どう読み取るべきでしょうか?

今月着た日本歯科医師会雑誌の座談会の記事はご覧になりましたか?
「生きる力を支える歯科医療」と題して、河合隼雄文化庁長官、辻 哲夫厚労審議官(現事務次官)、山口 建静岡がんセンター総長そして司会として大久保日歯会長という面々です。
内容はお読みになればと思いますが、注目はやはり辻審議官が日歯のオフシャル雑誌に参加した。それも日歯会館に来館してこれに出席した。これです。
事件依頼、日歯関係者が直接会うことも避けていたと噂のあった辻審議官の今回の座談会の出席。これをどう読み取るべきでしょうか?
Commented by 城下の盟 at 2006-09-20 10:14 x
平成18年4月25日の医政歯発第0425001号「歯科保健事業功労者厚生労働大臣表彰の候補者の経歴にかかる確認について」に「平成16年の日本歯科医師連盟をめぐる一連の不祥事に関連し、日歯役員歴のあるもの、平成12年から平成16年当時の日歯の代議員(一連の不祥事に関与がない旨、確認ができないもの)は表彰の対象としない」とあります。
 日歯は、このような通達が出されていることを未だに会員には伝えておりませんが、日歯新役員決定直後に出された通達の意味するところは「日歯は未だに反省せず、不祥事に関与したと推測できる人物が役員に名を連ねている」との厚労省のメッセージだったのではないでしょうか。
しかし、同通達は5月25日の日歯臨時代議員会でも全く触れられず、臨時代議員会終了後の日歯と日歯連盟の新役員披露パーティー「日歯・日歯連盟の再出発を期して」では、大久保会長は「(不祥事への)けじめをしっかりつける意味で開催した」と述べております。さらに、その後の日歯の各種委員会などにも通達に該当する人物の名が散見されます。
厚労省の通達は撤回されたのでしょうか?
Commented by 千葉県 池田 at 2006-09-20 12:37 x
湘南宣言ではっきりと保険外療養ということについて国民と議論した上で、前向きにできるようにやりましょうといって、それを厚生労働省に言ったということで評価が高くなったのではないのかな。役人ってそうでしょ。日歯はよくわかりますねということで。厚労省側からみて訳のわからん議論じゃないということがはっきりわかった結果のことではないかと想像できます。大久保先生の対談は非常にわかりやすくて、これからサプライズも!
Commented by kura0412 at 2006-09-20 15:28
この座談会が実現できるという関係が大久保会長の自信となり、湘南宣言へ繋がった。
こんな予測も考えられます。
Commented by 城下の盟 at 2006-09-21 14:02 x
平成16年11月25日、日歯は混合診療導入について理事会で、「導入は絶対に反対する」との基本的見解をまとめ、発表しております。
執行部が変わったとはいえ、一年半ほどで「日歯の見解」を会員への説明もないままに変えても宜しいのでしょうか。

日歯「混合診療導入に対する基本的見解」は次に掲載します。


Commented by 城下の盟 at 2006-09-21 14:03 x
日歯「混合診療導入に対する基本的見解」 平成16年11月25日
混合診療の導入は絶対に反対である。わが国の医療保険制度は国民皆保険体制のもと、いつでも、どこでも、だれでも、気軽に安心して医療を受けられるという世界に誇れる制度である。
 混合診療を導入した場合、患者負担の増大は必至であり、また医療保険給付の縮小につながる等、公的医療保険制度の形骸化を招き国民皆保険体制を崩壊に導くものとなる。混合診療導入との主張は、財政対策や経済的側面からの発想であり、国民の生命と健康を守るという医療の本質に立脚した考えではない。
 本来、社会保障の中核ともいうべき公的医療保険制度は、国民誰もが、その生涯において必要とする医療をいつでも安心して享受できる制度の維持、発展こそが求められているものであり、こうした理念に逆行する混合診療の導入は絶対に反対である。
 日本歯科医師会は、現在の国民皆保険体制のもとで、すべての患者・国民に対し安全で良質な医療を公平・平等に提供していくことを基本理念とした公的医療保険制度のあり方を今後とも追求していくべきであると考える。 
Commented by 千・池 at 2006-09-21 17:13 x
「今度の新しい健康保険法を変えて、特定医療費という言葉をやめて、保険外併用医療にしますということは、16年の12月に決まっているんです。大久保執行部もなったばかりのときに全然わからなかったわけです。「何ですかこれは」と全然引き継ぎも受けていないし、皆さんと同じで、何の議論が今までなされていて、どうなったか全然わからない。だけど、平成16年の12月に全員決定して、17年1年かけて法案をつくるための審議がされていて、そこにも日歯の代表は一応出ていて、去年の12月に政府・与党がつくった今国会に上げる法案までいっているわけです。その前に厚生労働省にそっくりそのままいっているわけです。政府・与党のときだって日歯もヒアリングを受けたりしているわけだから、ずっと今回の法改正については、日歯も同じ波長で来たことになっているんです。ところが、ほとんど歯科界にその話が流れていないから、みんな歯科全体の人たちは、よくわからないまま突然ここに来たということだったんです。」と言う関係者の話でした。
Commented by 千・池 at 2006-09-21 17:23 x
その時期は、例の事件の影響で、歯科界が脳死状態のときなので、誰が悪いというよりも、「やられた~」ですね。
Commented by 城下の盟 at 2006-09-21 18:32 x
平成16年9月28日、厚労省は日本歯科医師会による歯科診療報酬をめぐる贈収賄事件にからんで、吉田幸弘前衆院議員を通じて日本歯科医師会から接待と現金を受けていたとして、Y歯科保健課長(元歯科医療管理官)を懲戒免職、T大臣官房付(元医政局歯科保健課長)を12カ月の停職処分にしました。
 Y課長は平成12年から平成15年まで、13回の接待を受けたほか、車代として85万円を受け取り、T大臣官房付は平成14年から平成15年まで、約10回の接待を受けたほか、現金50万円を受け取った。━との厚労省の発表次期とも関係がありそうですね。
Commented by 半身不随 at 2006-09-21 20:03 x
池田先生
16年12月15日、規制改革・民間開放推進会議が主張していた「一定水準以上の医療機関での原則(包括的)解禁」は見送られ、ほぼ厚労省の「安全性確保のため、個別の医療技術ごとに可否を判断すべき」との主張に沿い、全面解禁ではなく、一部診療に限り「例外」として併用を認める現行の特定療養費制度を17年夏までに拡充することを決めましたが、その後も日医や日歯は「混合診療解禁」反対を叫んでいましたね。 
16年12月16日,医科歯科大学歯科同窓会のシンポジウムで、梅村日歯会誌編集委員長が歯科医師会の立場から解禁を懸念する意見を述べています。
17年1月の日歯定例記者会見では、混合診療は登利常務理事を中心としたWGを作成し,自由診療をどのようにやっていくか,国民が求めている医療,などについて検討するとしています。
しかし、17年2月の日歯定例記者会見では、混合診療解禁に対して各医療団体が反対の姿勢を示した中で,歯科技工士会が相談もなく足並みをそろえなかったことに関し,「残念に思う」との意向を示しています。
Commented by 半身不随 at 2006-09-21 20:06 x
17年5月7日、井堂会長は中国地区役員連絡協議会で、日歯WGで歯科が現在保有する三つの特定療養費制度をいかに活用していくかを検討していると説明し、日歯は国民の視点を重視したEBMやデータに関し、学会と共にWGの中で検討し、中医協委員に対するサポート体制を敷いている。さらに、「特療等は学術ではなく制度の問題だ」とし「歯科の考えを厚労省に説得させるには、政治の力が不可欠。連盟と力を合わせ主要閣僚とも話をし、将来に禍根を残さない制度確立に向け努力している」と述べています。    
しかし、17年5月18日、診療報酬調査専門組織医療技術評価分科会で、制限回数を超える医療行為について回数制限などがある医療行為を具体的に、①医療上の必要性から実施される可能性がある項目②医療上の必要が制す区内項目―の2つに分けたうえで、中医協診療報酬基本問題小委員会に報告することを決め、制限回数などがある医療行為364項目について分科会の委員が手分けをして評価を行っています。残念ながら歯科については、現行の制限回数以上の診療行為の必要性は認められないとの考えが示されました。
Commented by 半身不随 at 2006-09-21 20:14 x
問題は、診療報酬調査専門組織医療技術評価分科会で医科歯科大の須田教授が歯科45項目いずれの項目も「設定内容から制限回数を超えることはそもそも想定されない」「患者のニーズがほとんどないと考えられる」と信じられない報告をしたことです。
平成17年9月の日歯代議員会での質問「特定療養費制度の新たな仕組みである保険導入検討医療,患者選択同意医療に対処する日歯独自の案を,医療提供団体として国民に提示する考えはあるのか?」に登利常務は「保険導入検討医療,患者選択同意医療については現在議論中である.国民の立場から議論をするべきであり,われわれのエゴで決めてしまっては受け入れられない。」と答えていますが、18年2月の都道府県歯科医師会会長会議での質問「混合診療はどのような方向に進むのか?」には、「16年12月に特定療養費の拡大で決着がついている。昭和51年の管理官通知をどのように対応していくかが今後の課題である。」と本年6月前後の日歯社保委員会での対応内容へと受け継がれています。
Commented by 千・池 at 2006-09-22 17:14 x
半身不随先生
断片的にあったものがつながって見えてきました。
ありがとうございます。
しかし、今回の改定に重点を置かれた歯科医学会との温度差は大きかったと感じます。経産省が行っている院長養成講座を考えると、医院経営と診療は業務分離されるプロローグに思えます。
Commented by 千・池 at 2006-09-22 17:18 x
医療は人の命にかかわることですから、医療人みんなが落ちこぼれなく勉強して、みんなでレベルアップすればいいという考えが日本人の道ではないかと思います。競争で経営戦略が入ると、バンパイア効果で大変な市場の失敗を招くと断言できます。
Commented by 半身不随 at 2006-09-22 17:53 x
9月14日の日歯代議員会での地区代表質問「湘南宣言について(特に保険外併用療養費制度への取り組み)」では、日歯はこれまで小泉首相の医療制度改革に反対し、混合診療反対のデモまで行ってきた。湘南宣言にある、法改正が明らかであるとの理由で保険外併用療養費制度を積極的に推進する方向との日歯の基本姿勢は多くの問題を抱えている。と質され、大久保会長が以前は規制改革・民間開放推進会議が混合診療の解禁や株式会社の導入など社会保障制度を小さくしようとしていたので日歯として反対していた━と答えていますね。     
更に、大久保会長は評価療養に関して、歯科の新規技術が保険導入にならないことは学会の怠慢もあると思っている━とも答えております。
尚、評価療養については委員会を設置して歯科医療の枠の拡大を図り、選定療養については、平成20年度診療報酬改定で改めて見直すことになるのでそれまで十分に時間をかけて議論していきたい━としておりますが、「湘南宣言」には具体的な方策も工程表もなく、これからということでしょうか。
Commented by no name at 2006-09-22 22:26 x
半身不随先生、いつも示唆に富むご教示有難う御座います(←コレ、目イッパイ漢字使った表現)。池田先生、勝手にブログのリンク貼ってしまいました、申し訳ない!今度は2CHでは、私が書いたわけじゃないが、「ゲーム理論」の話で盛り上がったりしています。「囚人のジレンマ」を曲解?する人もいて、驚いたり、情けなかったり・・・G3さんも元気に頑張ってます。
Commented by 千・池 at 2006-09-23 00:29 x
no nameさんは馬さんということで、私は思い出すバンドがいます。
「名前のない馬」という歌を歌っていた米国のバンド、その名も「アメリカ」。ハンドルネームはこれとは関係ありませんか?
Commented by no name at 2006-09-23 01:13 x
(a horse with) no name デス。kura先生のブログで書き込もうとすると、フルの横文字だと入力できないので、no name。馬歯科→馬鹿、
アホーすうぃずのーねーむで、馬鹿とアホの両方かけてマス。
AmericaはSister golden hair なんて言うヒットもありますネ。同じ世代です。 
Commented by drdaicon at 2006-10-18 22:02
はじめまして。いつもブログ拝読しております。
自分も歯科医師の端くれですが・・・

自分はあの歯科医師会雑誌の特集は、みなさんの様に考えて見ていなかったのです。
あの対談に河合隼雄文化庁長官や山口 建静岡がんセンター総長が出て来た事に物凄く意味を感じていました。
混合診療について、確かに非常に重要な問題だと思いますが、今歯科医療が一般の視点(河合先生は有識者としてですが、大きく歯科医療以外の人間として考えて)、山口総長は医科の人間の視点で、歯科への希望・・・「まだまだ歯科医療従事者に頑張ってもらいたい事がいっぱい有る」と言っているのが嬉しかったです。
静岡県立がんセンターの件は、以前より色々聞いていただけに取り上げられたのはとても嬉しかったですね。

もっと歯科医療従事者以外の歯科医師への願いを真摯に聞く事が、今最も大事な事なんじゃないのかと思うのは、若造の戯言でしょうか?

もし戯言であればお許しください
by kura0412 | 2006-09-19 17:17 | 歯科 | Comments(18)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412