中医協検証部会開催

昨日、中医協検証部会が開催され、領収書の発行など、従来実施されている施設基準の届け状況などとは別に優先調査を実施することが決まりました。
そしてその中で歯科では、文書のよる情報提供に対する患者の意識(満足度)を検証する為に、保険者に対して歯科疾患総合指導料を算定している医療機関及びその医療機関に受診した患者を特定しアンケート調査を実施することになりました。
この調査の依頼が今年の10月、回収が12月の予定になっています。
つまり、もし上手くどんなに迅速にことが進んだとしても、本年度中には改善は難しいということです。それも上手くいっての話です。
by kura0412 | 2006-06-08 12:22 | 歯科 | Comments(5)
Commented by G3 at 2006-06-08 14:47 x
ある院内ラボ勤務技工士からの話です。
彼の勤める歯科医院は今回の改定で下がった分を、補綴で稼ごうとがんばっているとか。 本来歯科医師の仕事で稼ぐのが筋だろうに歯科技工士の仕事でないと儲けられない。 変な話だと。 
当の歯科技工士はやってもやっても儲からない。
それは院内もコマーシャルラボも同じ。

不要不急、無意味な補綴や医療行為、不正ではないが過剰な請求は減らせ無意味な点数稼ぎの治療は控えよという事なのだと思うが、国や厚生省のそんな意味合いやサインを無視して前よりも形成や印象が増えたとしたら、歯科業界は結局そういうものだと言質を与えてしまう。 そんな気がします。何も言わない歯科技工士ももっと悪いけど。
Commented by kura0412 at 2006-06-08 16:41
ドクターが技工もやるという意味ですか?
そうでなければこのケースの場合、点数は稼いで帳尻合わせた格好でも、実際は利益も出ないし、患者さんの印象も悪くなってマイナスになると思いますよ。
Commented by G3 at 2006-06-08 17:09 x
いやいや違います。 院内ラボ勤務の技工士に今まで以上の補綴物をこなせという事なんです。
実際にそうしている訳です。 外注も減らしていると思いますよ。
チェアサイドでの文書作成が大変な負担だと思いますが、歯科技工関連では平成17年3月18日付け厚生労働省医政局長名で各自治体に宛てられた「歯科技控除の構造設備基準及び歯科技工所における歯科補綴物等の作製等及び品質管理指針について」という通達があり、そこで歯科技工録の記載と2年間の保管が求められています。
Commented by G3 at 2006-06-08 17:16 x
設備構造基準が零細なワンマンラボにはとってもなく高いハードルであると思い、反対してきました。
技工録については私も気がつきませんでした。
調べてみると、チェアサイドでの印象チェック模型チェック品質チェックから始まり、全ての過程でチェックと記録を求めています。 形成印象、テック、試適などチェアサイドの行為も、模型作製やワックスアップ、義歯の排列もパーツの作製も、鋳造研磨から完成引渡しまで、それぞれ工程と作業、材料やその扱いまで全てチェックと記録を求めています。 これをやったら、とんでもない数の文書というか紙が必要ですし、書く時間もかかりますね。 なんで技工士は話題にしてこなかったのだろう。
Commented by 千葉県 池田 at 2006-06-08 21:50 x
今回の改定は、上条さんの話でタイムスタディーを参考ししているとの話がありましたが、すでに包括払い制度に入り込んでいます。これによって、治療の量が減らされることになります。

何年か前に医療の質が落ちることになるよと日医も主張していましたが、これは単に医療側がまた悪いことをして儲けるよと一般には捉えられてきましたが、ここへきて真理がわかってきました。普通の産業と同じように医療を扱って、総額管理だ免責だと浅い思慮で進めていくと本当に医療の質が下がってしまいますよ。医療人は決められた保険点数のなかで精一杯やってきていますから、もうお気づきだとおもいますが、医療の量は絶対条件なんです。これを削る政策はあとあと後悔することになります。
医療の質とは、医療の量から転換されるものだからです。マニュアルどおりにしか点数が付かない医療は質の低下は著しい。与謝野さんにだけはわかって欲しいけど、あの方も米国の「日本改造2010年完了」の補助員になりさがってしまったのか?


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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