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小中学校再開へ

小千谷市内の学校再開に向けての会議が午前中ありました。市内19校の校長が集まり、それぞれの現状報告を受け、11月8日に小千谷市の小中学校全校、学校再開を目指すことになりました。
その会議の始まる前にもあった余震がある中、水道のインフラ整備がからむ給食の再開、通学路の安全確保など、その検討課題は多くあります。しかし、単に子供達の教育という意味だけでなく、地域復興に向ける第一歩として、この学校再開を目指しています。
午後からは診療所再開の準備です。しかし、未だ水道が復旧せず、診療所の方の再開は未定です。
by kura0412 | 2004-11-04 15:31 | 中越 | Comments(0)

井堂日歯会長視察に訪れる

本日、日歯の井堂会長、蒲生専務、日歯連盟の宮元理事長など7名、また、今井会長以下新潟県歯役員5名が小千谷市に被害状況視察並びに対策本部で小千谷市長を激励に来ていただきました。医療関係の全国組織のトップが視察に来たのは、恐らくこれが最初であり、医療関係者もその復興に協力することを示していただいたことは意義あると共に、そのインパクトは大きいものがあります。
訪れていただいた先生方にその被害状況をご覧頂き、恐らく、被害の大きさ、地元の混乱の一旦もご理解いただいたものと思います。今回の視察が、今後の日歯の危機管理への対策の参考にしていただくことを被害者の一人として期待します。
その後、小千谷の歯科医師会の先生方が、被災後初めて集い、その被害状況の報告、今後の診療所再開の予定などを確認しました。中には既に再開した先生、私のように、まだ、その目処がたたない先生など、その実態はまちまちでしたが、先生方、早期の診療所再開を目指すということで気持ちが一致しました。
プライベートでは、私の長男は、小千谷から離れている高校に通学しており、交通の便が完全に復旧してない為に、高校近くで開業する私の大学の同級生の家に暫く居候させてもらうことにしました。日頃のんびりしている子ですので、この環境の変化がいい意味で刺激になってくれることを親として期待します。
by kura0412 | 2004-11-03 17:46 | 歯科 | Comments(0)

隣のビルは使用不能

私は同じオーナーの二つ並ぶビルの二階でテナント開業しています。今日分かったことなのですが、そのもう一つのビルが震災で使用不能ということでした。
実は、名古屋で今回の被災を受けたことを知った時二番目に心配していたことが、診療所の中は覚悟できても、診療所の入るビルそのものが大丈夫かどうかが一番気がかりでした。結果、私の診療所の入るビルは大丈夫でしたが、並ぶ隣のビルが駄目となれば、一歩間違えれば、最悪の状態であったわけです。もし、ビルそのものが使えないようでしたら、さすがの私も、このブログの書き込みどころではありません。
まだまだ、私にはツキが残っています。
by kura0412 | 2004-11-02 12:58 | 中越 | Comments(3)

子供の被災の想い

小千谷市の対策本部のある市役所では、その幹部の多くが、今まで常駐していた従来の対策本部から、自らの部署に戻り、それぞれの担当の緊急的な対策の対応に追われています。
私の関与する教育関係でも、早期の市内小中学校の再開を目指し午前中検討会議が開かれました。しかし、未だ、水道が普及せず、避難民が校内にいる学校も多く、また、授業再開するにも校舎が危険な学校もあり、その再開へ向けては、多くのハードルが存在します。しかし、街全体が、厳しい状況ながら前に向けて走り始めています。
昨夜、友人の紹介で私の三人の子供がFM東京の電話インタビューを受けました。
その質問の中に「今回地震を受け、改めて大切だと思ったことは?」との問いに、小3の末っ子が「電気、水道、そして地震の時、僕を守ってくれたお母さん」との答えに、傍で聞いていた家内は号泣していました。私が留守して一人で三人の子供を守った、被災した時の辛い想いが、彼女の頭の中を廻ったのだと思います。今回の地震には、被災を受けた一人一人それぞれのドラマがあります。
by kura0412 | 2004-11-01 14:18 | 中越 | Comments(2)

余震まだ続く

余震が続きます。震度4が今朝ありました。疲れが蓄まっているこの時期には、震度の大きさ以上に精神的にはダメージがあります。焦るなと自分に言い聞かせても、被害にあって一週間経ってのこの状態は、不安を増長させます。神経勝負の様相も呈してきました。
by kura0412 | 2004-11-01 05:53 | 中越 | Comments(3)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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