高額医療費の議論を

昨日、ある医療保険に詳しい先生からお聞きした中で、レセプト点数順位による医療費の構成比率で、上位1%未満に26%、逆に下位75%はその22%を占めているだけにすぎないとの話でした。つまり、医療保険の財源の半分以上が多くが、医療利用者の一割程度の、高額医療費の人に費やされていることになります。
したがって、医療費というものを経済的に論ずるならば、まず、この高額医療費をどう取り扱うかを議論することが、一番効果もあり、即効性が生まれるはずです。
ところろが、現在の議論は、金額にして下位の部分をいじろうとしているだけです。もちろん歯科の殆どが、下位22%の中に含まれます。
生命は何よりも代えがたいものとはいいますが、果たして、それだけでしょうか。
by kura0412 | 2005-06-27 11:04 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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