9割赤字なれど健保組合の保険料率7.41%

09年度、賞与減が響き健保組合の9割以上が赤字となるとの今朝の報道です。
この結果は、この経済不況が原因であり、けっして医療費がプラス改定どうこうの理由ではありません。

それでも09年度予算早期集計で健保組合の平均保険料率は7.41%と、協会けんぽの8.3%と比較しても1%弱の差があります。

確かに、この経済状況でその保険料の半分以上を企業負担することへの抵抗感があるのは分かります。
しかし、アメリカの例のように民間保険での企業負担よりも、この公的皆保険を守ることの方が企業負担が少なくなるのは明白です。

このブログでも随時主張していますが、この保険料率アップの問題を、医療側の歯科界も自分たちの課題として捉える必要があります。
by kura0412 | 2009-04-11 11:07 | 歯科医療政策 | Comments(1)
Commented by 累卵 at 2009-04-11 12:32 x
2008-04-07 健保連HP 考えよう「健保」の将来
現役層に重い高齢者医療費の負担

 国庫補助にも大きな差があります。09年度の予算でみると、市町村国保には3兆1340億円、協会けんぽには9635億円が補助されているのに対し、健保組合は353億円(09年4月現在)
 健保組合は、高齢者医療を支えるための医療費を分担しています。負担金は08年度で、保険料収入の46・0%。国庫支出を抑制するために、65~74歳の前期高齢者の医療給付費に国庫の投入がまったくないことが大きな要因とされますが、これでは、健保組合本来の事業運営は困難です。現役層のために使える財源が著しく制限されるからです。
 医療保険を持続可能なものとし、皆保険制度を維持するためにも、前期高齢者医療制度への公費の投入が急がれます。

4月10日、健保連はHPで「平成21年度健保組合予算早期集計結果の概要」を発表しています。


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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