中医協の調査報告書より

中医協からの、歯科固有の技術に関する調査「診療指針」に関する調査の報告書の総括に、
「治療指針に記載のあるいくつかの治療方針、技術、材料等がすでに過去のものであるとの指摘があった。急激な技術進歩の応じ、迅速な改定が求められる。検査方法や治療成績に科学的根拠を求める意見が多かった。可能な限り科学的根拠を明示すべきである。治療のステップに臨床現場との乖離が指摘された。実際の診療状況を反映するためのフィードバックの仕組みが必要である。」
とあります。いずれも、臨床現場にいる私にとっても理解できるコメントです。
しかし、これだけを見ると、あたかも、歯科界がEBMの検証を怠り、日本の歯科医療の実際は、非常に古めかしい診療を行っているようにも読み取れます。
確かに、その部分もあります。しかし、この総括を導き出した最大の要因は、医療制度に総枠の網をかぶせ、その技術の進歩を適時に評価していなかったことにあります。
過去、いくら学術的に検証しても、財源がないということでそれを取り上げることもなく、技術の実践的な歩に蓋をしてきた度重なる、医療制度改正、改定が、その最大の要因であることを、しっかりと歯科界全体で主張しなければなりません。
もし、そればないままにこの報告を見過ごせば、また、同じ過ちの繰り返しです。
その問題の医療費に、給付総額の伸び率を一割圧縮することを検討するとのニュースが飛び込んできました。
by kura0412 | 2005-05-09 11:56 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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