要介護2から要支援1に

昨日の介護保険認定審査会での話です。
72歳の男性で、食道がんの既往がありながら、最初は夫人の付き添いで通院しながら歯科の診療、その後一人で通院できるようになり、見違えるように元気になり、前回要介護2から要支援1にまで回復したとのケースに遭遇しました。
今まで、このような実例は論文、学会等での報告で知ってはいましたが、同じ地元での実際例に驚くと共に、歯科の可能性を改めて感じました。
一方、毎度のことながら要介護5のケースなどは息しているだけの状態で、判定への意見もありません。
後期高齢者医療制度の議論が進んできますが、歯科をないがしろにするよりも、きちっと制度で評価すれば、費用対効果でみても明らかに効果があるのは一目瞭然なのですが、それでも厚労省は動かないのでしょうか?
Commented by いなかもの at 2006-12-06 19:00 x
漠然と「歯科治療によって」では評価できないと思います。
今までの歯科医療界は、医療界に対していびつな感情を持っているからでしょうか?「歯科医療が今までの医療の問題の全てを救済できる」という妄想を抱いているような気がします。
 きちんとエビデンスのあるスタディを行わないと(少なくても米山先生のような)
「これだから『歯大工』は・・・バカだよね」といわれるのがオチです

介護保険制度で口腔ケアが設定されて半年、今ようやく対応を練り始めているようでは、2年後の見直しでの評価は散々だと思います。
Commented by kura0412 at 2006-12-07 08:40
いなかもの先生コメントありがとうございます。

EBMって何でしょうか?
もちろん、理論構築は必要です。統計を取ることも大切です、
でも、もうEBMという言葉に歯科界も振り回せられるのは止めるべきだと思います。
数々の診療行為が財源を理由に削減されたのは、どんなEBMがあったのでしょうか?、
Commented by G3 at 2006-12-07 12:09 x
私は医療保険の策定過程、選定過程に対して、歯科医師会は政治と勘違いした事に理由の一端があると思うようになりました。
EBMと言う言葉を、歯科医療にとって必要な事として、たとえば歯科医療という言葉を厚生労働省のお役人にわかる言葉に翻訳する事だと考えればどうでしょうか?
歯科医師会のやってきたことは、医療の言葉を厚生労働省に伝えることではなく、頭ごなしに押さえつけ無理を通そうとした事だったと思えます。 医師会が40年前からやってきたという話を読むと、違いすぎると思います。 削減された理由は歯科医師会がわのモラルの崩壊によるとも思えますけど。
Commented by no name at 2006-12-07 13:23 x
kura先生が仰りたいのは、EBMの論議から「国民、患者の視点に立った」論議へとシフトしていると言う事でしょうか?中医協でもパブリック・コメントや「患者のため」と言った言葉が、EBMより目立ってきています。日歯の緊急アンケートも歯科医師の声を前面に出したものではなく、患者さんの声を代弁する形を前面に出していたら結果はどうだったのでしょうか?日医の緊急アンケートとの扱いの差はそこにあったのかもしれません。もっと戦略を練った対応が望まれる所ですネ。
Commented by 累卵 at 2006-12-07 21:59 x
no name先生、ご意見ご尤もです。
中医協など公的な場では、日歯が主張するEBMではなく、厚生労働科学研究などの研究結果が重視されます。つまり、厚労省が意図する施策の裏づけの研究結果が用いられます。
只、最近では国民の声を参考にすることもあり、パブコメなどは一応の評価は出来ます。日歯が公的な場で意見を述べるより、パブコメに国民の立場で意見を送るほうが効果的な場合が多いと思います。
アンケート調査における基本は、その目的と結果を予測し、明確な戦略を持つことです。全会員対象の調査に正当な理由は見出せません。日医の緊急レセ調査は二十分の一の客体数で行われており、内閣支持率などの調査では、2千名程度の調査客体数です。
日歯全会員対象のアンケートは、歯科医師は興味があるのでしょうが、公的な場では全く通用しません。大切なのは、患者や国民の声です。それに、日医は気づき、対応しつつありますが、日歯は・・・・・
by kura0412 | 2006-12-06 12:02 | 歯科 | Comments(5)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412