自民党対民主党の構図の中で

昨日寄せていただいた先生方のコメントにもあるように、民主党桜井参議院議員が、自らアンケート活動を実施し、それを持っての国会質問には本当に敬服します。このスピードが大切なのです。予てから桜井議員の歯科界に対する造詣の深さ、その支援は素晴らしいものがあります。是非、日歯連盟もこの活動をおおいに参考にするべきだし、これだけの活動をすれば、けっして会員は連盟を見捨てるようなことはしない、いいお手本だろうと思います。
一方、昨日参議院選挙の自民党の第一次公認発表があり、日歯連盟から推薦された石井みどり氏もその中に入ることが出来ました。
これである意味、日歯連盟は自民党から公式に一連の事件の結果を伏せた免罪符を受けたこととなりました。
となると、選挙となれば、昨日の党首討論のように対立関係となる自民党と民主党です。今後、その当事者になると、いろいろな施策の政治的扱いは非情に難しいものとなります。(これはどう表現して先生方に理解してもらえるか私自身よく分かりませんが?)
この政党を意識しての政治活動は、本当の意味での政治力、政治的センスが日歯連盟に問われている課題です。
by kura0412 | 2006-05-18 12:20 | Comments(3)
Commented by 千葉県 池田 at 2006-05-18 18:00 x
鞍立先生、ここで一度整理が必要ですね。
経済財政諮問会議と民間開放会議が言っていたのは医療は産業として発展してもらえるように規制を解くんだという方向。厚労省は指導管理のもとで医療はあるべきだということのように見えますね。この関係を巧みに利用して、医療界の城壁を壊していったのが小泉・竹中政策だといえます。
少子高齢化と国の莫大な負債を理由に痛みだけを押し付けてきています。将来はこうなるからという説明は一切ありません。ただ壊されているだけだから、怒りがこみあげてくるのです。将来は歯科医師不足になるのかもしれません。一番こわいのは、小泉さんがいなくなったあと、市場で荒れた医療界に質を求めても意味がなくなることです。秩序がまったく機能しなくなるでしょう。まとめていた日本歯科医師会の組織率が落ちてしまってきているからです。さらに歯科医師を目指す学生が不足する事態です。
Commented by 千葉県 池田 at 2006-05-18 18:00 x
その頃は歯科治療はサービス業として自費の形成美容でしかうけられなくなるのかもしれません。
そうさせたのは、小泉・竹中政策として、史上に残る悪政と教科書にあるのかもしれません。なぜ、医療の将来像を語らないでいじるのでしょうか?人の生活の基本的なものという認識はないんでしょうね。医療費は消費税でと言っても誰も反対はできないとおもうんですが・・。
Commented by kura0412 at 2006-05-19 15:50
この現実の引かれた小泉路線にどう取り組むか?
徹底的に対抗するか?
この路線をある程度甘受するか?
その選択の決断が今だと思います。


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

以前の記事

2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

健康・医療
政治・経済

画像一覧