民営化の線引きは

政局を大きく揺るがしている郵政民営化。確かに、金融、通信分野は現代社会では、経済の最先端ともいえる分野であり、これを公営化を維持することへの疑問も、私自身ないわけでもありません。
しかし、ならば公営化の持つ意味は何でしょうか?
問題視されている、へき地の特定郵便局は、民営化になれば必然廃止の方向へ流れます。地域によっては唯一の公的な機関が郵便局という所も少なくありません。もし、これがなくなれば、更にその過疎化は増してしまいます。
もし、民営化によって経済が活性化するのなら、役所の仕事でも、その多くを民営化、アウトソーシングにすればいいわけです。やはり、そこには一つの線引きがあって当然であり、今回論議があるのは、その線引きがどこにあるかでの意見の相違だと考えます。
では、医療は現在、本来、医療保険制度という半民営化の状況にありながら、これも小泉首相の謳う医療制度改革によって、その民営化の幅を更に広げようとしています。
それに対して、医療供給側は、医療は可能な限り公的な部分を残すことを主張しているのです。これは憲法25条にも絡んでくる議論です。郵政民営化、医療制度改革、この二つの根元は同じところにもあるようです。
by kura0412 | 2005-07-26 12:06 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412