2018年 01月 09日 ( 2 )

オンライン診療システム「YaDoc」提供開始、インテグリティ・ヘルスケア

インテグリティ・ヘルスケアは2018年1月9日、医療機関向けオンライン診療システム「YaDoc(ヤードック)」の提供を開始した。初期費用は無料で、月額利用料は3万円。利用の申し込みは、同社への直接申込か、YaDoc パートナー(販売代理店)を通じて受け付ける(プレスリリース)。

YaDocは、通常の診療ではとらえにくかった情報を集積し、通院診療が困難な患者の対面診療を補完したり、かかりつけ医の機能強化・診療の質向上を図ったりするシステム。
福岡市の事業である「ICTを活用した『かかりつけ医』機能強化事業」として、同市医師会の全面協力の下で2017年4月に市内の医療機関で試験運用を始め、有用性と安全性の検証を行ってきた。その結果、通院が困難な外来患者や在宅患者への有用性が評価されたという。

機能は主に3つ
YaDocの主な機能は、「モニタリング」「オンライン問診」「オンライン診察」の3つ。

モニタリングは、疾患ごとにセットされた患者のバイタルサインや生活情報、疾患の内容、運動量を医師の画面で経時的な状態変化として確認できる機能。患者もこれらの情報をスマートフォンから日々モニタリングできる。
オンライン問診は、疾患ごとに設定される診療ガイドラインに沿った定型問診を診察前に患者がタブレットで入力する機能。問診の回答結果はスコアで表示・記録されるため、患者の主訴を医師はもれなく把握することができる。
オンライン診察は、遠隔の患者とビデオチャットを通じて表情や声色などにより患者状態を把握しながら診察できる機能。予約枠の設定は、医師の診療スタイルに合わせて柔軟に設定をすることが可能でき、患者は電話応対するようなイメージで、高齢者でもストレスなく診察を受けることができるという。

福岡市での実証の評価は…
前出の福岡市で実施した実証実験では、導入した医師からは次のような評価を得たとしている。「YaDocでオンライン診察を実施してみると、密度の濃い診察ができることに気づいた」「患者の皮膚の腫れ方や傷の情報を見ながら、適切な薬を選択するなどの診断が行えた。視覚情報が増えることで、医療の質は格段に上がることを実感した」。
一方、参加した患者からは「オンライン問診では伝える内容がチェック項目なので漏れがなく伝えられたと感じる」(60代、外来患者)、「YaDocを通じて顔を見て話を聞いてもらえる安心感や家から先生に相談ができるという相談のしやすさには助けられた」(50代、在宅患者家族)などの声があったという。
インテグリティ・ヘルスケアでは今後、「対面診療を補完するオンライン診療システムとして全国への普及を図り、地域医療を担うかかりつけ医師のより良い医療の実現に貢献したい」としている。

(日経デジタルヘルス)



歯科もこの流れが進むのでしょうか。
by kura0412 | 2018-01-09 15:38 | 医療全般 | Comments(0)

健保組合、保養所8割減

保養所8割減 健保組合、高齢者医療の負担重く

大企業の従業員らが加入する健康保険組合が、保有資産の廃止や売却を進めている。2000年度末に約1600カ所あった健保の保養所は直近の16年度末には約350カ所と8割減った。会議などに提供する「保健会館」も3割減少。高齢者医療を支えるための拠出金の負担が重く、健保の財政悪化が進んでいる。

大企業の従業員とその家族が入る健保組合は全国に1400ほどある。健康保険事業のほか、人間ドックの受診料補助といった福利厚生を担う。
厚生労働省の2年ごとの調査によると、00年度末に直営の保養所を持つ健保組合は682あったのに対し、最新の16年度末の調査では318へと半分以下に減った。保養所の総数は1581から354へと大幅に減少。16年度末までの2年間でみても、約70カ所の保養所が廃止された。
NECは17年9月に那須や熱海、軽井沢にあった保養所計3カ所を閉じた。「保養所を廃止する代わりに、利用料を補助する契約保養所の数を増やすなどして対応している」(NEC)。保養所は福利厚生の一端でもあり、各社ともコストを抑えつつ水準を維持しようと努力している。
会議室などを備え、健康づくりの催しに貸し出す保健会館は00年度末の240カ所から、16年度末には169カ所に減少。健保組合が運営する病院や診療所も44カ所から13カ所に減った。
健保組合が資産整理を急ぐのは、高齢者医療を支えるための拠出金負担が重くのしかかっているためだ。多額の医療費を「仕送り」する仕組みが各健保の財政をむしばむ。
そうした仕送りの金額は健保組合の保険料収入の4割を超える。300以上の組合ではすでにその割合が5割を超えている。

(日経新聞)



本来、医療費の為の医療保険を保養所と称した福利厚生に充てていたこと自体が問題です。
by kura0412 | 2018-01-09 14:44 | 医療政策全般 | Comments(0)