公明党票か、自民党支援団体票か

地方区に自候補がいない公明党票は各選挙区に2万票はあるといわれいます。それ比べ自民党内でトップクラスの特定郵便局関係の票は多くてその十分の一という票読みをして、今回の選挙では他の支持団体の支援を断っても公明票を取り込むという目算をしている自民党陣営がいました。
確かに、公明票はある程度しっかり読める票であり、何百票で当落が変わる小選挙区制度では非常に大きな票田です。
しかし、いかなる選挙でも、選挙というものは一票、一票の積み重ねで結果、何十万、何万票になるものです。
恐らく、今回の選挙では、自民党は民主党と異なり復活のおける比例区の枠は少なくなるでしょうから、「選挙区は自民党、比例区は公明党」そんな選挙戦をする自民党陣営も少なくないはずです。
それと、特定郵便局に留まらず、従来の他の自民党支援団体が、この傾向をどう考えるか?浮動票は小泉戦法で獲得してけれど、基礎票である支援団体票の大きな目減りによての当落への影響は十分考えられます。
それを示すように、自民党支援の有力団体である日医は、今回の選挙では全国組織としては自民党支持を貫くが、個々の選挙区事情での選択を追認する決定がなされました。また、目減りをしたとはいえ、全国に5万人の会員を擁する日歯連盟も、同様の決定をしたと聞き、今日午後からの都道府県連盟会長会議でその報告をするようです。
by kura0412 | 2005-08-25 12:25

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