採算を忘れているのでは

昨日の日曜日は、先生方の中でも外に出るのを我慢して、保険改定の準備をされた方もいられると思います。私も、どこに出ることなく、先日の社保講習会の資料を眺め、パラパラと捲ったスタディモデルの項目に目が点になりました。

スタディモデルは今回の改定での解釈で
「一連の診療は終了した日から属する月の翌月の初日から起算して3年を保存期間とする。但し、スタディモデルの正面観、左右側面観、上下咬合面観等を患者氏名、作成年月日が判別できる状態で写真撮影し、カルテに添付した場合は3月を保存期間とする。但し、写真撮影に係る費用は所定点数に含まれ算定できない。」

これを見て、昨日は改定の準備を止め、一日中寝ていました。
また、処置項目が殆ど含まれた再診料38点。どうやって患者の感染予防を確保するのでしょうか?ゴム手袋を使い廻ししれとでもいうのでしょうか?
利益の幅という議論の前に、採算というのを忘れています。
Commented by G3 at 2006-03-27 20:13 x
酷いですね。
ペイできるのでしょうか?
保健医療は歯科に関して言えば、必要最小限レベルの施術で十分だとの国からのメッセージなのでしょうか。
本来、歯科医師は施術や治療行為で収益をあげて、補綴での点数は作成者に配慮してもらえる事が、歯科医師も歯科技工士も生活が出来る道だと思っていますが。
今ほど状況が悪化していない時点でも、歯科技工士は採算度外視の料金でやってきましたが、4月からはもっとしわ寄せが来るのを覚悟しています。
増えすぎた歯科医師や歯科技工士の淘汰や縮小を考えているのでしょうけど、歯科技工士で言えば世代構成が若い年代ほど少なくなっていますので、今後10年20年で確実に縮小が進むと思います。 
Commented by 努落下 at 2006-03-27 23:05 x
歯科保健医療の価値を高めるには、歯科保健医療に携わる歯科医療従事者の価値を高めることが必須です。
現在の歯科保健医療はチームで行われており、歯科技工士・歯科衛生士等の価値、即ち地位を高めることが、歯科保健医療の必要性・重要性を国民が理解し、納得することに繋がります。歯科医師(会)は「欲張り村の村長」ではなく、国民のため歯科保健医療に最善を尽くすべきです。
即ち、歯科医師(会)は歯科保健医療従事者の地位向上のためには、歯科医師の地位向上の前に歯科医師以外の歯科技工士・歯科衛生士等の地位向上を図るべきであります。歯科保健医療従事者(歯科医師以外)の地位向上なくして、歯科医師の地位向上はあり得ません。
歯科技工料に関しましては、ドイツのように歯科医師と歯科技工士で別々のレセプトで請求することが、歯科医師・歯科技工士の技術をより正しく評価することに繋がるのではないでしょうか。
最近、歯科技工士養成所の閉鎖等がありますが、歯科医師(会)は10数年後の需給関係に不安を感じないのでしょうか。
予防医療も大切ですが、リハも大切です。
Commented by kura0412 at 2006-03-28 09:00
もはや、必要最小限のレベルの保障もされていないのではないでしょうか。
今回の改定で、もはや理念とか、EBMとかそんなものは関係なし。
そんな烙印を押された感じです。
連載で2年間の間にと書きましたが、正直なことを言えば、今年一杯で方向性を見出せないと、厳しいと思います。
そのくらい、危機的な状況に陥っています。
これは歯科界全般です。
by kura0412 | 2006-03-27 11:54 | 歯科 | Comments(3)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412