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豪雪地の復興

今朝は冷たい雨が降っています。天気予報では最高気温でも9度。よく考えれば明日から12月です。本来ならば、一回ぐらい雪が降っている時期です。
今回の地震で、地震の大きさに比べ人的な被害の少なかった理由の一つに、建物の多くが耐雪構造であったことが挙げられています。しかし、震度6の地震の連発には耐えても、積雪2mの中での震度5の地震に耐えられる保障はありません。この地域の住む人が、復興、住む所を心配する、また、焦る気持ちはここからもきています。
今回の地震を「中越大震災」という名称で統一することが昨日の報道でありました。豪雪地帯での地震の復興、正念場は、日に日に近づいてきています。
by kura0412 | 2004-11-30 09:03 | 中越 | Comments(0)

災害と政治の力

小泉首相が災害に対しての特別立法の決断を下しません。この地域の中央での政治力低下もあるのでしょうが、その判断の根底には、財政再建、そして、現在論議の的になっている三位一体の問題もあります。
バブル崩壊が始まった当時の阪神大震災とで、被害者の数や、人口密度の比較で、阪神は制定して、新潟では制定しないというのは道理が成り立ちません。それどころか、地域の特徴に合わせた支援をする為には現行法では対応できないと訴えているのですから、その声を聞かないというのもおかしな話です。
残念ながら、今回被害を受けた市町村、そして新潟県の現在の財政力は、災害を抜きにしても非常に弱いことは事実です。恐らく、このまま推移しれば、本来、行政の手立ての必要な復興支援が出来ない事例も多発する可能性は大です。
これは、行政の財政だけの問題ではなく、いろいろなところのお金にまつわる所の話です。田中角栄とはいいませんが、もう少し力のある政治家がいれば、小泉首相と刺し違えても、ここは踏ん張ってくれたはずです。政治の力というものを、こんな時改めて感じます。
by kura0412 | 2004-11-29 10:06 | 中越 | Comments(0)

クリスマスの時期でした

昨日は、日歯連盟の会議に出席での上京でした。
2月2日の家宅捜索、4月14日の逮捕と、たびたびマスコミを賑わせた日歯会館を改めて観て、今年の一年は、自分にとって物凄い年であったことを感じました。
そんな東京の街、デパートにはクリスマスムードが漂い始めていました。もう、クリスマスの時期が来ているんですね!忘れてました。
by kura0412 | 2004-11-27 14:30 | 歯科 | Comments(0)

もし東京で、

今、会議の為東京にいます。昨晩も小千谷は震度3の余震があったそうです。バスの車中で見た川口付近の被害と対比すると、無縁の別世界です。昨夜首相官邸前を通りましたが、街の歩く人を見ると、小泉首相があの惨状を理解しなで特別立法を渋るのも分からないでもありません。しかし、もし今東京で地震があったら?そう考えながら地下鉄に乗りながら考えたら背筋が寒くなりました。危機管理、地震大国日本では重要な懸案です。私もまさか小千谷であんな地震に遭遇するとは思いませんでした。
by kura0412 | 2004-11-26 08:18 | 中越 | Comments(0)

全壊、半壊、一部損傷

市から今回の地震での建物の被害報告を受けました。
小千谷市全戸13041戸、内全壊662戸(5.1%)、半壊974戸(7.4)、一部損壊10000戸(76.7)、無被害1405戸(10.8)です。
いろいろ報道されている中で、全壊、半壊と出ていますが、公的な支援がなされるのは半壊以上、それも所得制限が付くものもあるようです。つまり、建物の改築を必要とする大方の人は、自前でやるということになります。ちなみに、地震保険となると、その加入率10%、それも、満額でも火災保険の6割で、かつ、相当な減額をされると聞きました。各団体にある共済制度の多くも、恐らく、この公的な基準を準用すると思われます。
この統計をみて、資金的な検討を改めて始めると、私も、わずかながらあった蓄えを取り崩すことで対応しようと考えていましたが、どうも見直しが迫られました。段々現実の厳しさを感じてます。
by kura0412 | 2004-11-25 10:12 | 中越 | Comments(0)

慰霊祭に出席して

昨日、今回の地震で亡くなられた12名の方々の小千谷市主催の慰霊祭が開催され出席してきました。
亡くなられた方々のご冥福を祈ることは当然ですが、恐らく、出席された皆さんが、自らが地震直後から一ヶ月経過した苦しい体験を、想い廻らしていたものと思います。そして、一歩間違えれば、誰もが死んだ可能性があったこと、生き延びれた実際を確認したようです。
出席者全員の気持ちが弱くなっているところ、私も知っている遺族代表者の方が、力強く「これからの復興に頑張る」と話され、逆に、出席者を励ます形となりました。ご自身も、家が崩壊した中、近所の方に救いだされた状況なのに、頭が下がると共に、復興に向けての想いが改めて湧いてきました。
by kura0412 | 2004-11-24 11:06 | 中越 | Comments(1)

後輩との会話

昨日、地元で建築会社を経営しているJCの後輩と偶然会っての会話です。
「忙しいだろう?」
「はい、嬉しくない忙しさです」
「建築中でやられた家はあったの?」
「それはないのですが、引渡しが地震の前日で、道路がやられ傾斜した家があります」
「吉谷地区はヒドイな」
「建物は、あこが市内の中では一番やられているかもしれません。地区の殆どがやれれました。A君、Bさんの家もやららました。」「家の会社も全壊しました。今回どんなに稼いでも足りません。」「景気悪くなるでしょうね?」
「全然駄目だろうな?大きな会社も随分やられている。」「今回の地震後、地域や、隣人同士のトラブル殆どないだろ?この地域の人は我慢強いし、人柄いいから、少し、お金が外から入れば、絶対立ち直れるのだがね。」「経済面からも何とか方策考えないと、地域がパンクするかもしれない。」
日頃、イベントや地域づくりで前向きな、楽しい語らいをする二人ですが、この時期はこんな会話になってしまいます。
by kura0412 | 2004-11-22 11:27 | 中越 | Comments(0)

新幹線再開に目処

復旧が難航していた新幹線の全線開通が年内再開とのこと、久々に明るい話題です。どんな大雪でも新幹線だけは絶えず動いていた交通機関ですので、その再開は、色々な所にプラスに作用すると思います。
それと共に、個々で復興へ向けての動きが進んでいます。しかし、その内容、実情を精査すると、やはり大きな問題を秘めています。
私の診療所を例に挙げれば、一応の修復、整理をして診療所再開となったものの、診療所内を見渡せば、あちらこちらに亀裂、汚れが目に付きます。私の部屋には、天上に大きな穴が二箇所あいたままです。また、床も歩くと音がする部分もあります。フローリングに下がやられているのだと思います。内装は今年直したばかりです。機械類も一応の使用は可能でも、1年後ぐらいにはユニット含め買い替えが必要だと考えています。自宅も似たような状態です。
しかし、私の診療所は、公的な建物被害区分ですと、全壊、半壊でもなく、一部損壊の中に入り、いかなる制度の恩恵は受けられません。少し、冷静に考え始めると、真っ暗くなるのが実際です。先日発表された家屋調査によれば、小千谷市内の殆どが私のような状況です。
でも、私などはいい部類です。家をまるごと建て直す必要はないのです。ここは私の持ち味のプラス、プラス思考でいくしかありません。
by kura0412 | 2004-11-20 10:22 | 中越 | Comments(0)

小千谷を情報発信地に

二日間会議の為、一昨日は新潟に泊まりました。そこで家内には内緒で、地震があってから初めて酒を飲みました。こんな長い期間一滴も飲まなかったのは初めてです。そこでの話題は、当然「地震」です。小千谷から来たというと注目度抜群です。今まで、「小千谷」を「おぢや」と読めない人でも、興味を持って話を聞いてくれます。
実は、これから小千谷が生きる道、また、全国からの支援に対して返すことは、これだと思います。
今回の被災で、行政を初め、市民全員がそれぞれの立場で、被災に遭い、そして対応をしてきました。その経験、また、反省は、どんな理論よりも勝る実践的な訴えです。これをしっかりと伝える。これは、必ずや、災害対策、危機管理において小千谷市が、全国に情報発信できるものです。資料の収集等も並行的に進めて、今は、生きるだけ、復興に向けての対応で精一杯ですが、そんな観点で、これから市民一人一人のこの貴重な経験を生かす流れも是非作りたいと考えています。
by kura0412 | 2004-11-19 11:31 | 中越 | Comments(2)

本性現れる

こんな極致状態になると、その人間の本性みたいなものが浮かび上がってきます。
今回の地震で意外とトラブルが少ないのは、この観点から考えると、この地域住民の辛抱強さ、人柄の善さが関係あるかもしれません。逆に、日頃、問題のある行動している人は、それが更に浮き上がってきてます。日常の生活、付き合いが、ある意味で、その人間性をテストしているような感じです。面白いものです。
医療人の端くれの私も、周囲からしっかりと観られているのだと思います。私の本性がばれる時かもしれません。
by kura0412 | 2004-11-17 10:46 | 中越 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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