プロこそ感謝の念を

今日の日経新聞のスポーツ欄に、プロゴルファーの杉原輝雄氏が次のようなコラムが掲載されていました。


男子のプロゴルファーはグリーンの傷やディポット跡の直し方が簡単すぎる。もう少し丁寧に直してやってほしい。ミスをするとフェアウエーのクラブでたたく選手もたまに見かける。そんな行為が出るのは、感謝の気持ちが薄いからだ。

試合会場となるコースに管理担当者がどれほど苦労されているか。1年ほども前から改造や整備に力を入れており、天候に敏感な芝生のために夜中でも飛び起きて管理に当たっている。
手塩にかけた芝生やフェアウエーがたたかれるのを見たら、担当者は悲しい思いをされるはずだ。

コースに限らずクラブハウスや食堂での振舞いも気になる。プロは嫌だな、怖いなといった嫌悪感を従業員に与えてないか。ロッカーや洗面所も、さすがにプロだなと関心されるような使い方をしているだそうか。
困ったことにスポンサーやコース、大会関係者への感謝の気持ちを欠いた選手ほど活躍する傾向がある。そんなやつは、いくらでも勝っても価値は半減だ。たとえ2位、3位でもゴルファーとして、人間としてきちんと丁寧に対応している選手の方が値打ちがある。

我々プロゴルファーは試合でよう様々な方にお世話になっている。そのことを自覚しなければいけない。試合に「出てやっている」ではだめ。「出さしてもらっている」と思うこと。それが嫌なら試合に出ないことだ。
感謝の気持ちがあればあいさつもしっかりできるはずだ。試合会場で全然知らない人にも「おはようございます」と大きな声であいさつする。相手があいさつを返してくれなくても構わない。あいさつするのはサインなどのファンサービスと同じで、自分のためでもあるのだから、自分を売り込まないと損じゃないか、と言いたい。

なぜ選手に感謝の気持ちが薄れているのか。家庭や学校の教育に問題があるのはもちろんだが、ゴルファーに関しては技術ばかり追い求めるから、感謝の気持ちがはぐくまれない面もある。うまくなりさえすればいいと考えるのではなく、うまくなっても謙虚さがあってこそ、ということを忘れないでほしい。

感謝の気持ちがあっても、なかなか態度に出てこない選手が多い。ツアーに出たての選手には、そこまで余裕のない者もいる。そうした選手にはトップ選手や先輩が範を示し、リードしていく必要がある。トップが感謝の気持ちを持って行動していれば、ほかの者も自然と見につくはずだ。

選手みんなで協力してゴルフをアピールしていけば、稼ぎにもつながる。「プロゴルファーはいい感じ」と思われたら、しめたもの。野球やサッカーなどと競争しているのだから、「サービスが一番いいのはゴルフ」とアピールし、他競技のスポンサーを取ってくるくらいでないといけない。


実は、数年前に地元であったトーナメントを観戦に行った時、クラブハウスでこの杉原プロから見ず知らずの私が挨拶された経験があります。
by kura0412 | 2009-03-03 16:19 | スポーツ | Comments(0)

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