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国民集会開催

この土曜日に医療団体が一堂に会する医療制度改正に対する国民集会が開催されとの話を聞きました。(正確な名称忘れました)また、国民皆保険制度を守る為の署名運動も始めています。
しかし、丁度この時間その審議を中医協、そして政府与党の会議で医療制度改革に関する大綱の大詰めの調整を行っているところです。
もちろん今回の改正は法律の改正が伴いますし、来年度政府予算案もまだ決定していません。その再考の余地は残されていますが、自民党圧勝を受けた現在の政治情勢で、今日の決定がひっくり返るとは誰も思わないはずです。
確かに、前にもあったように、その総決起大会の日程を避けて今日の日程が組まれたのかもしれません。しかし、その開催、運動にどんな結果を求めるのでしょうか?私には分かりません。でも、もちろん政府の決定を指をくわえて静観することも来ません。
by kura0412 | 2005-11-30 14:08 | 歯科 | Comments(2)

統計、調査は何のため?

政府与党の医療制度改正の議論も大詰めに入り、明日最終的結果が出るとの報道です。そして、ここにきて焦点はマイナス改定の幅になってきているようです。
医療費総額管理、そんな理念とんでもありません。低額医療費保険免責制度、医療費増やす気ですか馬鹿を言わないでください。そしてマイナス改定、歯医者を殺す気ですか?
そんな気持ちを持ちます。

ここで11月17日の社会保障審議会医療保険部会での資料に凄い数字を見つけました。
国保組合での所得調査で歯科医師の1世帯当たりの平均課税標準額が2929千円で、国保組合の2909千円とほぼ同じでした。ちなみに医師は5637千円、薬剤師は2681千円です。現在のところ歯学は医科と同じ6年制大学を卒業しなければ免許は取得出来ません。薬学は4年生です。
また、昭和58年度と平成16年度のその比較で平均で604千円増に対して、歯科は255千円で、医科は1091千円の増です。
やっと正しい歯科の実態調査が出てきました。
でも、マイナス改定は強行されるでしょう?!統計、調査は何なんでしょうか?
by kura0412 | 2005-11-29 12:24 | 歯科 | Comments(0)

六本木ヒルズ族との懇談

先週末、今話題の六本木ヒルズ族の会社に勤めている方と懇談する機会がありました。東大卒のまだ25歳の青年です。
しかし、事業は大学時代から始め、既にそのグループの子会社の副社長の他に6つ会社を経営していると聞きました。
会う前は、どんな人間か予想もつかなく、生意気な感じなのかとも思っていましたが、やはり、しっかりとした対応をした、さすがの人間でした。
お金があるということでの余裕もあるのでしょうか、発想が全然違います。それと行動力、仕事のスピードの速さ、そして仕事に対するエネルギー。私もまだ40代、年を感じる世代ではないと自認していますが、時代の変貌を感じました。
それに、ああゆう若者をうまくリードする会社組織、そのトップの環境の存在も、更に彼らを大きくしていくのだと感じました。
時代は大きく変わっています。彼らを生意気な若造と侮ることはやめた方が良さそうです。
by kura0412 | 2005-11-28 12:08 | 歯科 | Comments(2)

いずれも政治決断か

与党の社会保障政策会議が開催され、医療制度改革の与党方針が決まりつつあります。
それと平行して進む社会保障審議会医療保険部会は、部会の意見は結論を一つにしないまま部会長に一任で終了したとの取材話を聞いています。また、中医協でも改定率についての意見が医療側、保険者双方から出ています。恐らく、その最後の決断は小泉首相に委ねられるものと思います。最後は政治決断です。
一方政府税調は、個人所得税の定率減税の廃止と企業向けの1兆円減税の打ち切りを答申しましたが、経団連は企業向け減税打ち切りには異論を唱えているようです。
しかし、昨年度の結果でも90年のバブル期よりも経常利益が上昇しているにもかかわらず、法人税収はその3分の2に留まっています。企業だけ優遇することになる批判も当然出てきます。また、欧米と比較してあまりにも高い法人税を課せることは、国際競争力を低下させ、企業の海外移転も促しかねません。さてこれも結果、小泉首相の最終的政治決断となるのかもしれません。三位一体も同様です。
by kura0412 | 2005-11-26 12:20 | 歯科 | Comments(0)

「○歯」の報道にドキ

耐震強度偽造問題で「○歯」という名前がテレビ、新聞を賑わせています。最初に見た時に、また業界の人間が悪さをしたのかと思いました。もちろんこれは歯科には全く関係ない話です。
昨年の一連の事件のハリケーンのようなマスコミ攻勢に、私の頭が過敏に順応しているのかもしれません。
実は歯科に対するイメージが残念ながら非常に悪くなっていると同時に、歯科界全体が自信喪失になっています。現在進行している医療制度改革での過程はそれを如実に現しています。
しかし、それらをどこかで一端遮断しなければ、日本の歯科界の再生はありません。その手段には何があるか?それすらも分からない状況ですが、その作業は絶対に必要です。
しかし流れが下に向いている時は、何でも下になるものです。
by kura0412 | 2005-11-25 10:51 | 歯科 | Comments(2)

正論ぶっているように見せて馬鹿な報道をするな!(今朝の日経新聞の特集記事)

今日の日経新聞に興味深い特集がありました。「医療費管理海外に学ぶ」とタイトルがあります。そしてサブタイトルに独・仏・公的保険見直し着手、IT化・カルテ共有米国となっています。
このいずれのタイトルは間違いではありません。しかし、海外に学ぶのは失敗例として参考にするのであって、欧米の医療経済学者の多くが日本の現行の公的保険が上手く運営されているのを参考にしてきており、まるるで逆の方向に導こうとしています。
それを立証するのが、記事にも数字があるGDPに占める医療費の割合が米15.0、独11.1、仏10.1に比べ、日本は7.9%とアメリカの半分にも満たない医療費で、結果世界一の平均寿命をもたらす結果の一因に寄与しています。

しかし記事の中にこうあります。

国内総生産GDPに占める総医療費でみると、米国は2003年で15%と突出。民間保険が中心で政府が支出を管理しにくいことなどが原因になっている。日本は7%台と現時点では必ずしも高いとはあいえないが、高齢化の進行では世界の先頭を走る。国民皆保険のようさを維持していくためにも医療費抑制への道筋をつけていくことが不可欠となっています。

こんな矛盾した記事がありますか?
今、日本の医療制度改革に必要な視点は、世界のどの国も経験したことのない平均寿命の長い国が、費用効果の高い公的医療保険制度をどのような形で継続、維持、発展するかを目指すのであたって、、他の国の失敗例を真似をすることではありません。しかし、現在の議論の流れが、政府だけに留まらず、マスコミまでが現在の議論の誤りの流れを止めるどころか助長させていることへの責任は、今から忠告しなければなりません。

ちなみに、ドイツの医療費制度の特徴に、保険免責制度の中の例として、歯科治療を公的医療保険から除外して私的保険に。と紹介してあります。
by kura0412 | 2005-11-24 10:09 | 歯科 | Comments(7)

今度はレセコンのオンライン化

厚労省は医療機関でのIT化を加速させる為に、向こう5年間の経過措置を設けた上、レセプト請求を11年度からオンライン化を原則とすることにしたとの報道です。
このオンライン化でのメリットが医療費の効率、省力化を謳っていますが、その裏には、この医療業界の膨大なIT化需要の拡大があります。昨年の日歯の一連の事件の発端にもなった経産省のE-japan計画はそれを裏づけます。そして、社会のIT化の流れは阻止できないと判断しその実権を確保すべく、全国に張り巡らしている社会保険事務所の弱体化を甘受しても、厚労省は今回推進する決断をしたものと推測します。
しかし、ここでわれわれは意見を呈さなければなりません。
まず、このIT化に対する初期費用はどうするのか?レセコンのリースが途中の診療所、病院は新たなシステム導入となるわけです。二つのシステムを併用出来るほどの経済的な余裕は現在の病院、診療所はありません。手書きの年配の先生ではこのIT化によって診療を辞める方も出てくるかもしれません。
そして、一番の問題は、現在の歯科の診療報酬があまりにも細かすぎる、制限がある為に、果たしてIT・オンライン化が可能であるか?その是正が必要です。レセコン会社の社員に聞いたところ、歯科の対応が出来ればどんなレセプトも対応は可能であるという話を聞いたことがあります。特に、最近の縛りによって、摘要欄記載が以上に多いのは先生方も毎月のレセプト作業で感じられるところです。医科ではこの摘要欄の記載がどの程度あるのかまでは分かりませんが、このIT化に則す様な形に保険点数が変化するのか、あるいは技術的に既にそれは対応が可能なのかは分かりません。しかし、この細かい作業の中でのオンライン化、くれるものくれて言われるのは仕方ないとしても、マイナス改定を強いられそうな状況でこの提案はたまりません。
まだ、この議論は紆余曲折しそうで今後の推移に注目です。
by kura0412 | 2005-11-22 12:35 | 歯科 | Comments(4)

ゴルフのクォリファイテイングトーナメント

ゴルフのジャンボ尾崎が破産したとの報道が数週間前にありました。それと共にジャンボは現在賞金獲得額が一千万円も満たない為、来年度のシード権保持が難しい状況です。ただし、ジャンボの場合は永久シード権を持っているため試合に出れないことはありません。
実はこの時期になると、私も、知人のゴルファーのシード権獲得、また、シード権を持たない選手が来年のゴルフツアーの出場権資格を争うクォリトーナメントの結果が気になります。
現在の男子プロの場合は、プロ資格を持っていれば、セカンド、サードそして最終のフアイナルの三つのカテゴリーを突破して、ようやくフアイナル上位30名位の選手が来シーズンの前半の試合に概ね出場が可能となります。
既にサードトーナメントまで終了し、私の知り合いのゴルフアーの多くは、フアイナルを前にして敗れ去っています。この時点で負けると、来年はその出場枠が数名しかない一部のマンデートーナメン以外、殆ど試合が出れない状態となります。つい数年前まではマスコミを賑わせた有名プロもシードを落ちると大変な世界が待ち受けています。厳しい世界です。
でもこの世界には夢があります。
その数は少なくても平等にチャンスが与えられ、昨日優勝したタイガーウッズと一緒の試合に出場することも夢ではありません。その夢があるからこそ、厳しい世界に耐えられるのだと思います。
では、現在のこの厳しい歯科界に、われわれは何を夢見て耐えればいいのでしょうか?
by kura0412 | 2005-11-21 16:42 | 歯科 | Comments(0)

どうしようもないジレンマと不安

知人の先生からで「自分ではどうすることも出来ないが、今回の医療制度改正、次期改定が物凄い不安」というメールが入ってきました。この先生は都道府県歯の役員もされ、毎月の売り上げも私の数倍は稼いでいる先生です。しかし、少し先のことを考えられる先生の多くの殆どが、この先行き、それも5年、10年後ではなく、半年、1年後という目の前に対して不安をもっています。
これは、地震の災害を受けて、その直後は一日一日生きるのが精一杯だったのが、しばらく落ち着いて今後の生活を考えた時に、異常なほどの不安に陥った時の気持ちと一致します。
他人事ではありません。自分の生活です。でもそれがどうすることも出来ないジレンマ、不安に対して、歯科界全体で危機感をもって立ち向かわなければ、本当にとんでもない事態が待ち受けています。
by kura0412 | 2005-11-21 15:29 | 歯科 | Comments(0)

医師不足の為、診療報酬小児科、産科引き上げ

次期改定で医師不足を理由に小児科、産科が引き上げの対象となりそうです。この観点から考えると、歯科は歯科医師過剰の為引き下げになるのか?そんな冗談にもならない冗談を言いたくなってしまいます。
しかしこの報道で注意しなければいけないのは、医科がどんな形になるにせよ、従来の各科横並びの点数設定にメスを入れようとするところです。そしてそのあおりを受けて、歯科の枠も侵食される可能性も十分に考えられます。
医科と共同戦線をはることは堅持しなければいけませんが、医科と意見を異にする部分はどう対応するべきでしょうか?
by kura0412 | 2005-11-19 10:56 | 歯科 | Comments(1075)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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