曲げられる論調-医療経済実態調査発表-

医療経済実態調査(速報)が発表されました。医療費抑制に対していいタイミングです。
まず、今までのこの調査について思い出してください。
過去、どれだけ悪い数字が出ても、それだけに見合うアップになったことはありませんでした。もし、この実態調査を遵守ていたら、16年の間に医科と歯科との収支格差が倍に開くようなことはありません。それと前回の調査では速報値と最終報告とでは大きく異なりました。このことを無視し、突然に「開業医の高収入鮮明」と大見出しを付け、開業医優遇の論調をマスコミが形成し、その流れをつくろうとしているのははっきり分かります。
それと前回の時に気づいたのですが、法人の場合は院長の給与は経費の中に組み込まれいます。逆に診療所の院長は、収支差額をもって給与に当てるわけです。それも個人の場合は、退職金、診療所の借金の返済金も含めての数字ですので、ここからさらに実質の給与は減額されます。
もし、これが、マイナスになるならば、日本中の開業医は全員首を括らなければなりません。また、公的病院が大幅な黒字なのも当然で、多くの経費を母体組織に頼っているわけです。逆に、国立、自治体病院が赤字経営なのは、いかに現在の診療報酬が低いもの、また、個人診療所が苦労していてこの結果を出しているかの表れです。
なぜ、この不公平な発表を日医も日歯も声を大にして叫ばないのでしょうか?
さて、歯科の数字はまだ私の手元にはありません。せっかくの久々のフリーの休日に、気が重くなる結果を見ずにすみました。ナイスタイミングです。
by kura0412 | 2005-11-03 10:36 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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