専門家としての政策過程の提示

選挙中にあったマニフエストは、その政策の具体項目を列挙したものでした。正直にいえば、マニフエストの内容から見れば、民主党の方がその内容は魅力があったと思います。
しかし、自民党はその政策の内容を超えて民主党と明確に優位に立ったものがありました。
それは、郵政民営化に関しての政策のスッテプを明確に提示したことです。
自公で過半数を堅持すれば、特別国会で再度法案を提出し可決を目指す。
こんな誰でもが理解できる政策のステップを、過去にも選挙中に明示したことはなかったのではないでしょうか。逆に、民主党は、郵政民営化だけもその対案を提示はしましたが、具体的な今後のステップまでは踏み込めませんでした。
これが選挙民に理解しやすい形となり、また、自分の一票で郵政民営化が実現する結果が生まれると期待したわけです。
ただ、ここで問題は、自民党のマニフエストでは、それ以外の政策に関しては、内容も政府が現在進めているものを追随しているだけで、政策の過程提示のレベルまで至っていません。
しかし、政策を提示するだけでなく、一つの政策だけでもそのステップを提示することで、国民の支持が得られることは実証した結果を生み出したことは間違いありません。
これは歯科界にも大きな参考となります。
歯科界の混迷を打破するのは、国民の理解なしでも到底不可能であることは周知の通りです。その為の手段として、目標とする歯科医療の理想像、そして個々の政策をただ提示するだけでなく、歯科医療のプロフェショナルの集団として、その実現までのステップまでも明確にすることが非常に重要なポイントになるものと思います。
歯科医療の政策を立案するするのは歯科関係者なしでは出来ません。歯科界の人間がそれを提示する義務と権利があります。
by kura0412 | 2005-09-21 12:20 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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