流れは変化なし、そして流れを作る源は今だ分からず

そのまま東宮崎県知事誕生で、世の中が大きく変化したかの報道ですが、実際は全く変わっていません。もっと正確に言えば、小泉首相誕生からの選挙民の判断の基準には変化なしです。
小泉首相誕生でその選挙に大きな変化を生んだのは、争点の分かり易さ、そして争点が戦期間中に流れに乗るか否かの2点です。
となると、今回の宮崎の場合は、談合問題をことを発して、このままでの宮崎でいいのか!?
これを選挙民に問うシンプルな選挙だっただけに大きな流れが生じました。
対する保守分裂で、官僚出身の候補が選挙民に訴えてもその大きな流れを打ち絶つことなど出来るはずもありませんでした。
それに加え、HP見る限りそれなりのマニフェストも発表しており、単に有名人という感覚だけでない、新しい感覚を宮崎県民は支持したのだと思います。

と考えると、安倍内閣の支持率が低下した、宮崎県で新知事誕生とマスコミは騒いでいますが、今だ、その明確な対立軸を見出せない民主党には、参議院を逆転するほどのその大きな流れは今だ発生していません。
もちろん、自民党も同じように絶対有利となる流れもありません。タダ、政権にあるということで、その流れを作ることは野党である民主党よりも有利であることは間違いありません。
残りの半年間で果たしてどちらに有利に働く流れが生まれるか?その流れの源は何か?
現時点ではまだ分かりません。
by kura0412 | 2007-01-25 16:03 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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