経済全体の大枠が変化しようとする時に

この不況には、騒ぎ過ぎという比較的楽観的な見方と、100年に一度の大不況との悲観論と現状では二分されています。
その数は圧倒的後者であることはいううまでもありませんが、いずれにしても、従来の考えから一新して、日本の社会システムそのものにメスを入れて、従来の輸出頼み、また、公共事業依存型の経済構造から、アジアも視野に入れた消費拡大の内需型への変革を唱えています。

そして更に、消費拡大には、まず、医療、福祉などの社会保障の充実がベースとして必要であるとの意見が多いようです。
だからこそ、麻生首相は選挙に不利になろうとも、経済対策と共に、敢えて中福祉・中負担としてのこれからの社会保障の方向性を打ち出したのだと思います。
このことは、財源問題などその手法が異なる部分はありますが、いかなる政権になろうとも同じはずです。

さて、こうゆう経済の大枠が大きく変化しようとする時、歯科界がどのような立ち位置で、どのようなビジョンをもっているか?黙っていると、また、置いてけぼりにされてしまいます。
by kura0412 | 2009-02-17 15:50 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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