臨床研修医制度導入で小児科半減、歯科は?

この春から歯科でも臨床研修医制度が始まります。既に臨床研修医制度を実施している医科において、この制度実施によって、小児科志願が半減しているとの今朝の報道です。
歯科でも、制度の導入によって、卒後の歯科医師のリクルートが大きく変化するかもしれません。
ただ、医科と違うのは、足りなくなるのではなく、就職先がなくなるという全く正反対の現象です。
理由は簡単です。
臨床研修医には何がしかの補助が付きます。しかし、2年目の先生には付きません。そして、臨床研修医は毎年来てくれます。ならば、今まで代診を雇っていた診療所は、補助のある臨床研修医を採用します。
それでなくても、大学の経費削減、各診療所の経営環境の悪化で若い先生の就職先減少している現在、これがどう影響するか、今後十分注視する必要があります。
しかし、こんな状況であっても、国立大の歯学部の入学希望者はこの少子化でも堅調だというのは、何なんでしょうか?
by kura0412 | 2006-02-22 11:26 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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