は読めた。辞任の記者会見が行われたその日の日経新聞朝刊に、民主党は小沢代表のもとでほんとうに総選挙を戦う気なのか、という趣旨の署名記事を書いた。
小沢氏のことを考えるとき、私はだれにも取材しない。小沢氏の胸の内をすべて知っている人物などこの世に存在しない。小沢氏はだれにも語らないから、側近を気取る人ほど、小沢氏の考えがわからないのである。だから私はだれかに聞いたりしない。間違うからである。
ではどうするか。小沢氏がどういう局面でどのように行動したかのデータを自分なりに頭の中に叩(たた)き込み、それをもとに予測するのである。そういう視点で分析すると、小沢氏は驚くほど似た行動を取ることがわかる。
加えて政局はカレンダーによって左右されることが多い。5月の大型連休が明けた最初の月曜日に政局が動くことはよくあるのだ。連休は国会議員たちにとって選挙区回りの重要な時期である。そこで地元の声を吸収した国会議員たちが、永田町へ戻ってその声を吐き出す。そこから政治が動き出すのである。だから、その月曜日の朝刊にこのタイミングしかないと判断して書いた、ということなのである。

小沢氏は代表選に出馬するだろうか。現時点ではじっと党内外の空気を読んでいるところだろう。が、5分5分よりも4分6分で出る可能性のほうが幾分強まってきたように思う。世の中には「小沢神話」というものがある。その代表的なのは、「小沢氏は過去にも総理になろうと思えばなれたのになろうとしなかった。総理になりたくない人間なのだ」というものである。が、これは嘘(うそ)だ。10年ほど前、私との雑誌の対談で、小沢氏自身が明確に否定した。
小沢氏の胸中を推し量るに、おそらく菅首相への怒りで煮えたぎっているのではないか。菅首相はこう言った。「小沢前幹事長にはしばらく静かにしていてもらいたい。そのほうが民主党のためにも、ご本人のためにも、いや日本のためにもなると思う」。これほど屈辱的な言葉を投げつけられたことはないだろう。まして公の場での発言である。
小沢氏は過去を水に流さないタイプの政治家である。必ずや報復するだろう。菅首相を引きずりおろす。そう考えているように思う。合法的に倒せる機会が代表選である。有力な候補者がいなければ、自分が出る、というところまで気持ちが高ぶっており、それが鳩山グループの会合への出席となった。小沢氏はその去就をぎりぎりまで明らかにせず、神経戦で菅首相とその支持者たちを追い込む戦略を取るだろう。小沢氏が出れば、勝つかもしれない。サポーター票は大半が小沢氏側につくようだ。一方で菅首相サイドは「短期間に3人も首相がかわることでいいのか」という国民の声に期待をかける以外にない。数の勝負となれば、菅首相も楽観はできない。

菅首相は小沢氏との一騎打ちに勝ったとしてもその後の政権運営は綱渡りだ。そう長くはもたないだろう。小沢氏が勝つ、すなわち「小沢首相」が誕生すれば、政治とカネへの批判から、政権誕生時の内閣支持率は一桁(けた)かもしれない。小沢氏が矢継ぎ早にさまざまな改革を成し遂げたりすれば、支持率が急上昇する可能性もあるが、検察審査会の出方が注目されているときだけに、情勢は厳しい。民主党にしてみれば菅首相が勝っても地獄、負けても地獄、といったところだろう。いずれにしろ、政策論争抜きで、好きか嫌いか、得か損かという単純な基準で次の「首相」が決まろうとしている。

【中国新聞社・田勢康弘:8/23】



民主党分裂模様の可能性もあるようです。民主党に心ある議員がいるならばこの戦い止めさせないと・・・
by kura0412 | 2010-08-27 17:00 | 政治 | Comments(0)

何かを忘れている感じがします

「もう直ぐ代表選挙が行われますが、日本経済をどうするのか、日本の将来像はどうあるべきかという政策論争を行い、そのことを着実に実行できる人が代表になるべきです。支持率や総理が変わることや政治と金の問題、党内融和等様々な意見があることは分かっていますが、私は本当の意味で、日本を再生できる人を応援していきたいと考えています。」

ある民主党議員のブログからの引用です。
何かを忘れている感じがします。果たしてこの判断で良いのでしょうか。
by kura0412 | 2010-08-27 11:26 | 政治 | Comments(0)

終わってもノーサイドにはならず

小沢氏出馬「最悪の事態」 菅首相支持議員に衝撃

民主党の小沢一郎前幹事長の党代表選への立候補表明に、菅直人首相の再選を支持する議員らの間に26日、驚きと衝撃が広がった。

仙谷由人官房長官は首相官邸で記者団に「全然聞いていない」。首相側近の荒井聰国家戦略相はうつむき加減で「びっくりしている」と語った。玄葉光一郎政策調査会長は「代表選より予算の方が大事だ」と平静さを装うが、ある省の政務三役の一人は「ガチンコ勝負になった。仕事にならない」と嘆いた。
首相側近は「首相は完全にファイティングポーズだ。『この代表選は、民主党が本当の民主党になれるかの分水嶺(ぶんすいれい)だ』と思っている」と対決姿勢。菅首相を支える議員グループの若手衆院議員も「望むところだ。堂々と戦う。小沢氏と手を握った瞬間に菅氏は終わりだ」と息巻いた。別の側近議員は「3カ月前に責任をとって(幹事長を)辞めた人が立候補するというのはいかがなものか」と小沢氏を牽制(けんせい)した。
ただ、小沢氏は党内最大勢力を率いるだけに、グループ内からは「最悪の事態だ。民主党崩壊の始まりだ」(ベテラン)と党分裂への懸念も出ている。首相周辺も「首相は負けないと思うが、心配なのはその後。小沢氏をどう処遇するか」と漏らした。

首相支持を公言していた鳩山由紀夫前首相が一転して小沢氏支持を打ち出したことについて、寺田学首相補佐官は25日の首相と鳩山氏との会談に触れ「党運営で親身なアドバイスがあったようなので、意外に思う」と語った。
一方、小沢氏を支持する議員グループ「一新会」の幹部は26日午前、東京都内の小沢氏の個人事務所で小沢氏と面会。会長の鈴木克昌衆院議員は「一丸となって支援していく」と述べた。
「政治とカネ」の問題などを抱える小沢氏の立候補について、側近の松木謙公衆院議員は記者団に「小沢政権ができたら支持率は低いかもしれないが、政権公約を実現することによって国民が幸せを享受できる」。別の若手衆院議員も「小沢氏は『挙党一致』を主張するだろう。党内の支持はある程度広げられる」と自信をみせた。

【asahi.com】



代表選終わってもノーサイドとはならず、民主党は波乱含みの様相を呈するかもしれません。
by kura0412 | 2010-08-26 13:48 | 政治 | Comments(0)

日本の経済に不透明感が漂う中

小沢前幹事長、民主党代表選出馬へ

民主党の小沢一郎前幹事長は26日午前、民主党代表選(9月1日告示、14日投開票)に立候補する考えを明らかにした。
東京都内で鳩山前首相と会談し、その後、記者団に「鳩山前首相と話をし、『出馬の決断をするなら私としては全面的に支援していきたい』という話をいただいたので、ただいま、鳩山前首相の前で、不肖の身だが、代表選に出馬する決意をした」と述べた。
代表選にはすでに菅首相が再選を目指して出馬する意向を表明しており、菅氏と小沢氏が全面対決する構図となった。

【YOMIURI ONLINE】



この状況を国民がどうみるでしょうか。
by kura0412 | 2010-08-26 09:04 | 政治 | Comments(0)

「組織票がなかなか集まらない」=(組織力の低下)

医師免許持つ超党派議連設立へ-日医連が呼び掛け

日本医師会の政治団体である日本医師連盟の原中勝征委員長は8月24日、執行委員会後の記者会見で、医師免許を持つ国会議員による超党派の議連の設立を呼び掛けていることを明らかにした。

同連盟によると、既に10人以上の与野党議員から参加の確約を得ており、議連は9月中にも発足する見通し。先の参院選で同連盟が推薦したり、支援したりした3候補がいずれも落選したため、日医の要望をどう国政に反映させるかが課題になっていたが、議連の設立で、医療ツーリズムなどの政策に対し一定の影響力を維持したい考えだ。
原中委員長は会見で、「政党を離れて、医師としての立場から医療を考え、どのように国民を守っていくか話し合う会をつくる」と語り、加入する議員については「医師免許を持った人をお誘いしたい」と述べた。

■参院選、組織票集めに苦慮-原中委員長
同日の執行委員会では、先の参院選の総括も行った。原中委員長は会見で、「組織票がなかなか集まらないということをしみじみと感じた」と振り返った。今後の日医連の方針については「白紙」とし、「医師会の中で、若く政治に関心のある人を伸ばしてあげられるような環境を整えたい」と述べた。

【キャリアブレイン】



「組織票がなかなか集まらない」=(組織力の低下)
今後日医は、新たな政治対応を進めるかもしれません。
by kura0412 | 2010-08-25 11:01 | 政治 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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