大臣自らが先導

一昨日の舛添厚労大臣直轄の社保庁の年金改ざん問題調査の委員会は、会議室でなく大臣室でやっていました。
恐らく会議室一つにしても、担当でなく、直属の秘書が準備しているのだと思います。
この意味するものは、後期高齢者医療制度の見直しでもそうですが、舛添大臣は役人任せでなく、大臣自らが先導して解決しようという雰囲気です。

このような大臣が先導する動きは、問題山積して対応が迫られている石破農水産大臣にも見られます。

政治主導の動きの始まりでしょうか?
by kura0412 | 2008-10-08 10:29 | 歯科 | Comments(3)
Commented by 累卵 at 2008-10-09 09:17 x
今月号の日経ヘルスケアに舛添大臣へのインタビューが掲載されています。

「中医協はもっと国民の声を聞くべき」
━大臣は、中医協を改革すべきだと発言されています。どんな点が問題で、どうあるべきと考えているのですか。
舛添:中医協は私が任命する私の諮問機関なんですが、「専門家ではない大臣の言うことなど聞くに及ばず」という態度が見える。もっと、問題なのは、国民の声をちゃんと聞いてないことです。
━中医協をどう変えていくのですか。
舛添:厚労省の中でも、診療報酬がわかる役人は特殊なんですよ。自分にしかわからないから、ほかの役人は黙れという形になってくる。そんな状態のままでいいんですか。やっぱり、ある特殊な人にしかわからないシステムを残してはいけませんよ。
Commented by 累卵 at 2008-10-09 09:17 x
 現在、中医協の委員は労使ら「支払い側」7名、医師ら「診療側」7名と学識経験者ら中立の「公益委員」6名で構成されていますが、国民の視点を重視した診療報酬改定を実施するためには、「公益委員」を増やし、「支払い側」と「診療側」の委員を減らすことが必要と考えます。
具体的には、「支払い側」では2名いる日本労働組合総連合会と組合員数の少ない全日本海員組合の2名を削減し、「診療側」では3名もいる開業医が主体の日本医師会を2名削減し、病院代表を1名削減して、新たに看護協会から1名の委員を加え、合計で2名削減し、「公益委員」に患者や国民の声を反映させるための委員を4名増員することが必要と考えます。
今後は、中医協の委員は労使ら「支払い側」5名、医師ら「診療側」5名と学識経験者ら中立の「公益委員」10名で構成されることにより、真に必要な国民のための診療報酬の配分の議論が、透明性と公平性をもって行われ、国民のための医療制度改革が実施されると思います。
Commented by w at 2008-10-10 14:27 x
ご存知ですか!?大臣の秘書さんは歯科医師だそうです!期待しましょう!


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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