アメリカでの出来事が日本の医療に警笛を鳴らす

昨日の日経には3つのアメリカでの医療に関する記事が並んで掲載されていました。

米自動車大手ビッグ3は、退職者向けの医療費債務を分離してその義務をなくし負担軽減を図り日本勢とのコストの差を縮めるとのニュース。

米主要企業の10~12月期の産業天気図で、サブプライム問題の影響が続き金融は雨の中、医療・医薬は先進国の高齢化や医療費の高騰によって晴れとの報道。

そして、大統領選挙投票まで1年ということのシリーズで、無保険者4700万人と崩れる安全網ということで、最有力候補のクリントン氏が訴える「国民皆保険」の導入によって、この医療改革の問題が内政の柱となるとの記事。


これらは、
決して今まで医療費が高いものではなく、現行の制度は間接的に企業貢献し日本の産業にも寄与していたかということ。

医療費が伸びることはマイナスに作用するだけでなく、経済効果も十分あるということを示すもの。

そして、最後は、現在日本にある国民皆保険をいかにして守るかが重要であること示唆しています。


アメリカでの出来事が、現在の日本の医療が間違った論理で流れようとしていることに警笛を鳴らしています。
by kura0412 | 2007-11-08 16:26 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412