日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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2010年 10月 04日 ( 2 )

大きな政治の岐路に

小沢氏強制起訴の可否判断へ 検察審議決、4日中に公表

小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件で、東京第五検察審査会は4日中に、小沢氏の2004、05年分の政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑について、2度目の議決を公表することを決めた。同日に審査会を開き、小沢氏を強制的に起訴するかの最終判断となる議決書を最終確認した。

審査の対象になっていたのは、04年10月に陸山会が小沢氏からの借入金で都内の土地を約3億5千万円で購入したのに、04年分の政治資金収支報告書に計上せず、05年分の収支報告書には関連団体からの寄付を装った虚偽の収入と土地代支出を記載したとされる容疑。
東京地検特捜部は2月、この04、05年分の虚偽記載に加え、07年分も小沢氏に4億円を返済するなどした収支を記載しなかったとして、石川知裕衆院議員ら元秘書3人を起訴した。小沢氏については「虚偽記載の明確な了承があったとは言えない」として不起訴(嫌疑不十分)にした。
しかし、小沢氏を告発した市民団体からの不服申し立てを受けて、第五審査会が4月に「起訴相当」と議決。石川議員らの「小沢氏に報告・相談した」とする供述を評価し、小沢氏を「絶対権力者」と呼んで共謀を認めた。

1度目の議決を受けて再捜査した特捜部が5月に再び小沢氏を不起訴としたため、第五審査会が2度目の審査に入っていた。11人の審査員のうち8人以上の賛成で「起訴すべきだ」とする議決(起訴議決)が出れば、市民の判断によって政治家が起訴される初めてのケースになる。
07年分の容疑については、市民団体が04、05年分と別に審査会に申し立てたため、東京第一審査会が審査を担当。7月に「不起訴不当」の議決をしたが、特捜部が9月末に再び不起訴にしたため、小沢氏は起訴されない。

【asahi.com】



4日の結果によって起訴となった場合は、暫く小沢一郎氏は動きが取れません。一方、これで不起訴相当となれば、晴れて疑いが消えたと捉え、一気に政局が動く要因と成り得ます。
by kura0412 | 2010-10-04 16:40 | 政治 | Comments(1)

いろいろ意見はあっても、喫煙者減少はプラス

たばこ離れ加速も 

たばこの価格が税金引き上げに伴い1日から値上げとなるのに伴い、愛煙家はまとめ買いや禁煙の検討など対応に追われた。値上げ幅は過去最大で、消費量(本数ベース)は25%減少するとの見方もある。健康ブームもあり、たばこ離れが加速しそうだ。

日本たばこ産業(JT)はマイルドセブンを300円から410円、セブンスターを300円から440円にそれぞれ値上げ。幅に差があるのは「マイルドセブンのシリーズは国内シェア約32%を占める基幹商品で、影響を抑えたい」からだ。
フィリップ・モリス・ジャパンもマールボロを320円から440円に。増税分は1本当たり3・5円で1箱70円の計算だが、値上げ幅の方が大きいのは「販売減によるコスト増の吸収と品質の維持のため」(JT)。
値上げは、たばこ税法により店頭で1日午前0時ちょうどに実施。自動販売機はプログラムで自動的に対応する。
駆け込み需要は旺盛で、都内のコンビニで5カートン(1カートンは10箱入り)をまとめ買いした台東区の男性会社員(39)は「買いだめがなくなったら、禁煙を真剣に考えます」と苦笑い。
セブン-イレブン・ジャパンでは、たばこの売り上げが27日は前年の同じ日と比べ約2倍、28日は約3倍、29日が約4倍と尻上がりに増加。ファミリーマートは9月は前年同月比6~7割増だが「当初の想定より少ない。禁煙する人が増えているのかもしれない」(広報)とみる。

JTの調べでは、喫煙者の割合は2000年度の32・9%から10年度には23・9%へと減少。クラシエフーズ(東京)は、喫煙者を対象とした自社アンケートで禁煙すると回答した人が31%に上ったことに「節約を考える人が多いようだ」と指摘している。

【共同通信】



喫煙者の減少は医療人としては非常に良い傾向だと思います。
たばこ葉生産者に対する対応は別途としても、税収不足を理由に反対する人もいますが、喫煙における医療費の増大を考えれば、財政的にもプラスに働くはずです。
by kura0412 | 2010-10-04 10:42 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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