医療制度改革法案の付帯決議

先日成立した医療制度改革法案にはいくつかの付帯決議もなされました。
その中から歯科に関与する部分を抜粋しますと

・新たな保険外併用療養費制度においては、医療おける安全性・有効性が十分確保されれるよう対処するとともに、保険給付外の範囲が無制限に拡大されれないよう適切な配慮をすること。
・後期高齢者医療の新たな診療報酬体系については、基本的な考え方を平成18年度中を目処に取りまとめ、国民的な議論に供した上で策定すること。
・レセプトのオンライン化にいついては目標年次までの完全実施を確実なものとするよう努めるとともに、これと併せて個別の医療内容・単価の分かる領収書の発行の普及に努めること。
・生活習慣病に向けた国民運動を積極的に展開するとともに、必要に応じて健康増進法の見直しについて検討すること。
・国民生活の安心を保障するため、将来にわたり国民皆保険制度を堅持し医療保険各法に規定する給付割合については、将来にわたり百分の七十を維持するものとすることを始めとして、安易に公的医療保険び範囲の縮小を行わず、現行の公的医療保険の範囲の堅持に努めること。また、今後の医療制度改革に当たっては、個々の制度見直しにみならqず、社会保障全体の在り方に深く留意し、国民の視点に立った給付と負担の関係を明らかにすること。

これら21項目が挙げられています。
日医の唐澤会長はこの付帯決議の重要性を訴えていますし、私もこの付帯決議はこれからの更に続く医療制度改正へ大きな指標となるものと思います。
さて、歯科はどうするか?
Commented by 努落下  at 2006-06-26 11:23 x
「レセプトのオンライン化や個別の医療内容・単価の分かる領収書の発行」は時代の流れであり、早急に受け入れの準備をするべきでしょう。
しかし、「生活習慣病に向けた国民運動展開や、必要に応じて健康増進法の見直しに」に関しましては、民主党医療改革大綱に「健康を維持するため、また日常生活力低下の予防のために重要なのが自分の歯、そして咬合、嚥下機能の保持です。自歯を保っている人の糖尿病・心筋梗塞の発症割合は低いことが証明されています。予防の観点から、定期健康診断に歯科検診を追加することが重要です。」とあります。
自民党支持団体である、日歯連盟の政治的センスに期待します。
 
 政府・与党は本日午前に「財政・経済一体改革会議」の実務者協議会を開催し、具体的な歳出削減目標額を含めた歳出入改革案(社会保障関係費は伸びを1兆6000億円程度圧縮)を決め、本日の経済財政諮問会議に提示し、7月7日に閣議決定する「骨太方針2006」に反映する予定です。
 「骨太方針2006」に書き込まれたら、その後の流れは容易に変えることは出来ません。
 さて、医療界・連盟はどうするのでしょう?
Commented by kura0412 at 2006-06-26 11:49
自民党支持団体である、日歯連盟の政治的センスに期待します。

先生、これ嫌味ですか?(笑)
Commented by 努落下 at 2006-06-26 12:15 x
今は、未だ僅かに期待しております。
しかしこのままでは、期待が大きかっただけに、失望も大きくなります。

新しいぶどう酒=(キリストの)新しい教え
「だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。もしそのようなことをしたら、その革袋は張り裂け、酒は流れ出るし、革袋もだめになる。だから、新しいぶどう酒は新しい革袋に入れるべきである。そうすれば両方とも保てるであろう。」
by kura0412 | 2006-06-26 10:46 | Comments(3)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412