現在の流れに対してのあせりの表れか

経済財政諮問会議は政府の債務残高を増やさずに2025年度に医療や介護のサービス水準を維持するには最大11%の消費税率引き上げが必要との試算を公表しました。
現在の消費税率に積み上げると16%、年金税方式の財源が加わると最大23%にもなるともいっています。

これはどう考えてもおかしな論理です。

同じ増税でも消費税だけを上げるというのも問題があります。
そして、これからの少子高齢化の日本社会の中で何が国策として必要かという議論を経ずに、今のままの各事業の枠を変えないで、ただ積み上げて議論することなどはありえません。
これだけ必要ならばここを削るという議論が全くないまま、こんな数字を挙げて国民を混乱させようと考えても意味はありません。


本当はその今までの枠を変えると言って、医療関係者を一瞬ぬか喜びをさせては、誰あろう発足直後の小泉元首相でした。
それがその枠を変えることを断行しても、変える部分を間違え、守らなくてはいけないことを守らなかったからこそ現在の医療現場の混乱があるわけです。

そして、その歪みを指摘して民主党は参議院選挙に大勝し、そこに手を入れようとしているのが現在の福田内閣のはずです。

その流れに反してこんな数字を挙げること自体が、財政健全化という数字だけを捉えている諮問会議、財務省の現在のあせりの表れです。
by kura0412 | 2007-10-24 12:49 | 歯科 | Comments(0)

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