日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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日本でもたばこ販売停止を踏み切るコンビニ出現するか

米ドラッグストア大手CVS、全店でたばこ販売停止

米ドラッグストアチェーン大手のCVSケアマークは5日、10月1日までに米国内の全店舗でたばこや関連製品の販売を停止すると発表した。対象店舗数は7600超。喫煙率の低下に対応するほか、医薬品や健康関連製品を扱う企業としてたばこ販売は適切ではないと判断した。大手チェーンの取り扱い停止は初めてで、米国の喫煙動向に影響が出るかが注目されている。

CVSのたばこ販売量は全米の約2%に相当する。米国ではドラッグストアもたばこを販売しているが、ラリー・メルロ最高経営責任者(CEO)は声明で「たばこの販売は(健康推進という)我々の目的と矛盾する」と述べた。
同社の発表資料によると、1965年に42%だった全米の成人喫煙率は直近で18%にまで下がった。今後、CVSの企業イメージがあがったり、たばこの購入を手控えたりする動きが出れば、CVSに追随する動きが出る可能性がある。
米国では大都市を中心にたばこ規制も強まっている。
ニューヨーク市では昨年秋、たばこを購入できる最低年齢を18歳から21歳に引き上げたうえ、1箱の最低販売価格を10.5ドル(約1060円)とする条例が成立。需要の先細り見通しも、CVSが販売撤退を決断した一因とみられる。
販売取りやめでCVSの年間売上高は約20億ドル減少。2014年12月期の1株利益を0.06~0.09ドル押し下げる要因になるという。
5日の米株式市場ではCVS株が業績悪化懸念から前日に比べ1%下落。有力販路を失うとの見方から、大手たばこメーカーのアルトリア・グループやレイノルズ・アメリカンの株価も各1%前後下げた。アルトリアの広報担当者は「CVSの決断を尊重する。成人向けに責任ある方法でたばこを販売する25万店近い小売店との関係に注力し続ける」と語った。
たばこ業界への影響は軽微とみる専門家もいる。米モルガン・スタンレーのアナリストは投資家向けリポートで「喫煙者はほかの店でたばこを買おうとするため、たばこの消費が減るわけではない」などと指摘した。

【日経新聞】



利益優先のアメリカにしては異例の感じがしますが、それだけ喫煙が体に悪影響を及ぼす懸念が広まりつつあるということなのかもしれません。
一方日本では、一部のチェーンではコンビニを健康ステーションとして考えているようですが、販売自粛の決断はあるのでしょうか。
by kura0412 | 2014-02-06 11:54 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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