非拘束性名簿式制度とは

参議院比例区の選挙は非拘束性名簿式制度で行われます。
この制度での選挙はこれで3回目になるわけですが、いま一つそのシステムが一般には理解されていませでした。
同じ比例区でも衆議院では既に政党内で当選順位が定められ、投票では政党のみを記載し、候補者名では無効票となります。
一方、参議院の方は政党名、候補者名いずれも有効です。
非拘束性では、政党、あるいはその比例区の候補者名の総計の得票数でまず政党に議席が割り振られ、その政党の中で候補者個人に投票された得票数で党内の順位が定められ当落が決定します。
ですから日歯連盟の次期参議院選挙では、自民党に得票数を増やすことも重要ですが、まず、投票用紙に「自民党」ではなく、「石井みどり」と記載してもらうという運動を展開しなければいけないという、二重の難しさがあるわけです。
「自民党」と書く有権者を「石井みどり」と書くことの問題点は、名前を覚えることが面倒なぐらいで、有権者にはデメリットはありません。しかしこの候補者名を書くという選挙運動は、当然のことながら自民党は積極的には勧めません。各職域代表を出す支援団体がやる他はありません。だからこそ、その得票数がその団体の政治力として映し出されるわけです。
このあたりの選挙制度の変化によって過去2回の参議院選挙では全国区時代に比較して比例区候補者の得票数が少なかったとするならば、制度が浸透する3回目の今回の選挙の当落ラインは、自民党逆風に加え、更に上げることが予測されます。大変です。
Commented by 千葉県 池田 at 2006-08-05 12:19 x
今回の選挙はいつもと同じではいけないと思います。小泉さんは日医のパーティーで支持団体の話ばかりは聞いていられないとして、票は欲しいが言う事は聞かないという態度を示しました。自民党の厚労部会では総額管理や免責制の話をまとめようとしています。すべてが現体制の医療に対して逆風です。その森派に属しようとする職域代表を誰が応援しますか?
まずは、今与えられている文書書きや不条理な制度改革に対し、ひとつでも会員のために1年かけてこれを改めさせますといったマニュフェストを提示すべきです。何がしたいのかさっぱりわからず、とりあえず職域がいないといけないから出す・・では票は集まりません。ファーストインパクトが大事です。会員が求めていることは単純です。公益の立場もありますが、票をあつめるとはそんなに簡単なものではなくなってしまいました。時代が変わってしまったんです。名前を書いてもらえるような公約を早く会員に示してくれないと、それぞれが保身にはしりますので、一本化は難しいでしょうね。
by kura0412 | 2006-08-05 11:51 | 歯科 | Comments(1)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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