読売新聞からー余計ではなく不足していますー

3月22日読売新聞の特集に、今回の改定での変更点ついての特集(架空の人物での問答形式)が掲載されていました。http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/change/20060322ik05.htm

今までも「かかりつけ歯科医初診療」(記事での記載)を取らないこと診療所の受付の写真が載っているのも気になりましたが、私はそれよりも、記事の最後にあった明細な領収書発行に対しての「余計な医療費を払っていないかどうかもチエックできる」この言葉が非常に気にかかりました。
この言葉を裏返せば、余計ですから、これは現行の医療保険での点数は十分な評価をしている設定であるという前提での話です。しかし、実際はどうでしょうか?歯科においては、余計どころか、全て足らない、とても採算ベースにすらなっていないのが現状です。
これをみると、私は、この部分の前提の誤解、歯科の医療保険での評価の実際を、しっかりと本音で伝える時期が来ている。また、それを伝える課程を踏まずして、国民の理解は得られないと思うのです。
確かに、患者サイドから立てば、安いの越したことはありません。しかし、安かろう悪かろうは医療には通じないことも国民は理解を示してくれるはずです。
しかし、この記事で笑うのは、読売新聞のHPで検索したら、この記事の下にインプラントをPRする診療所の広告のバーナーが2件載っていました。規制緩和されても、こんな広告認められていましたか?
by kura0412 | 2006-03-29 09:10 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412