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安心を与えてこそ安全は医療は成り立つ

セブン&アイ:薬局と合弁会社 改正薬事法に対応
2009年5月29日 23時19分

セブン&アイ・ホールディングスは29日、資本・業務提携している調剤薬局のアインファーマシーズとの合弁会社を6月1日に設立し、新社名は「セブンヘルスケア」になると発表した。

1日に施行される改正薬事法では、一般用医薬品(大衆薬)の9割が、薬剤師がいなくても、新資格の登録販売者を置けば販売できるようになる。それに合わせ新会社は、セブンがイトーヨーカ堂内に展開している化粧品・ドラッグ売り場170カ所と、アインの既存20店舗を改装し、新たなドラッグストア店舗計190カ所を運営する。また年間20店舗の新規出店を見込み、プライベートブランド(PB)の医薬品も開発・販売する。
現在の両社の化粧品・ドラッグ部門の売上高は合計で640億円で、12年2月期に1000億円規模に伸ばすことを目指す。

【毎日新聞】



医療も規制緩和が進むと、M&A、大手企業によるチェーン展開化が進むのだと思います。無論、現場は大混乱です。
しかし、ここまでくると、一度歯科界全体をかき回すこともあっても良いのかな?!そんな馬鹿な考えも出てきます。その点が医療の現場を預かる人間が格闘するところです。

国民、患者サイドだけでなく、医療側にも安心を与えてこそ安全な医療は成り立ちます。
by kura0412 | 2009-05-30 11:52 | 歯科医療政策 | Comments(0)

提言、報告書原案がまとまりましたが・・・

「安心社会実現」5分野で改革提言、報告書原案まとめる

政府の「安心社会実現会議」(座長・成田豊電通最高顧問)は28日、首相官邸で第4回会合を開き、子育て世帯に対する「給付付き税額控除」の導入や、非正規労働者への厚生年金、健康保険、雇用保険の適用拡大などを求める報告書の原案をまとめた。
消費税率引き上げなど、施策の裏付けとなる財源について議論したうえで、6月中旬に報告書を作成する予定だ。

原案は、安心社会を「働き、生活することを共に支え合う社会」と位置づけ、その実現のため、「雇用」「子育て」「教育」「医療」「介護」の五つの分野での改革が必要だと指摘している。施策としては、〈1〉低所得者層や子育て世帯への給付付き税額控除の導入〈2〉「医療基本法」の制定〈3〉就学前教育の保護者負担の軽減に向け、保育所と幼稚園をそれぞれ所管する厚生労働省、文部科学省の担当部局の一元化――などを盛り込んだ。そのうえで、「費用と財源を明示し、堂々と議論すべきだ」とした。
給付付き税額控除は、課税世帯には減税し、所得が少ない世帯には現金を支給することを想定している。
麻生首相はこの日の会合で、「安心社会を実現するためには、必要な財源についてもしっかりと(報告書に)書き込むことが必要だ。政治の責任として、逃げることなく実現する」と述べた。与謝野財務・金融・経済財政相は報告書の内容を、6月下旬にまとめる「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2009」に反映させる考えを表明した。
同会議は、経済や社会保障の基本政策を首相と有識者が検討する場として4月に設置された。報告書の原案は、吉川洋東大教授らが起草委員としてまとめた。

【2009年5月28日23時55分 読売新聞】



会議のメンバーである渡辺会長がいる読売新聞ではこんな扱いですが、他のマスコミは、簡単な紹介と会議の中で渡辺会長が怒ったなどの週刊誌的な記事で終わっています。
「安心社会実現会議」の位置づけは意外と軽いもになるかもしれません。
by kura0412 | 2009-05-29 12:23 | 政治 | Comments(0)

これが我が国の医療の現状だそうです

(我が国の医療の現状)
我が国にの医療においては、例えば、以下のような実態がある。

1・「高齢者一人当たり医療費」は若人に比べて極めて高い。
2・「入院日数」が長く、「病床数」も多い。
3・外来患者の「受診回数」が多い。(年14回、諸外国の2~5倍、OECDで最多)
4・「病院と診療所の医療費の配分」が医療現場の実態(医療の内容や設備など)に見合ってない。
5・「高額医療機器」の台数(人口比)が多い。
6・医療材料(ペースメーカー、カテーテル等)」に内外価格差がある。
7・「後発医薬品」の使用が進んでいない。
8・成分は同じでも「保険適用の医薬品」と「薬局で自費購入できる医薬品」がある。
9・「医薬品の飲み残し」が多い。


これは5月18日開催された、財政制度等審議会での財務省からの資料からです。
いちいち反論する気にならないような主張の羅列です。
しかし、これを見る限りは、財務省が歯科の医療費を抑制する理由は見当たりません。
by kura0412 | 2009-05-28 17:21 | 歯科医療政策 | Comments(0)

100年は安心と豪語していたはずなのに

厚労省の新たな試算発表では、5年前の年金改革で、もう100年はいじることはないと豪語していた年金制度が、給付水準50%確保はかろうじて保っているものの、世代格差が浮き彫りにされ、再び国民の中で年金制度に対して不安が湧いてきそうな雰囲気になってきました。

まぁ、恐らく今までならば、この新たな試算も公表せずダンマリを決めていたのでしようから、思い切って公表した自体は一歩前進だとは思います。
しかし、国会で答弁する政府与党にすれば、官僚から上がってきた資料を元にして自分なりの考えで発言するのですから、その元の数字に?が付くとタマリマセン。
政官癒着といわれますが、官が政を欺いた結果になっています。

年金問題は再び政局の大きなターゲットになる可能性が再び浮上してきました。
by kura0412 | 2009-05-28 09:31 | 政治 | Comments(0)

歯ブラシ、歯磨剤のセールは常ですが

今朝の日経1面に「大衆薬、スーパー値引き」との見出しです。
安全とコストについての議論を十分せずに規制緩和、安価への誘導には疑問を感じます。

ところで、予てから疑問に思っていたのが、歯ブラシ、歯磨剤に対して何も規制がない点です。
例えばフッ素濃度の高い歯磨剤は、歯科診療所でしか売ってはならないとかの規制はなかったのでは?
逆に、薬事法で、診療所での販売に規制がかかるそうなこともあった様な話も、前に挙がっていた記憶があります。

もし、最近では、ドラッグストアで歯間ブラシ、塗布用フッ素も買えるようになっています。
しかし、規制緩和が叫ばれて昨今、歯科診療所限定は難しいでしょうか?安全性、正しい使用法の為には正論だと思うのですが?
by kura0412 | 2009-05-27 17:10 | 歯科医療政策 | Comments(0)

何故、分割の議論の中に

厚労省分割、週内に素案…官僚の抵抗で曲折も
 
麻生首相が意欲を示している厚生労働省の分割に向けた政府内の調整が25日、スタートした。
河村官房長官、与謝野財務・金融・経済財政相、甘利行政改革相は同日、首相官邸で協議し、週内に厚労省分割の素案をまとめる考えで一致した。6月にまとめる「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2009」に具体案を盛り込む方針も確認した。
甘利行革相は協議終了後、記者団に、「政策的な整合性と、閣僚が責任を負えるキャパシティーの観点から(厚労省のあり方を)見直すということだ」と述べた。
26日には、河村氏ら3閣僚に舛添厚生労働相、小渕少子化相、塩谷文部科学相が加わって協議する。
首相は、厚労省所管の医療・介護・年金などを「社会保障省」に、雇用、保育行政や内閣府所管の少子化対策などを「国民生活省」に再編する案を示している。文部科学省所管の幼稚園と、厚労省の保育所を統合する「幼保一元化」についても検討を指示している。河村長官ら関係閣僚は「首相の方針に沿って素案をまとめる」(政府筋)予定だ。
ただ、分割論議は各省庁の利害に複雑に絡んでいるため、官僚の抵抗で一筋縄ではいかない可能性もある。

【2009年5月26日02時06分 読売新聞】




何故か当事者である厚労大臣がこの議論に参加していません。
行政改革相の仕事であるからなのか、厚労省が分割に抵抗するからなのか、その理由は分かりません。
しかし、自らが改革出来ないというは、色々な問題を含んでいます。
by kura0412 | 2009-05-26 15:45 | 政治 | Comments(2)

財政審から診療科に定員制への提言が

医師不足解消へ診療科に定員制 適正配置求め財制審提言

財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は医師不足の解消に向けた改革案を提言する。医師になる際に選ぶ診療科(内科や外科など)の規制や、看護師の医療行為を広げることなどが柱。医療機関向けの診療報酬が年末に改定されるのを前に、医療サービスを効率的に提供する体制づくりを優先させ、引き上げ論をけん制する狙いもある。
6月にとりまとめる建議(意見書)に盛り、2010年度予算編成の指針となる「骨太方針09」に反映させたい考えだ。財制審が最優先課題に取り上げるのは、医師が足りない診療科や地域に適正に配置する仕組み。政府は昨年以降、大学医学部の定員数を約860人増やしたが、最近は精神科や整形外科に人気が集まる一方で、激務の産科や外科は敬遠されがち。このため国家試験の段階で定員制を導入するなどの検討を求める。

【NIKKEI NET】




ここにきての社会保障費、医療費増に対しての社会の容認的なムードを、けん制する意味での話のようにも感じます。しかし、この場合は、また歯科が蚊帳の外の話で終われば良いのですが、万が一歯科もそのターゲットなった場合は、どう解釈をすれば良いのか分かりません。
歯科は歯科医師の数は増えながらも医療費は伸びていません。歯科も定員制にして枠をはめ込んできれるのでしょうか?
そして1番の問題は、数で論議されると、その数が過剰な歯科の場合は、この現状打開策を打ち出すことへの議論する進まないことになります。

いずれにしても、歯科無視の流れが更に加速されそうな雰囲気です。
by kura0412 | 2009-05-26 11:18 | 歯科医療政策 | Comments(0)

親小沢対非小沢が影を潜め

昨日投票されたさいたま市長選挙で民主党推薦候補が当選し、民主党支持回復傾向の兆しが出てきたと、今朝マスコミ各社の報道です。
しかし、この選挙はそれだけが理由ではなく、多選批判など多くの要因での結果と推測しますが、先日のDT21の連載コラムで書いた代表選挙によっての親小沢対非小沢の構図は影を潜め、小沢代表辞任で政権交代への機運が再び湧いてきた印象です。

となると、現在、議論されている来年度予算へ向けての色々な論議、また、消費税を含めた社会保障、医療への行方に対しての方向性は、政権交代も視野に入れた対応が改めて歯科界にも迫られてきました。
但し、繰り返しますが、これはあくまでも政策的な対応であって、選挙対応は別であることは今後の政策実現へ向けての鉄則です。
by kura0412 | 2009-05-25 12:01 | 歯科医療政策 | Comments(0)

『安心保障政策』

昨日開催された経済財政諮問会議では、『安心保障政策』の具体化について審議されました。
社会保障を目の敵ににしていたこの会議が、『安心保障政策』ということで議論を始めたこと自体は大きな変化です。

しかし、社会保障の機能強化の基礎インフラある安心保障番号・カード導入については、2011年度までには実現すべき。、との民間議員からの要請もあり、社会保障カード導入がその議論の中心になる可能性が十分に出てきました。

『安心保障政策』、果たして歯科におけるこの命題での実現可能な政策は?
by kura0412 | 2009-05-22 16:58 | 歯科医療政策 | Comments(0)

マスクが店頭から消え

日本の薬局の店頭にマスクが消えました。また、その影響で、医療現場にもマスクが手に入りづらい状況に陥っています。何かオイルショックの時のトイレットペーパー騒動を思い出します。
私の診療所も、N95、通常用の買い置きはあるので暫くは大丈夫ですが、いつまで続くから分からないこのパニック状態で心配になってきました。

今後もこの新型インフルエンザを契機に、常にマスクを家庭に常備する習慣は付くかもしれません。となれば、当然、需要と供給の関係で価格も上昇する可能性大です。
他の国よりも断然衛生観念が高い日本ですが、今回を機に更に敏感になってきて、歯科領域でも良い意味でも、悪い意味でも、今後いろいろな新たな国民の反応が出てくるかもしれません。
by kura0412 | 2009-05-22 12:35 | 歯科医療政策 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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