医科の先生方の理解をどう広げるか

「診療所探訪:いしかわ内科クリニック院長・石川雅先生」

大学病院で専門医として糖尿病医療に取り組んでいた石川雅先生は、「自身の培ってきた経験を地域で生かしたい」との思いから、内科と糖尿病内科を標榜する、いしかわ内科クリニックを開設しました。スタッフの多くが、日本糖尿病療養指導士や神奈川糖尿病療養指導士などの有資格者。石川先生のもと一丸となり、専門クリニックならではの手厚いケアを実践しています。

患者さんに合わせた最適な治療を
院長を務める石川先生は、「かつての糖尿病治療は選択肢が限られていましたが、近年は新薬が続々と開発され成果を挙げています」と糖尿病治療の最新事情を解説します。
代表的な治療法として知られるインスリン療法にも変化が起きているそうです。「インスリンを使いましょうと言うと、落胆してしまう患者さんもいますが、現在では膵臓を休ませるため、一時的にインスリンを使用するケースもあるのです」。一口に糖尿病と言っても症状は千差万別です。一人一人の状態に合わせて最適な治療法を組み立て、患者さんに提供することが大切だと石川先生は話します。確かな専門医の診療を求め、現在1カ月に1,000名近くの患者さんが同クリニックを訪れます。

毎回大好評の「糖尿病料理教室」
同クリニックでは患者さんを対象に年5回、「糖尿病料理教室」を開催しています。石川先生は料理教室を開くようになった理由を次のように説明してくれました。「糖尿病の改善には食事療法が最も重要です。大学病院に勤務する頃から“糖尿病料理教室”の構想を持っていました」。
料理教室は、石川先生の講話から始まり、栄養士のレクチャーと試食、さらに運動療法士による簡単なストレッチ紹介など盛りだくさんな内容。毎回、定員10名の枠がすぐに埋まるのもうなずけます。「実際に試食していただくと、『意外と量を食べてもいいんだ』、『素材の味がよく分かる』といった感想を多くいただきます」。石川先生は、料理教室が、患者さんが食生活を見直し、疾患としっかり向き合う機会にもなればと願っています。

歯科医との連携で地域医療が前進する
同クリニックが所在する二俣川地域では、診療所間の医療連携がとても活発です。「近くの内科の先生から、血糖値が高い患者さんがたくさん紹介されてきます。私も、消化器や呼吸器などに専門医に診せるべき異常を見つけたときは、患者さんに近隣の専門クリニックを紹介しています」。
また、糖尿病は歯周病と深い関係性があることから、横浜市では内科学会と歯科医師会の連携の計画が進行中で、石川先生はその立ち上げメンバーの一人です。「近年、糖尿病と歯周病とが互いに悪さをし合うことが分かってきました。糖尿病の知識を持つ歯科の先生方との連携を迅速にスタートさせなければなりません」と石川先生。新たな連携の誕生により、地域の糖尿病医療がますます進化していきそうです。

【アステラスメディカルネット】




医科の先生方の理解をどう進め広げるかが医科歯科連携の大きなポイントです。
しかし一か月1000人来院ですか、凄いですね。
by kura0412 | 2013-09-10 11:19 | 歯科医療政策 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412