安心・安全にはコストがかかることを伝える機会

食の安全問題がここにきて一気に社会の注目を浴びると共に、大きな政治課題になってきました。

この問題は医療と同じで、安全という防波堤が破られることによって起こる怖さを感じさせると共に、安全、安心が国民生活、社会の基盤であることを教えれくれています。

また、一方、食というものに対しての国民のある意味での意識の高さ・低さ?を示し、食の安全が、国内自給率の問題と絡みながらこれからの社会の課題の大きな一つになってきました。
食という人間の尊厳に関わることを安易に価格を重視した結果が騒動の最初の発端であり、安かろう悪かろうでは通用しないことは一連の事件の続出で国民も痛感したはずです。

このような時こそ、安全・安心を確保するにはコストがかかるという意識を国民一人一人に十分認識してもらう努力を、それに属する関係者がしっかりと伝えなければなりません。

ただ、その決断をするには勇気も必要です。特に、需給バランスが崩れている歯科においては特にその覚悟がなければなりません。
by kura0412 | 2008-09-25 12:16 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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