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時間軸の意識を

現在の政治に必要なことは、政策の内容の充実も当然なことながら、それを時間軸を意識しながら実行することがもっと大切です。いつまでに結論を出す、時間の観念をしっかりと考えるべき。
これは、最近、私の友人の松下政経塾出身の地方議員から聞いた言葉です。
マニフェストを作り、政策を訴えることも結構ですが、ようは政策が実行されなければ絵に描いた餅です。恐らく、そのスピードを求める時、旧来のシステム、慣習とぶつかることもあります。時として、そのシステムを代えてから政策の実行を進めても、結果、タイミングを逸したことにも往々にあります。特に、現代社会の、スピード化、多様化時代ではなおさらです。小泉人気が何とか保っているのは、この時間軸をある程度意識をしているからかもしれません。
こんな危機的な状況になっているのに、今の歯科界には、その時間軸に対しての意識がないように思います。
by kura0412 | 2005-04-30 12:04 | 歯科 | Comments(0)

亀裂の修繕

先日、小千谷市で一番の大きなホールで開催された集会で挨拶をする機会がありました。地震以降、観客席では何度か来ているもの、ステージの上となるとこれが初めてでした。そして、お辞儀をして私の目に入ったものは、観客の顔ではなく、観客席の後ろの多くの亀裂の修繕の跡でした。ステージから分かるのですから、相当大きな亀裂だと思います。このホールも、ステージを中心に相当の被害を受けたことは知っていましたが、その被害を改めて感じました。
亀裂といえば、私の診療室のビルの修繕業者が連休明けに、ようやく入ってくれることになりました。しかし、修繕といっても亀裂を埋めるだけですが。
by kura0412 | 2005-04-28 12:08 | 中越 | Comments(0)

原形復旧の予算確定

年度が変わり、災害に関して、小千谷市の平成16年度における予算ベースでの施設関係を中心とした復旧事業がほぼ確定しました。いわゆる原形復旧の部分です。しかし、当初の予測よりも国庫負担が認められ、市の自主財源の一つである財政調整基金、いわゆる真水の持ち出しが少なくなりそうです。これは、これから本格的な復興計画を立てる時に非常に重要な因子です。関係者に聞くところ、これは市当局の政治的動きの成果とも聞きます。
今後、国、県の支援を受けて多くの復興事業を実施するにしても、100%補助事業は少なく、市の相応の負担が必要です。しかし、地震によって、地方税減少必至の状況で、あと頼りになるのが、この財政調整基金です。私は、この基金が底を尽いたことを非常に気にしていただけに、この基金にある程度の余裕が出てくれば、今後策定させられる復興計画も、かなり弾力的に進めることが可能となるかもしれません。
by kura0412 | 2005-04-27 11:20 | 中越 | Comments(0)

けが人の対応

昨日の尼崎の事故は多くの被害者が出てしまいました。そして、先ほど、その被害の緊急対応の凄まじさを聞きました。地元の病院では対応しきれないけが人が出たからです。
地震の時も感じましたが、口腔内の怪我の処置の対応以外に、こんな緊急時においては、軽症の対応は歯科でも可能にする法律改正は出来ないものでしょうか?若干の研修を受ければ、私でも、少数糸の裂傷の縫合ぐらいは出来ると思うのですが?抵抗が多く、無理な考えでしょうか?
by kura0412 | 2005-04-26 11:25 | 歯科 | Comments(0)

延期されたお祝いの会

昨夜、小千谷市のある方のお祝いの会の準備会に出席してきました。実は、本来ならば、10月の後半にその準備会を開催して、12月にその会を開催する予定でした。しかし、10月23日の地震で、延期を余儀なくされ、その開催がようやく実現することになりそうです。
しかし、そんなおめでたい会にも、地震の影響が垣間見ることが出来ます。その開催の遅延を出席者に知らせるにも、案内状の中には記載せず、その開催の遅延を説明文を別に添える、などの細かい所の注意が必要になっています。
もちろんその宴会も極度に華美にならないようなことに配慮することも当然です。しかし、逆に、意識して市外からお招きをする方の数は増やしました。出席された方に、地震の被害の現状をを一人でも知って頂きたいからです。
ただ、昨日の会議終わってからの懇親会でもそうでしたが、当日のお祝いの会でも、宴席の話題は、まず、1月23日でのそらぞれの体験談から始まりそうなことは、昨日集まった皆さんの一致した意見です。
by kura0412 | 2005-04-26 11:14 | 中越 | Comments(0)

タイヤ交換

車のタイヤを今日ようやくスノーから普通タイヤに換えました。あまり気にもしていなかったので、換える意識もなかったこともあり、いつもの年より一ヶ月ほど遅い交換です。
タイヤ交換に来た車屋さんが最後に一言「そろそろ車を換えるご予定は?」返す言葉は「地震でお金がありません。」それで商談不成立です。でもボコボコの車を見れば当然のセールスです。また、私の診療所の状況では、その返答も当然です。
毎年のタイヤ交換は、雪国では一つの季節感を感じさせる出来事です。季節感といえば、小千谷にもようやく桜が咲き始めました。
by kura0412 | 2005-04-25 11:48 | 中越 | Comments(0)

復旧ではなく復興を(半年が経過して)

復旧、復興といわれるこの二つの定義は、広辞苑を開けば、復旧は元に戻すこと、復興は、またふたたび盛んになること、とあります。しかし、どうもその区別がその復旧、復興を目指す地域の人たちに聞いても明確でないままその作業を続けていた感じがあります。
その二つの解釈を、昨日開催された「新潟県中越大地震・大地復興推進会議」という、全国の都市計画関係者が主体となって立ち上げたグループのたシンポジュウムの中で、復旧とは法律用語であって、本来は復旧と復興は同意語ではないか!そして、目指すは復興!そんな意見がありました。
確かに、国の災害に対する補助金では、災害復旧の基本は原型復旧と聞きます。同じ道路を修復するにしても、原型復旧の言葉通りなら、再び地震が発生したならば、また壊れます。そこは、少なくても、今回と同程度の地震に耐えうる手立てがあることが当然で、これは復興です。そして、復旧は足し算の答えが0と決まっていますが、復興は0だけでなく、1にも2にも3にもなる結果があり得ます。
被災を受け、丁度半年経過しました。ようやくここに来て小千谷の市街では雪も殆ど消え、後は桜が咲くのを待つだけになり、いよいよ復旧ではなく、復興を本格的に進める時がきました。
by kura0412 | 2005-04-23 12:27 | 中越 | Comments(0)

予防の定義?

ブラッシング指導は予防処置、スケーリングは治療でしょうか?では、PTCは??
一体予防処置の線引きはどこですればいいのでしょうか?
現在の医療保険は疾病保険です。なのにその定義があいまいのまま、予防を入れろ、入れないと論じています。
医科では、風邪引かぬように、手を洗ってうがいをして、とは指導しますが、風邪のために事前にこの薬を付けてなどとはけっしてしません。
歯科の予防は最先端であることを認識し、その定義を明確にした後、歯科における「予防」の考え方をPRする必要性を感じます。
by kura0412 | 2005-04-22 12:11 | 歯科 | Comments(2)

日医が定義する混合診療は

医科の「混合診療」の定義は、保険診療と保険外診療自体が混在することなく、保険給付(一部負担金を含む)とすなわち「費用の混在」を指す。初診から治療の終了いたる一連の治療プロセスにおいて、保険診療負担と保険外診療負担を組み合わせたものである。一定のルールにに基づいてこれを認める特定療養費とは区別するものである。
これは日医が示す、混合診療の定義です。これに準じれば歯科は既に混合診療を導入していました。ただし、それを合法性を保ったのがS51年の局長通知で、その為、歯科においては、同じ一本の歯、同一初診時で、根充までは保険、その後の補綴物は自費診療として認められていました。
特定療養費制度の整理改編と共に、導入される混合診療。歯科は、どんな対応を迫れれているのでしょうか?
by kura0412 | 2005-04-21 09:59 | 歯科 | Comments(1)

豪雪中間山間地の復興

昨日開催された小千谷市の災害復興計画策定委員会での討議の中での意見です。
19年ぶりの大雪で、未だに1メートル以上の残雪があり、被災して半年が経とうとした現在でも被害状況の確定が出来ない地域、それも被害の大きかった地域にあるとのことでした。
また、中越大地震が阪神と比較して異なる点は、雪国で山間地被災であることです、その為災害復旧、復興が遅れる可能性が強くなり、そのことによって、被害を受けた地域の人達の、その地を回避することに繋がることになり地域の衰退に拍車がかかる為、早期復興の実現が強く望んでいた意見もありました。
そして、財政を考慮にいれない復興計画はありえないはずですが、そのすり合わせはどのように考えているのか?との私の質問には、国の力に頼るしかない。との返答でした。果たして、豪雪の中間山間地に対しての切なる訴えが政府にどこまで届くでしょうか?
by kura0412 | 2005-04-19 12:01 | 中越 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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