最後の「か初診」の患者

先ほど「か初診」最後の患者が来ました。明日からはこの「か初診」は取れません。
思い出せば、医歯格差の是正として、初再診料を医科と合わせることが、現在の医療保険の総枠がはめられて中でも、歯科として大きな課題でした。そんな中、他の診療の財源を削って医歯揃え、その算出根拠という意味も込めて、厚労省、中医協から提案されたのが「か初診」の出現でした。
しかし、他の財源を削って振り分けたにも係らず、その算定条件が臨床現場の実態とそぐわず利用頻度が少なかった為、これを是正が急務だったわけでした。
そこで一連の事件の勃発で、今回の改定での結果となりました。
したがって、「か初診」という言葉、システムは、歯科界から提案したことでもなく、使い難くしたものではありません。
しかし、この「か初診」という言葉に沿って、患者、国民の口腔管理を進めたいと考えたのは、これを算定した先生方全ての思いでした。
今日を最後に「か初診」という言葉はなくなります。でも、この理念は我々は忘れることなく、いつの日にか、他の言葉でその復活を目指さなければなりません。それが、今回の改定の結果が誤りであったことを唯一示させる手段です。そして、それが成し遂げられなかったら、歯科界の再興はあり得ないと思います。
by kura0412 | 2006-03-31 17:16 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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