日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28

国内で新型インフルエンザ感染者で3人目の死亡者

名古屋でも新型インフル死者 入院先6人感染疑い

名古屋市は19日、新型インフルエンザに感染した名古屋市の80歳代の女性が同日、入院先の病院で死亡したと発表した。国内で新型インフルエンザ感染者の死者は、沖縄県、神戸市に次いで3人目。女性は多発性骨髄腫、心不全の病気を持っていた。重症肺炎を起こしたのが死因。市では、新型インフルエンザが肺炎を引き起こしたとみている。
市によると、女性は13日に39度5分の熱が出て、救急外来を受診。15日にせきが激しくなるなど症状が悪化して個室に移動した。17日に簡易検査でA型インフルエンザと判明。18日にPCR検査(遺伝子検査)をしたところ、新型インフルに感染していたことが判明、19日午前1時半、死亡した。
女性に海外渡航歴は無い。女性の入院先の病院では女性のほか、入院患者2人、治療にあたった研修医1人、看護師3人の計6人が新型インフルに感染した疑いがある。女性は発症前は市内の介護施設に入居していたが、同施設の他の入居者からは症状を訴える人は出ていない。
女性は多発性骨髄腫だったことから、細菌性の感染症の疑いがあったため、抗生剤の投与はしたが、タミフルは投与していなかった。
市では、「今後、秋から冬に向けてインフルエンザの流行が拡大されることが予想される。症状のある人は早めに受診し、マスクをつけてほしい」と呼びかけている

【asahi com】




私も新型インフルエンザ対策は秋以降と思っていましたが、早期に対策を考えないと予想を超える結果が待ち受けているかもしれません。
しかしながら、この暑い中で「マスクをしてください」は中々出来ません。このままだと世界中、外出時はマスクは年中必需品となりそうです。
by kura0412 | 2009-08-19 12:16 | 歯科 | Comments(1)
Commented by 累卵 at 2009-08-19 13:08 x
今回の件は、歯科医療に関する歯科界の対策・対応にも似ているようですね。
 
厚労省は初期段階から誤った対策「病原ウイルスは一歩たりとも国内に入れないといった過度な水際作戦」を行い、社会的な不安が増幅されました。
 その結果、「水際封じ込め」などできるはずがないことと、厚労省が有効な感染拡大防止策を持たないことが証明されました。
 7月に入って、国内感染者が毎日100名以上も発生し、8日には全国における累計患者数が二千名を超えました。しかし、厚労省やマスコミなどは、国民への注意喚起もほとんど行わず、発生当初とはまったく異なった対応を取っていました。
 その無策が、重症化のリスクが高いとされる人たちへの早期のタミフル投与などの治療が行われず、死者が報告されるという残念な結果を招いたと思います。
 過去の新型インフルエンザでは、2年以内に25~50%、数年以内にほぼすべての国民が感染しているそうです。政府には、全力を挙げて過去の教訓を生かした今後の感染防止策を立ててほしいと思います。
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
以前の記事
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧