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日医会長選挙で現職の横倉氏を破って、副会長の中川氏が当選しました。
横倉会長は、4期8年、自民党政権と安定したパイプを堅持して一定の結果を導き出していました。また、このコロナ禍の中、日本の医療全般をリードしていただけに、外野の私から見れば、ある意味驚きの結果です。長期政権への批判、あるいは一時出馬辞退を翻しての出馬など、その敗因要素は考えられますが、恐らく会員の先生方の気持ちは、現状への不満、また変わりゆく医療体制への危機感がこの結果を導いたのかもしれません。
中川新会長といえば、中医協委員時での強気の発言が思い出されます。
果たして安倍政権に対してどのように臨むのか。そして日歯との関係はどのような変化があるのか否か。中川日医新会長の言動、行動には、歯科界も注視する必要があるようです。
by kura0412 | 2020-06-29 16:06 | コラム | Comments(0)
アビガン臨床研究を継続 藤田医大、有効性確認急ぐ

新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」の臨床研究を進めている藤田医科大学は20日、中間解析をまとめた第三者機関の勧告に沿って研究を継続すると発表した。中間解析は「有効性の確認が主目的ではない」としており、今後の研究で確認を急ぐ。政府が目指す5月中の承認に向けて、早期に有効性を確認できるかが焦点となっている。
藤田医科大は3月から新型コロナの軽症者や無症状感染者を対象にアビガンの有効性を確認する臨床研究を進めている。患者数は86人を計画しており、このほど独立した第三者機関が患者40人程度までの中間解析をまとめた。
研究を担う土井洋平教授は同日記者会見し、「安全性などに問題はないため、第三者機関から研究を最後まで実施する勧告を受けた」と話した。有効性を評価するものではないため、現状ではアビガンが効くかはなお証明されていない。中間解析の結果自体は知らされていないという。
アビガンの実用化を巡っては安倍晋三首相が4日の記者会見で「有効性が確認されれば5月中の承認を目指したい」と述べていた。実現には有効性を確認できるデータが数日以内に必要になる。アビガンを開発した富士フイルム富山化学も有効性を確認するための治験を進めている。
菅義偉官房長官は20日の記者会見で「5月中の承認を目指す考えに変わりはない」と強調した。厚生労働省は一定の有効性と安全性が確認できれば早期に承認する態勢を整えている。
新型コロナは8割が軽症で自然に治るとされるため、軽症者向けの薬の有効性を確認するのは難しいという指摘もある。

(日経新聞)


治療薬アビガン、臨床研究で有効性示せず

新型コロナウイルス感染症の治療薬候補アビガンを巡り、国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で、明確な有効性が示されていないことが19日、分かった。複数の関係者が共同通信に明らかにした。感染した著名人がアビガンの投与後に回復したと公表し、安倍晋三首相は「5月中の承認を目指す」とするが、現時点で薬として十分な科学的根拠が得られていない状況だ。
アビガンは催奇形性の問題などがあり、専門家からは「効果や安全性を十分確認せずに進むのは納得できない」「月内の承認方針は前のめりだ」などの声が出ている。
アビガンは富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザの治療薬。新型コロナ向けに国の承認を得るには、臨床研究や治験でウイルスの減少や肺炎症状の改善といった効果があるとのデータを示す必要があるが、企業による治験は完了していない。
企業とは別に、藤田医大(愛知県)を中心に多施設共同の臨床研究を実施。無症状と軽症の感染者を対象としてアビガンの投与時期を変えて比較する内容で、このデータが国の承認審査で活用できると期待されてきた。

しかし複数の関係者によると、今月中旬に厚生労働省に報告された中間解析結果で、ウイルスの減少率に明確な差が出なかった。研究は今後も続けることが決まった。
ほかにも全国の医療機関が参加する研究でアビガンが投与された患者約3000例のデータが集まっている。結果は近く公表予定だが、関係者は「審査の補足資料にはなるが、承認の主要な根拠には使えない」と話す。
自治医大の田村大輔准教授(小児感染症学)は「薬は厚労省や規制当局が利益と危険性を評価して世に出さなければならない。アビガンが飛び抜けて治療効果が高いとのデータはなく、科学的根拠に基づき慎重に評価すべきだ」と指摘する。
アビガンは投与後に症状が改善したという著名人の発言が広がり、期待が高まる。一方、新型コロナ感染者の多くが自然に治るとされ、薬の効果を証明しにくい面がある。

(共同通信)



とび抜けた効果のない薬など、いくらもで認可されています。
この報道の差も安倍首相に関係あるのでしょうか?
by kura0412 | 2020-05-21 16:21 | コラム | Comments(0)

限定であっても突破口に

「歯科医もPCR検査可能」と今朝の報道を賑わせています。
これだけみると、開業医も即可能かと期待と不安が過ぎります。
しかし、実際は都内の検査数が多く、かつ歯科診療所に来院して疑いがあるような方に限定されるとの話を聞きました。まぁ、もうしばらくすればその概要が分かると思いますので、もう暫くその行方を静観です。
然しながら、特例であったとしても医科歯科格差に対して一石を投じることは間違いなく、今後の前例となることに注視します。もし、唾液でいろいろな検査が可能となれば、歯科の領域拡大に結び付くかもしれません。
by kura0412 | 2020-04-27 15:56 | コラム | Comments(0)

不要不急の歯科治療

この週末、関東圏では外出自粛が促せられ日本全体にも緊迫感が生まれています。そしてiPSの山中先生が、この戦いは1年は続くのではないかと予想され波紋を呼んでいます。先生の専門外である分野であるのに非常にインパクトがあり、同じ気持ちになっています。
臨床の現場ではアルコール消毒液、マスクの不足などの課題はあるものの、長期戦となったら医療の現場の混「がどれまで続くか、医療崩壊への道へ進むのか。そしてその中で、それぞれの診療所は出来るのか。そんな先のテーマが浮かんできています。
特に喫緊の課題としては、緊急事態宣言が発せられた時に、歯科医療全体が不要不急に当てはまるのかという点が考えられます。ちなみに米国CDCは「歯科診療施設は診療、手術、緊急に不要不急でない通院を延期し、今後数週間にわたって緊急の通院と診療を優先する」ことを勧告してるとのことです。
by kura0412 | 2020-03-28 16:05 | コラム | Comments(0)
いま、臨床の現場で先生方の頭を悩ませるのは、マスク、消毒液不足もさることながら、金パラの問題です。とんでもない状況になっており、我慢を遥かに超えています。
この問題、先日自民党組織本部からの各団体への要望要求の回答の中にこの項目が入っていませんでした。中医協での議論なのかどうか細部は分かりません。政治マターのテーマと思うのですが、どうなのでしょうか。
この苦しさは歯科医師でないと分からない点です。現在、日歯連盟では職域代表議員がいませんが、歯科医師の籍を持つ国会議員への期待はもっています。この問題が解決しなければ、その実現に苦労されたと推測する初再診アップなどは軽く吹っ飛びです。
by kura0412 | 2020-03-06 15:15 | コラム | Comments(0)
安倍首相は小中高校の休校要請を行いました。
突如として出来てきたこの要請ですが、昨日横倉日医会長との会談で要請されています。ひょっとすると、厚労省の意見を超えて横倉会長の意見に耳を傾けた可能性があるようです。
今回の対応での厚労省へに対して、既にマスコミの中でも疑問視している意見も出ています。初めての、それもこれだけ世界を跨ぐ大規模の感染であっても、確かに厚労省の技官であっても感染症のことを熟知している職員が何人いて、どこまで議論をしていたかは疑問です。そんな実情を知ることなく、専門的な問題だから、厚労省、医師免許をもつ技官を信頼していたことは分かっても、その実際はどうなっているのでしょうか。終息の目途がたってないこの問題ですが、無事終えたとしても厚労省に対して、組織的な点も含めて議論が出てきそうです。


by kura0412 | 2020-02-28 11:23 | コラム | Comments(0)

「エアロゾル感染」

新型肺炎は残念ながら市中肺炎レベルまで広がりました。したがって歯科医療の現場にいる我々も感染の可能性が高まりました。そして昨日、歯科医師会から新型コロナウイルス感染症対策本部を立ち上げ、その対応についての事務連絡が届きました。
・(略)疑いある患者が直接来院した場合は、最寄りの保健所に連絡の上、対応について相談すること。
・院内全体で標準予防策の徹底を図ること。
・最新の情報については厚労省のホームページで確認すること。
となっています。
この文面からはその緊張度も伝わりません。無論マスク不足への対応どころか具体的な示唆もなく不安が募るばかりです。
加えてエアロゾル感染への対応として、日本環境感染学会は、起動吸引や気管管乳などのエアロゾル発生手技に関してはN95マスク装着を推奨しています。
幸いにして発生地である武漢での状況は別にして、万が一感染したとしても現時点では重篤となる可能性は低く症状は軽微です。しかし、この話題がマスコミに面白おかしく市民に伝わった時どのような反響となるかは分かりません。
今回の国の対応は明らかに遅れており、その終息後は、危機管理としても改めて新型感染への対応への再考が必要です。歯科界も同じではないでしょか。


by kura0412 | 2020-02-15 12:06 | コラム | Comments(0)
新型肺炎の対応見ているとシュミレーションやっていなかったのか?と政府の危機管理対応に疑問を感じてしまいます。特に厚労省のスピード感のない対応は非難されても仕方ありません。感染というある意味厚労省の聖域で、周囲関係者も遠慮があったのかもしれません。それでも安倍首相の英断なかったら、、、
まだ進行中ですが、この問題が一段落したら、感染対応も官邸主導となるでしょう。加えて、安倍一次政権での年金問題からの安倍首相の厚労省への不信感が更に増長しそうです。
by kura0412 | 2020-02-13 17:33 | コラム | Comments(0)

金パラ、マスク

中医協から厚労大臣に診療報酬改定の答申が出ました。
最近の改定は算定要件が多く、点数は付いてもプラスかマイナスがよく分かりませんのでコメントは今日は控えます。
そして今歯科で臨床現場で最も問題となっている金パラが、実態価格との剥離が多少でも緩和されたかどうかの方が気になります。本来ならばこの問題を一つの歯科独自の課題として、何がしかの新たな動きにすることことも可能でした。果たしてどうだったのか。
改定とは別の問題となって臨床現場で浮上してきたのがマスク不足です。
出入りの材料商、通販どこ探してもありません。と困っていたら、回りまわってきた厚労省からの「新型コロナうウイルスに関連した感染症の発生に伴うマスク等の安定供給について」と題する事務連絡。
マスク着用を推奨しておきながら「マスクについては1月28日付け投下事務連絡にて関係業界団体を通じて増産要請を行ない、現在、各社とも24時間体制で増産に当たっていますが、現場の需要を満たすには未だ時間を要する見通しです。」
現在、日常臨床現場で使用するのは中国、東南アジア製であって、日本に回ってくるのは果たしているになるのか全く分かりません。もし、国内製が回ったとしても、とてもじゃないが経費がかさみ、簡単に使えるものではありません。事務連絡出したから責任ないとでも言いたいような実態です。
とにかく現場を分かっていない、考えていない象徴的な案件です。


by kura0412 | 2020-02-07 17:06 | コラム | Comments(0)

もっと危機感を

日本を代表するトヨタが危機感を募らせているとの話を聞きました。年間2兆円もの利益を生む大企業が何故?と考えましたが、5Gなどの発達によって、IT企業が車の世界に飛び込むことへの懸念があるからだそうです。昨日発表された静岡での試みはその一環です。
然るに歯科界に目を向ければ、現実の窮状に目を向けず、将来への危機感が全くなく、裏付けのないままの理想論の列挙のままです。この差は歴然と将来の結果に導かれるでしょう。歯科界はもっと危機感をもつべきです。



by kura0412 | 2020-01-09 17:15 | コラム | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412