2009年 05月 28日 ( 2 )

これが我が国の医療の現状だそうです

(我が国の医療の現状)
我が国にの医療においては、例えば、以下のような実態がある。

1・「高齢者一人当たり医療費」は若人に比べて極めて高い。
2・「入院日数」が長く、「病床数」も多い。
3・外来患者の「受診回数」が多い。(年14回、諸外国の2~5倍、OECDで最多)
4・「病院と診療所の医療費の配分」が医療現場の実態(医療の内容や設備など)に見合ってない。
5・「高額医療機器」の台数(人口比)が多い。
6・医療材料(ペースメーカー、カテーテル等)」に内外価格差がある。
7・「後発医薬品」の使用が進んでいない。
8・成分は同じでも「保険適用の医薬品」と「薬局で自費購入できる医薬品」がある。
9・「医薬品の飲み残し」が多い。


これは5月18日開催された、財政制度等審議会での財務省からの資料からです。
いちいち反論する気にならないような主張の羅列です。
しかし、これを見る限りは、財務省が歯科の医療費を抑制する理由は見当たりません。
by kura0412 | 2009-05-28 17:21 | 歯科医療政策 | Comments(0)

100年は安心と豪語していたはずなのに

厚労省の新たな試算発表では、5年前の年金改革で、もう100年はいじることはないと豪語していた年金制度が、給付水準50%確保はかろうじて保っているものの、世代格差が浮き彫りにされ、再び国民の中で年金制度に対して不安が湧いてきそうな雰囲気になってきました。

まぁ、恐らく今までならば、この新たな試算も公表せずダンマリを決めていたのでしようから、思い切って公表した自体は一歩前進だとは思います。
しかし、国会で答弁する政府与党にすれば、官僚から上がってきた資料を元にして自分なりの考えで発言するのですから、その元の数字に?が付くとタマリマセン。
政官癒着といわれますが、官が政を欺いた結果になっています。

年金問題は再び政局の大きなターゲットになる可能性が再び浮上してきました。
by kura0412 | 2009-05-28 09:31 | 政治 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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