『日医連推薦の自見氏、21万票獲得し初当選』
2016年 07月 12日
2016参院選の医師候補、当選は10人中5人
日医連推薦の自見氏、21万票獲得し初当選
第24回参議院議員選挙の投開票が7月10日行われ、比例区で当落が注目された、日本医師連盟推薦の自民党の自見はなこ氏は21万562票を獲得して初当選を果たした。一方、おおさか維新の会から出馬した、元厚生労働大臣政務官で医師の梅村さとし氏は、政界復帰を目指したが、落選に終わった。
自見氏は「しっかりとした下働きをしていける存在になりたい」と今後の活躍を誓った。日本医師連盟会長の横倉義武氏は、長い選挙戦をねぎらい、万歳三唱の音頭を取った。もっとも、2013年の前回参院選で、日医連推薦の羽生田たかし氏(自民党)は約25万票獲得、早々に当選確実を得たのに対し、自見氏は票が伸び並んだことから、必ずしも満足の行く選挙結果とは言えず、関係者からは悔しさの言葉も聞かれた。
梅村氏は前回参院選では、民主党から大阪選挙区で出馬したものの落選。今回はおおさか維新の会に所属政党を変え、比例区から出馬したが、再び涙を飲んだ。梅村氏は「考え得ることは全てやったので、後悔はない。いい選挙戦だった」と振り返った。
比例区では、そのほか4人の医師が立候補(『医師候補は10人、参院選が公示』を参照)。公明党の二人は強く、秋野公造氏(現職)は61万2066票、熊野正士氏(新人)は60万5226票という高得票でそれぞれ当選。一方、矢作直樹氏(日本のこころを大切にする党)、渡辺良弘氏(国民怒りの声)の2人の新人は落選に終わった。
選挙区では、4人の医師が立候補。現職が強く、桜井充氏(民進党、宮城)と足立信也氏(民進党、大分)は当選。柳沢秀敏氏(無所属、東京)と玉田憲勲氏(無所属、広島)の2人の新人は落選した。
自見陣営、当確やや遅れに悔しさも
開票速報が始まった午後8時の日本医師会館には、日医幹部や職員を含む約50人が参集。固唾を飲んでNHKの開票速報を見守った。同10分ごろから比例区の当選確実者が読み上げられる中、自民党候補者第1陣の7人に自見氏の名前は入っておらず、最前列に座った日医幹部らの渋い顔が続いた。同19分ごろにテレビ朝日が当選確実を報じると、幹部らにあちこちから電話がかかってくるようになり、同22分ごろに民放数社が当選確実を報じたことで、当選を確信した。
横倉会長は「長い選挙戦、ありがとうございました」とあいさつし、一堂が万歳三唱。次いで、自見氏は「大変厳しい選挙戦を戦い、『国民の皆さまから頑張ってね』『社会保障期待しているよ』『子ども子育て支援をしっかりやってね』という声をいただいての当選だったと思う。地域の中で、私たちが、医療・介護・福祉が何よりも大切だということを、しっかりとした下働きをしていける存在になりたい」と抱負を語った。その後、首都圏を中心とした地域医師会の会長らがあいさつをした。午後9時ごろには自見氏は、横倉会長とともに自民党本部に向い、安倍晋三首相にあいさつした。
前回参院選では羽生田氏は24万9818票(投票率:52.61%)を獲得し当選。自民党の比例区で当選した18人中6番目で、医療団体では日歯連組織内候補の次いで2番目だった。日医幹部は今回の選挙戦の「前回の25万票を超えるか、医療団体で最多得票を集められるかがポイント」と話しており、NHKの第1陣当確者に名前がなかったことを悔しがった。自見氏は、比例区当選の19人中9番目の得票 数にとどまった(投票率:54.70%)。医療団体の推薦候補では一番だった。
梅村氏、午前5時すぎまで当落決まらず
一方、大阪市にある梅村氏の個人事務所には、午後8時前から、おおさか維新の会の関係者や医療関係者らが集まった。開票直後の速報では、おおさか維新の会の比例区で当選確実者が出たのは、片山虎之助氏と渡辺喜美氏の二人のみ。梅村氏には当確が出なかった時点で、事務所内は「待ち」の状態に。
おおさか維新の会は、比例区で5議席獲得できるとの予測もあったが、結果的には4議席に終わった。改選数121議席数、最後の1議席がなかなか決まらず、情勢が厳しくなった午前5時20分頃、事務所関係者が「全ての結果が出たわけではないが、大変厳しい状況」と述べ、事実上、落選を宣言した。最後の1議席は、生活の党に決まった。
【m3.com】
自見氏を推薦した府県歯科連盟もあるようです。
日医連推薦の自見氏、21万票獲得し初当選
第24回参議院議員選挙の投開票が7月10日行われ、比例区で当落が注目された、日本医師連盟推薦の自民党の自見はなこ氏は21万562票を獲得して初当選を果たした。一方、おおさか維新の会から出馬した、元厚生労働大臣政務官で医師の梅村さとし氏は、政界復帰を目指したが、落選に終わった。
自見氏は「しっかりとした下働きをしていける存在になりたい」と今後の活躍を誓った。日本医師連盟会長の横倉義武氏は、長い選挙戦をねぎらい、万歳三唱の音頭を取った。もっとも、2013年の前回参院選で、日医連推薦の羽生田たかし氏(自民党)は約25万票獲得、早々に当選確実を得たのに対し、自見氏は票が伸び並んだことから、必ずしも満足の行く選挙結果とは言えず、関係者からは悔しさの言葉も聞かれた。
梅村氏は前回参院選では、民主党から大阪選挙区で出馬したものの落選。今回はおおさか維新の会に所属政党を変え、比例区から出馬したが、再び涙を飲んだ。梅村氏は「考え得ることは全てやったので、後悔はない。いい選挙戦だった」と振り返った。
比例区では、そのほか4人の医師が立候補(『医師候補は10人、参院選が公示』を参照)。公明党の二人は強く、秋野公造氏(現職)は61万2066票、熊野正士氏(新人)は60万5226票という高得票でそれぞれ当選。一方、矢作直樹氏(日本のこころを大切にする党)、渡辺良弘氏(国民怒りの声)の2人の新人は落選に終わった。
選挙区では、4人の医師が立候補。現職が強く、桜井充氏(民進党、宮城)と足立信也氏(民進党、大分)は当選。柳沢秀敏氏(無所属、東京)と玉田憲勲氏(無所属、広島)の2人の新人は落選した。
自見陣営、当確やや遅れに悔しさも
開票速報が始まった午後8時の日本医師会館には、日医幹部や職員を含む約50人が参集。固唾を飲んでNHKの開票速報を見守った。同10分ごろから比例区の当選確実者が読み上げられる中、自民党候補者第1陣の7人に自見氏の名前は入っておらず、最前列に座った日医幹部らの渋い顔が続いた。同19分ごろにテレビ朝日が当選確実を報じると、幹部らにあちこちから電話がかかってくるようになり、同22分ごろに民放数社が当選確実を報じたことで、当選を確信した。
横倉会長は「長い選挙戦、ありがとうございました」とあいさつし、一堂が万歳三唱。次いで、自見氏は「大変厳しい選挙戦を戦い、『国民の皆さまから頑張ってね』『社会保障期待しているよ』『子ども子育て支援をしっかりやってね』という声をいただいての当選だったと思う。地域の中で、私たちが、医療・介護・福祉が何よりも大切だということを、しっかりとした下働きをしていける存在になりたい」と抱負を語った。その後、首都圏を中心とした地域医師会の会長らがあいさつをした。午後9時ごろには自見氏は、横倉会長とともに自民党本部に向い、安倍晋三首相にあいさつした。
前回参院選では羽生田氏は24万9818票(投票率:52.61%)を獲得し当選。自民党の比例区で当選した18人中6番目で、医療団体では日歯連組織内候補の次いで2番目だった。日医幹部は今回の選挙戦の「前回の25万票を超えるか、医療団体で最多得票を集められるかがポイント」と話しており、NHKの第1陣当確者に名前がなかったことを悔しがった。自見氏は、比例区当選の19人中9番目の得票 数にとどまった(投票率:54.70%)。医療団体の推薦候補では一番だった。
梅村氏、午前5時すぎまで当落決まらず
一方、大阪市にある梅村氏の個人事務所には、午後8時前から、おおさか維新の会の関係者や医療関係者らが集まった。開票直後の速報では、おおさか維新の会の比例区で当選確実者が出たのは、片山虎之助氏と渡辺喜美氏の二人のみ。梅村氏には当確が出なかった時点で、事務所内は「待ち」の状態に。
おおさか維新の会は、比例区で5議席獲得できるとの予測もあったが、結果的には4議席に終わった。改選数121議席数、最後の1議席がなかなか決まらず、情勢が厳しくなった午前5時20分頃、事務所関係者が「全ての結果が出たわけではないが、大変厳しい状況」と述べ、事実上、落選を宣言した。最後の1議席は、生活の党に決まった。
【m3.com】
自見氏を推薦した府県歯科連盟もあるようです。
by kura0412
| 2016-07-12 17:37
| 政治