2012年 04月 17日 ( 2 )

保険料率低く、積立金も

健保組合、5年連続大幅赤字に- 団塊世代の前期高齢者入りで今後も

健康保険組合連合会(健保連)は16日、全国1435の健保組合の赤字額が2012年度、5782億円に上る見込みだと発表した。
高齢者医療制度がスタートした08年度以来、5年連続の大幅な赤字。保険料率の引き上げで、保険料収入は増加するが、前期高齢者納付金などが財政を圧迫している。健保連は、「12年度からの3年間で、約700万人の団塊世代の前期高齢者入りに伴う納付金が増加し、大幅な赤字傾向はさらに続く」とみている。

健保連では、1346組合からの報告を基に、1435組合(4月1日現在)の財政状況を推計した。12年度の経常収入は、保険料率の引き上げなどにより、6兆9082億円と前年度比3604億円(5.50%)増加するが、高齢者医療制度への支援金と納付金などが拡大し、経常支出が7兆4864億円と同3333億円(4.66%)増となり、経常収支差額は5782億円の赤字となる見込みだ。08年度(3189億円の赤字)以来、3000億円から6000億円規模の赤字が続いている。

記者会見で健保連の白川修二専務理事は、「毎年、赤字が出ているので、積立金を取り崩して、この5年間対応してきた。健保組合全体で07年度末に2兆8000億円あった積立金は、12年度末には1兆円程度に減少する。このペースだと、2年から3年で積立金は底を突く」と懸念を示した。
同時に健保連は、健保組合財政の将来見通しを公表した。
それによると、団塊世代の前期高齢者入りなどにより、医療給付費の年代別シェアが大きく変化する。10年度に0-64歳の医療給付費シェアは全体で42.0%だが、16年度には36.1%に低下。一方、10年度に前期・後期高齢者の医療給付費シェアは合わせて58.0%だったが、16年度には5.9ポイント拡大し、63.9%に達する。

【キャリアブレイン】




健保連は2兆8000億もの積立金があったのですね。
by kura0412 | 2012-04-17 16:16 | 医療政策全般 | Comments(0)

丸のみするか否かがポイントか

消費増税審議 話し合い解散、綱渡りの自民 法案「賛成」でも最後は首相次第

16日の与野党国対委員長会談を受け、消費税増税関連法案の衆院特別委員会での審議は時間の問題となった。
自民党執行部では、対案を提出し、民主党に丸のみを迫る戦術を唱える声が強まりつつある。事実上の法案「賛成」論だが、その先に見据えるのは法案賛成後の「話し合い解散」だ。果たして野田佳彦首相が応じるかどうか-。

「自民党の考え方と首相の考え方は基本的には同じ方向を向いている」
谷垣禎一総裁は16日、都内で講演し、社会保障財源としての消費税増税は共通認識との見解を表明。
「国会という土俵の上でがっぷり四つに組んでどういうものが出てくるか。話し合い解散みたいなものが全くないとはいえない」と述べ、話し合い解散にも含みを持たせた。
きっかけは岸田文雄国対委員長が15日のNHK番組で「民主党が自民党の案を丸のみすれば、自民党が堂々と賛成するのは当たり前だ」と明言したことが大きい。茂木敏充政調会長も15日の広島県尾道市での講演で対案を策定する考えを示した上で「社会保障に対する自民党の考え方を受け入れるかどうか。その覚悟をしっかり見極め責任を果たしていきたい」と述べた。
両氏が念頭に置く「話し合い解散」は消えては浮かび、浮かんでは消えてきた。森喜朗元首相らベテランを中心にこの意見が強いのは、消費税増税の是非を次期衆院選の争点にしたくないからだ。

ただ、中堅・若手には懐疑的な見方も根強い。山本一太前参院政審会長は16日の記者会見で「野田政権の延命には自民党と組むしかないが、首相は解散なんて確約するはずない。話し合い解散なるシナリオはあっても、絶対に成就しない」と断じた。
確かに解散は首相の専権事項であり、対案を民主党が丸のみして法案が成立しても、いろいろな理由をつけて約束をほごにすることは十分可能だ。
とはいえ、9月に総裁選を控える谷垣氏にとって「話し合い解散」は総裁のまま次期衆院選を迎えるための数少ない選択肢となる。石原慎太郎東京都知事の新党や、大阪維新の会が、各選挙区に候補を擁立できないうちに衆院選をやってしまいたいとの思いもある。
ある首相経験者はこう分析してみせた。
「高度な技がないと難しいが他に道がない。逆の見方をすれば谷垣さんの命運はこれにかかっている…」

【産経新聞】



丸のみさせて野田首相が解散しなければ、谷垣総裁の立場は別とすれば、それはそれで追求できるのですから自民党案丸のみ成立はあり得る話です。
by kura0412 | 2012-04-17 10:01 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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