先進医療保険導入を予定、さてその財源は

先進医療のうち3件が保険導入を予定

1月23日に開かれた中医協総会では,[1]医療技術の評価・再評価と,[2]既存の先進医療に関する保険導入等について審議され,それぞれ了承された.
[1]については,診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会で審議されていたもので,学会関係から提案されていた681件のうち「1次評価において引き続き検討することが適当とされた技術233件」について2次評価を行った,以下のようなものである.(1)保険適用する優先度が高いと考えられる新規技術42件,(2)その他の新規技術69件,(3)再評価する優先度が高いと考えられる既存技術62件(廃止3点,減点等2件を含む),(4)その他の既存技術55件,(5)先進医療専門家会議において保険導入等について議論する医療技術5件である.このうち(1)の中で歯科に関しては,静脈内鎮静法(日本口腔外科学会),A-IPC療法:非侵襲性歯髄覆罩法(日本歯科保存学会),サポーティブ歯周療法:SPT(日本歯周病学会)など6件があり,財源が許せば保険導入がなされる.また,[2]については先進医療専門家会議が審議していたもので,(1)優先的に保険導入が適切であると評価された先進医療24件と(2)削除が適切であると評価された先進医療15件である.このうち(1)の中で歯科に関しては,別表8:歯周組織再生誘導法(GTR),同9:接着ブリッジによる欠損補綴ならびに動揺歯固定,同11:レーザー応用による齲蝕除去・スケーリングの無痛療法の3件があり,これらは保険導入されることになる.(2)については顎関節絡みで3件ある.
 なお,前回開かれた総会においてはラバーダム防湿の廃止(これは基本診療料に包括される)や医療安全に関しても評価(微々たる点線ではあろうが)する方向が示されている.

【日本歯科評論HPより】



前にも質問を頂きましたが、これが導入された財源は正直なところよく分かりません。
金属と違って、歯科の枠の中と考えるのが順当だと思うのですが?
by kura0412 | 2008-01-26 17:16 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412