普及を妨げるもの

マウスガードの普及を会務の仕事との一つとして行う中、常に壁に当たっているのがその値段設定です。
その効用、必要性は分かっても、自費となるとそれなりの患者負担になります。それならば安くすれば?しかし、その製作費はもとより、普及のためとはいえ、利益を少なくしたとしても限度があります。それだけの知識と技術と手間をかけているのですから、それなりの価格は不当な価格設定ではありません。しかし、患者サイドから見れば「高い」という印象が、その普及を妨げているようです。では、その高い、というイメージは、何かくるものなのでしょうか?
それは、日頃の治療の値段との比較ではないかと私は考えます。その源は、医療保険という制度のおかげで患者負担が少なくなって、自費の値段が高いという印象をもつ。逆に、その点数の設定が著しく低い為、本来、当然の価格設定からかけ離れた低い評価である。その両論が考えられます。どちらでしょうか?
いずれにしても、現在の日本の歯科医療費の現状は、歪んだ状態であることは間違いありません。ただ、どんなに、正論を主張しても、現在の価格設定に慣れ親しんだ患者にとって、その変更は非常に難しいのも事実です。総枠の枠を外した中での診療費の価格設定は、今後進む混合診療導入の議論の時には、患者、国民から理解が得られる線引きが必要です。
ちなみに、私は最近、自分のカジアル服はユニクロ専門になり、2000円のシャツを見ると」高いな」そんな感想をもつような値段に慣れてきています。収入が減り、それで丁度よいのでしょうが。
by kura0412 | 2004-08-19 16:22 | 歯科 | Comments(0)