医科はムードが変わりつつあっても

医療費削減の合唱の中、産科、小児科の医師の減少などが一つのきっかけになって、少しずつながらも医療費の総枠の拡大への理解が得られつつあるように感じます。
一方的に医療費削減の議論が進むのではなく、この認識が次期改定にどう反映されるか?また、まだその認識の広がりが足りず、更にどん底への道を駆け走るのか?そんな雰囲気も出てきました。
そして、民間医療保険のトラブルの続出で現在の公的保険の重要性も再認識されつつあります。

ところが、これはあくまでも医科を主体とした話であって、歯科に対するその認識、また、ムードはありません。

その理由のいくつかの中に、不満ばかりで歯科からこの公的保険の利点のPRが殆どありません。そして、それと共に、ここを改善すればもっと良くなる制度改正の提案もありません。

実際の話、この財政状況、また、医科中心の改定ペースを考え、また、現実ではその不足分を自費で補填していることを考えれば、ある意味で仕方ない現実なのかもしれません。

しかし、どんな形になるにせよ、国民の負担増を求めることは必至であり、その負担増を求めるには国民の理解なしでは進められません。

その為にも、これからの医療制度改革論議を、現場の診療がやり易い(=国民の利益になる)ようにする為には、歯科界から公的保険の重要性、現実的な改革像の提示は必要です。
そしてそれを提示することが出来るのは歯科界からの声しかありません。
by kura0412 | 2007-05-25 16:30 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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