何故、過去最大の下げ幅3.16%引き下げになったのか

過去最大の下げ幅となった診療報酬が、3.16%という数字になったのはそれなりの理由があります。
まず、これによって得られる国庫負担削減分の2500億円が必要であったことが、第一に挙げられます。
この2500億円で、来年度の政府予算原案は80兆円内に抑えられ、また、国債発行額を30兆円以下することが出来ました。前者は小泉内閣が目指す小さな政府の証、後者は小泉首相発足当時から謳った、国債発行額30兆円以内にするという念願を実現する為です。
そして「過去最大の下げ幅」このフレーズにこだわった結果が、3.16という数字となりました。
実は、先週あたりでは、小泉首相が4%という数字を気にしているという報道に、ひょっとするとマイナス4%という数字を小泉首相が意識する数字なのかと考えもしましたが、結果、個々最大の下げ幅という言葉に落ち着いたようです。
つまり、マクロからみる今回の改定率の決定の過程は、まず、過去最大の引き下げを行うこと。そして、国債の発行額、予算の規模を抑えること。その為の数字合わせとなったということです。
今回の従来の中医協での決定と全く異にした、このトップダウン方式がこれからの改定率の決定方法として続きます。歯科の経営環境悪化の実態も何も関係ありません。
by kura0412 | 2005-12-20 13:32 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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