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民間歯科保険発売停止から

20年前に明治安田生命(当時明治生命)より発売されていた歯科保険が、今年より新規販売を停止したとい案内が着ました。まだ生命保険会社が損保保険を扱える前の製品でしたので、生命保険のオプションとしての扱いだったと思います。
現在、民間医療保険花盛り、また、混合診療も議論する中ですが、発売当初、これは日本の歯科界を変えるかもしれないと注目をしたのですが、歯科の場合は全く逆の結果になりました。

歯科疾患の生命への限局性、また、審美などの患者サイドの選択の幅が大きいだけに、歯科が民間保険導入とは結びつきにくかったのかもしれません。しかし、もし、自費診療と保険診療の明確化、混合診療の導入が進んでいたらどうだったでしょうか?

現在、日本の歯科界の中では、混合診療の議論を待望する意見が多くなっていますが、それと共に、この民間保険についても平行しての議論も必要と思います。
by kura0412 | 2008-03-10 15:32 | 歯科 | Comments(0)

既に次に動くー都道府県連盟会長会議ー

昨日は所用で上京し、空いている時間、日歯連盟の都道府県連盟会長会議を傍聴してきました。
0.42という数字に対してのどんな反応を示すかと思っていましたが、会議の報告にもあったように、現状ではやっるだけやっての結果を知って一定の理解はあるものの、現場の不満の声も聞く各会長は複雑な思いだったかもしれません。
そして、改定の内容が公表されると同時に、既に、2200億円削減のシーリングの問題、歯科保健法などの次の課題で動いている議論もありました。
by kura0412 | 2008-03-08 11:45 | 歯科 | Comments(0)

同じ再診料に包括されても

今回の改定で医科は再診料引き下げ阻止の条件の一つに、目の洗浄など簡単な処置を再診料に包括することを加えました。

歯科もその再診料へ包括する中にいくつかある中に義歯の調整があります。義歯の調整は洗浄よりも遥かに難しく、手間ひまかかります。
それも再診料2点上がってもその点数の差は大きく、医科歯科格差も存在します。
by kura0412 | 2008-03-07 11:00 | 歯科 | Comments(0)

金パラ急騰・八方塞がりの状態

やはり今の高騰で、金パラが信じられないぐらい上がっています。
先ほどきた材料屋に聞くと26000円を超えていました。確か先月の今頃はまだ23000円だったと思います。しかし、こればっかりは買い控えすることも出来ずに注文をしました。

その金パラの今回の改定された価格はグラム702円、点数上げられても完全に赤字です。
先日のブログにも書きましたが、金の値段だけなく、石油、ウモロコシなどの先物相場、また小麦粉などは今後も価格上昇傾向が続くとのことですので、このまま続けば6ヶ月毎に暫くは後追いの状況となりそうです。

当然、その防衛策として脱金パラと考えたいところですが、それでなくても自費診療が減少し、また、充填点数は改定で包括化され減点されているとなると、どう対処していいのか分かりません。八方塞がりの状態です。
by kura0412 | 2008-03-06 16:04 | 歯科 | Comments(0)

小さな命スペシャル「愛してるよ、カズ」

君はママの宝物でした余命2カ月…小児がん7歳の生涯・涙の記録

小さな命スペシャル◇2007年5月に長崎文化放送で放送されたドキュメンタリーに、新たな取材映像を加えて再編集した作品。末期の小児がんの少年が「余命2カ月」と宣告されてから死去するまでの約10カ月、家族とともに生き抜いた姿と、その後の家族の様子を追う。少年は2歳の時、小児がんを発症。入院生活を送る中、十数回の手術を繰り返してきた。やがて骨髄異形成症候群(MDS)を併発し、余命2カ月と診断された。両親は治療をあきらめる代わりに、たくさん楽しいことをさせてやろうと決意。小学2年生として学校に通う少年は運動会にも参加し、両親はそんな彼を笑顔で見守った。少年が死去した2日後、母親は少年の妹を出産した


昨日偶然観た番組です。泣けました。そして、命の尊さ、どんな時代でも、命、いかに生きることが最優先であるかを教えてくれました。
by kura0412 | 2008-03-05 16:05 | 歯科 | Comments(0)

裁量権の侵害は改善されず

今回の改定の通知です。
http://www-bm.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1f.pdf

前回、この通知、通達で随分やられましたが、精査していないのでどの程度変わったかは正直よく分かりません。9日開催される全国の指導者会議、また、その後各地で開催される講習会での情報を待つことにします。
ただ、単治が従来近くに戻った感じです。義歯の管理関係も変わったようですが、実際の臨床ではどうでしょうか?

ただ、殆ど自費は関係なくても今回個人的に一番通知の中で変えてほしいと切望していた、自費の再合着の復活はなりませんでした。

海外で移植手術を行なって帰国しての再治療は保険診療は適用と聞いています。収入的には大きな問題ではないかもしれませんが、この点は医師の裁量権の侵害だと思っています。
by kura0412 | 2008-03-05 15:42 | 歯科 | Comments(0)

新産金量は減産傾向

ここのところうなぎ登りの金パラ価格。今回の改定でも金パラ加算はあるとの話も聞いていますが、その現在の価格月の線引きの結果、このまま推移すれば6ヶ月後再引き上げの勢いです。
そんな折、先ほど届いた、未だ歯科医師が高額所得者と勘違いしている、ある商品先物会社から送られてきた無料のPR雑誌には、昨年度から、金生産国のトップの座を南アフリカが中国に明け渡したとあります。そして世界の金の新産量は減産傾向で、今後も、南アの鉱山会社を取り巻く厳しい環境から、その傾向は今年も続きそうとの予測です。
これにアメリカのサブプライム問題で、金融不安から余剰資金が石油などの商品先物に移動しているのが重なり、今後も金の価格は上昇機運のままというのが一般的な予想のようです。

こんな話を聞くと、それこそ余剰資金があれば、先物相場にでも手を出したい気落ちですが、そんな金など全くない私は、ただ、金パラ価格の動向が気になるだけです。
そして、保険制度あら生み出された日本特有の歯科材料である金パラ適用の議論も、混合診療の議論の中でも論議されるかもしれません。
by kura0412 | 2008-03-04 11:59 | 歯科 | Comments(0)

夢あるからこそ

民間初の乳歯バンク事業化へ 

子供の乳歯から取り出した体性幹細胞(歯髄幹細胞)を保存・管理し、歯骨や皮膚などの再生医療に役立てる日本で民間初の乳歯バンクが今月中をめどに設立されることが1日分かった。
乳歯バンクを運営するのは、バイオベンチャー企業の「乳歯幹細胞バンク」。歯髄幹細胞研究の権威である名古屋大の上田実教授の協力を得て事業化する。
歯髄幹細胞による再生医療は、歯骨の治療やしわ取りなどの美容整形分野への応用研究が急速に進んでおり、早期の実用化が可能とみられている。一般を対象とする民間の乳歯バンクができることで、再生医療業界に弾みがつきそうだ。
乳歯幹細胞バンクは、登録窓口となる歯科医院を提携先として組織化する。歯科医院を通じて預かった乳歯から歯髄幹細胞を取り出して、保存・管理する。そして、登録者の治療依頼を受けると、同バンクに保存していた細胞を出荷する仕組み。同バンクは、バンク登録者の登録料と保管期間に応じた管理料などで収益を確保する。登録料は期間に応じて10万円~30万円程度を予定しており、数年後の黒字化を目指す。
民間の乳歯バンクとしては、米バイオエデンが平成18年から細胞の保管事業を手がけているが、細胞の取得・管理・保存から再生医療機関への出荷までを一貫して手がけるのは、乳歯幹細胞バンクが世界で初とみられる。

 ■歯髄幹細胞 さまざまな種類の細胞に変化し、筋肉・皮膚などの組織や臓器の再生医療を可能にする体性幹細胞の一つ。体性幹細胞は大半の組織や臓器に存在する。一般的には臍(さい)帯血から採取される造血幹細胞や骨髄幹細胞などが医療分野で応用されている。歯髄幹細胞は乳歯のなかに高密度に含まれるため採取が容易で、増殖能力にも優れていることが特徴で、再生医療の間口を広げることができる新たな有力細胞として期待されている。
幹細胞には受精胚由来でどんな種類の細胞にも変化可能な「万能細胞」として、胚性幹(ES)細胞と人工多能性幹(iPS)細胞などがある。

【産経新聞:2008.3.2 】



iPS細胞がノーベル賞確実と騒がれ、一気にマスコミで再生医療が注目が浴びる中でのこの報道です。それも具体的な事業化となれば一開業の私でも心が騒ぎます。
しかし、この乳歯幹細胞はES細胞ほど倫理的な問題は少ないと聞きますが、まだ具現化するには歯科界には、いくつかクリアしなければいけない課題が山積しているだけに心配もします。
素晴らしい夢あるアイデアだけに慎重に期することも大切ではないでしょうか?
by kura0412 | 2008-03-03 15:15 | 歯科 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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