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日本の歯科界を診る(ブログ版)

(ミラーを片手に開業医の本音again)

(デンタルタイムズ21での連載が終了したに伴い、不定期でこのブログでオリジナルコラムを掲載します。)

診療報酬+0.55、介護報酬+0.54%

政府の来年度予算案が大詰めとなり社会保障予算の大枠がほぼ固まってきました。
今回の社会保障費における予算を定める中で、最初に大きな変更が成されました。その一つが2020年を目標としたプライマリーバランス0の目標を繰り延べたこと。もう一つが従来高齢者主体となっていな社会保障を全世代型に移行することでした。そしてその変更の伴い、消費税増税分用途の変更となりました。これをベースにして、従来あった社会保障全体にか掛けられえていた1300億円削減が課せられ、消費税増税先送りとなった社会保障改革プログラムの中で大きなイベントとなるW改定が始まりました。
今回の改定で的となったのは「薬」であり、その財源となったのは薬価差額であることはご承知の通りです。
まずオブシーボなどの高額薬の減額の深堀がされ、また、薬価改定も部分的ながらも毎年行えることとなりました。それに加え、門前薬局などの調剤に大きなメスが入り、その財源をもって、1300億円削減分+本体アップそして介護保険アップに割り当てた結果が、診療報酬+0.55、介護報酬+0.54%という結果となりました。社会保障費5000億、国費ベースで750億円増となる試算です。
果たして0.55でどれだけ改善されるかは分かりませんが、とにかくプラス改定に持ちこたえたことは評価すべきですし、政府としてもW改定を両保険共にプラスに持ち込めたのは安堵していると思います。但しこの改定で、薬価差額分を全て診療報酬へ振り分けることは完全になくなり他の政策の財源となる前例が出来てしまいました。
次なる注目は、従来の医科・歯科の技術料比率が保たれるのか、また、歯科が介護も含めて新たな方向性へ迎えられる前向きな貼り付けになるか移り、知恵の勝負となりました。
by kura0412 | 2017-12-17 12:52 | コラム(連載) | Comments(0)