2012年 04月 23日 ( 2 )

小沢判決後は

政界どうなる?「小沢判決」後

陸山会事件で強制起訴された小沢一郎元民主党代表(69)に対する判決が、26日に東京地裁で言い渡される。無罪か有罪か、2つに1つの選択は、小沢元代表の今後だけではなく、永田町の政治情勢にも影響を与えるとみられている。
無罪の場合、元代表は復権へ動きだすが、識者からは「大きな土俵から小さな土俵に、戦う場所が変わるだけ」と冷めた指摘もある。有罪なら党除名の恐れもあるという。「4・26」後をシミュレーションしてみた。

小沢氏は20日、「皆さんの真心や声が天に通じ、もう1度最後のご奉公ができるようにしたい」と、無罪への期待を口にした。無罪判決なら、復権へ動き始める。100人を超すグループを足場に、野田佳彦首相の消費税増税路線に圧力をかけ、採決の造反も視野に入れる。反小沢勢力から主導権を奪うため、秋の代表選出馬も見据える。
それでも小沢氏の「完全復活」は、難しいとの声がある。強制起訴以降、小沢氏の足かせになっているのが党員資格停止処分。輿石東幹事長は無罪→解除に言及したが、政治アナリストの伊藤惇夫氏は「指定弁護士側が控訴すれば、処分は動かない」と指摘する。処分当時の執行部は判断を判決確定時としており、前原誠司政調会長は地裁判決後の解除に慎重な立場だ。

「小沢一郎独走す」の著書がある政治評論家の浅川博忠氏は「政権交代の功労者は自分という自負があり、年齢的(来月24日に70歳)な面から、もう1度という気持ちはあるが、10年の代表選に出て負け、昨年は海江田万里氏で勝てなかった。相対的に見て先細っている」と、指摘する。
「数の力」が強みの小沢氏を支持するのは、選挙基盤が弱い1年生議員が多い。
衆院解散は避けたい小沢氏だが、伊藤氏は「消費税法案が継続審議になれば政権は終わる。野田首相は譲らない。解散権は首相が握っている。小沢氏は攻め立てているようにみえて、チキンレースになる」。浅川氏も「政権を揺さぶり過ぎれば、『小沢つぶし』に遭う。野田首相が会期末に解散し、選挙後に自民党と『小沢抜き』大連立を組めば、外される」と話す。

有罪判決なら、執行部が、小沢氏に離党勧告や除名処分を出すとの見方もある。
「新党結成でも、ついていくのは20人くらい」(浅川氏)で、展望は望めない。橋下徹大阪市長や、亀井静香氏との連携も取りざたされるが、不透明だ。
伊藤氏は「うまくいっている時の小沢さんは、表に出ない。最近ひんぱんに出てくるのは追い詰められている表れ」と推測、浅川氏は「有罪無罪どちらでも、政権中枢という大きな土俵から小さな土俵に追いやられるだろう」と話す。自民党時代から政界の表舞台で影響力を保ってきた小沢氏の「生命線」を握る地裁判決。無罪判決なら小沢氏は会見し、復活ののろしを上げるとの見方が強い。

【nikkannsports com】



無罪判決が出たらかなり小沢グループは野田首相に仕掛けてくるでしょうが、どの程度野田首相に揺さぶりをかけられるか。
また、万が一有罪となったら、野田首相は一気に仕掛けてくるかもしれません。
by kura0412 | 2012-04-23 16:47 | 政治 | Comments(0)

また政局の火種が一つ

問責黙殺・消費増税・原発再稼働・TPP 「強硬」民主、地方から反発

■「花冷え」幹部会議
民主党は22日、都内のホテルで全国政調会長会議、幹事長会議を相次いで開いた。次期衆院選に向け結束を確認するはずだったが、地方幹部からは消費税増税や原発再稼働への批判が噴き出した。
大型連休明けの後半国会でも、政府・民主党は田中直紀防衛相ら2閣僚が受けた参院問責決議を黙殺する強硬戦術に固執するが、展望はない。むしろわずかでも譲歩すれば瓦解しかねないほど政権が弱体化していることを印象づけた。

「まず無駄を省いた後に消費税増税の論議をすべきだ」「原子力規制庁ができていないのに原発再稼働は拙速すぎる」-。
全国政調会長会議で地方幹部は党執行部への不信感を隠そうともせず「野田政権自体が国民の信頼を失っている」との声まで飛び出した。地方組織は、消費税増税、原発再稼働、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の「3点セット」への逆風を直に受けているだけに黙って地元に帰るわけにはいかないようだ。
「東京は桜も散った。『花冷えの民主党』と言われないように元気を出していきたい。なでしこジャパンの沢穂希選手ではないが、私たちはあきらめない!」
輿石東幹事長はこう訴えたが、もはやにらみも利かない。2つの会議終了後、野田佳彦首相も出席者との懇親会に姿を現し、こう言って頭を下げた。

「この20年間、日本は問題が分かっていても自己決定できなかった。今こそやらなければならないことをやる政治を民主党は見せつける。引き続きしっかり支えてほしい」
とはいえ「決められない政治」をずるずる続けているのは首相自身だ。輿石氏の強い要請を受け、問責決議を受けた田中氏と前田武志国土交通相を続投させる方針を決めたが、この強硬戦術は自民党が根負けし、全面審議拒否を撤回することが前提となる。
これには公明党の協力が不可欠だが、公明党が自民党に完全に同調しないのは消費税増税法案にさっさとケリをつけ、早期解散したいからであり、民主党に同情しているわけではない。
これを取り違えた前原誠司政調会長は22日のNHK番組で「2閣僚は続投させるのが政府・民主三役会議の決定だ。自民党は言うべきことは国会で主張してほしい」と息巻いたが、公明党の石井啓一政調会長は冷たく言い放った。

「続投が許されると思っているなら勘違いだ」
自民党の大島理森副総裁は22日に和歌山市で講演し、消費税増税法案の審議入りについて(1)2閣僚の交代(2)社会保障と税の共通番号、年金交付国債に関する法案を特別委員会の審議対象から除外(3)衆院選マニフェスト(政権公約)のけじめ-の3条件を挙げた。
民主党の「甘い読み」はもはや破綻寸前。
2閣僚の更迭を求める藤井裕久税制調査会長に同調する動きは広がりつつある。首相や輿石氏らは22日夜、都内のイタリア料理店で景気よく赤ワインを次々に空けたが、「花冷え」を酔いでごまかしただけなのか。

【産経新聞】



辞任を求められている二人の大臣が参議院だけに輿石幹事長も強気を崩せません。
いずれにせよ、どのタイミングで辞めさせるのかが、新たな政局の火種を作ってしまいました。
by kura0412 | 2012-04-23 11:48 | 政治 | Comments(0)