日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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2010年 10月 08日 ( 1 )

意見がバラバラで

財源や小規模多機能の在り方で議論―介護保険部会

社会保障審議会(社保審)の介護保険部会(部会長=山崎泰彦・神奈川県立保健福祉大教授)は10月7日、34回目の会合を行った。委員らは、介護保険を支える財源や小規模多機能型居宅介護(小規模多機能)の在り方などについて、改めて意見交換した。

この日の会合で厚生労働省側が、第28回から第33回までの会合で示した論点と、それに対し委員から上がった意見を整理してまとめて提示。これを基に意見交換が行われた。

介護保険制度を支える財源をめぐる議論では、「(同部会に)介護現場の声を反映させるべき。財政論ありきで議論を推し進めるのは問題」(結城康博・淑徳大准教授)との声が上がった一方で、「(部会での議論は)給付拡充の話が多く、財源の問題に時間が割かれていない。給付を拡充するなら、どこから財源を確保するのかを前提に置きながら議論しないといけない」(土居丈朗・慶大教授)、「子ども手当や基礎年金の国庫負担率増などもあり、新たな財源を確保する見通しが立ちにくい。(介護サービスの拡充についても)財源を見ながら考えざるを得ないのが現実」(岩村正彦・東大大学院教授)との意見も出た。このほか、「今後、介護費用の一層の増加は避けられず、保険料も引き上げていかざるを得ない。限られた保険財源をいかに有効活用するかという視点が不可欠」(天神敏門・健康保険組合連合会常務理事)との指摘もあった。

小規模多機能については、「医療ニーズの高い人々に24時間の在宅療養支援を行うため、小規模多機能と訪問看護を一体に提供できるような新たな類型を創設すべき」(齋藤訓子・日本看護協会常任理事、井部俊子同副会長の代理)や、「小規模多機能は、医療機関に併設される施設であるべき」(三上裕司・日本医師会常任理事)など、医療との連携の必要性を訴える声が上がった。一方、川合秀治・全国老人保健施設協会会長は「理想的なシステムではあるが、その整備は進んでいない」と指摘した。

このほか、木村隆次・日本介護支援専門員協会会長は、ケアマネジャーをめぐっては課題が山積しているとし、「その在り方を考える検討会を別途設けるべき」と主張。桝田和平・全国老人福祉施設協議会介護保険委員会委員長は、「最先端科学技術を活用した生活支援ロボットの開発や、介護機器などを生かした『負担の少ない介護』づくりについて、国は積極的に支援すべき」と訴えた。

【キャリアブレイン】



恐らくフリートーキングだったのだろうと思いますが、医療りょりも業種が多く、それぞれの立場で意見がバラバラです。
果たして、lこれでW改定で上手く一本化となるのでしょうか。最後にはパワーバランス、それも政治的な力も影響してくるかもしれません。
by kura0412 | 2010-10-08 15:52 | 介護 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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