毎日新聞より

診療高利貸し:55医療機関が廃業 門田容疑者が食い物に
 診療報酬を担保に違法な金利で医療法人に貸し付けをしたとして出資法違反容疑で警視庁に逮捕された貸金業「店舗ファイナンス」社長、門田敏行容疑者(44)が、全国78の医療機関に貸し付けを行い、このうち55の医療機関が返済に行き詰まり廃業に追い込まれていたことが分かった。国の医療費抑制策を背景に、長期入院患者を抱える病院などに資金繰りが悪化するところが増えており、警視庁は門田容疑者が経営難の医療機関を食い物にしていたとみて追及している。

 生活経済課の調べでは、門田容疑者は同課の家宅捜索を受けた05年12月までの約10年間で、全国78の医療法人や診療所などに運転資金の貸し付けを行った。うち55の医療機関が金利負担に耐えられずに返済不能となり、廃業に追い込まれたという。


 診療報酬を担保にした貸金業者による融資は、銀行の貸し渋りなどを背景に約10年前から広まった。資金繰りが悪化し、銀行から見放された医療機関が苦肉の策として違法金利を受け入れて資金調達に走るという。民間病院の4分の1が赤字経営といわれる。

 国は高齢化の進展などに伴う医療費の増加を抑制するため、診療報酬の削減を進めている。病状が安定している高齢者の長期入院に対して診療報酬を引き下げるなど「社会的入院」の解消を目指す一方、医師不足の小児科や産科については夜間・休日診療の報酬を手厚くしている。こうした医療費の政策的な配分を背景に、経営難に陥る病院と収益を伸ばす病院の二分化が進んでいるとされる。生活経済課は、門田容疑者が「負け組」の医療機関に狙いをつけて貸し付け先を増やしていたとみて追及している。

 医療法人の経営に詳しい東日本税理士法人(東京都豊島区)の会計士補、長英一郎さんの話 医療機関が経営を維持するためには、診療報酬の動向や患者のニーズに合わせて医療サービスの内容を絶えず見直す必要がある。見直しに乗り遅れた医療機関の経営はさらに厳しくなることが予想され、銀行以外の融資に頼らざるを得ないところが増える可能性がある。
                                      【毎日新聞 2006年6月14日】


この記事での注目点
・医療関係はこんな高利貸しに手を出さなければいけないほどの状況になっていること。
・毎日新聞の論評では現在の医療を経営的に二分化していると評しています。
・後段のコメントも??

こんな記事が載っている中、医療制度改革法案が成立しました。
Commented by 千葉県 池田 at 2006-06-14 12:23 x
私のところにもドライマウスの名簿から大阪のその手の方から電話がありました。受付で断っても、脅しで院長を出させます。出ると長々と話をするので、要件をというと、「お手すきでしたら院長をといったのででてきたんだろ、しつれいじゃないか!」と逆ギレ。ここからヤクザさん独特のあげあし取りの論法がはじまります。どこからでも、おどしや恐喝のネタとして入ってきます。

電話に録音装置を用意して、非通知でかかってきますから、相手の会社と名前、電話番号を確認することが先決ですね。
Commented by kura0412 at 2006-06-15 12:42
となりのトラックバックみてください。
先生のケースにもあるように
この事件が特別でないことを示しています。
by kura0412 | 2006-06-14 11:39 | 歯科 | Comments(2)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412