日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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選挙も残すところあと僅か

あと2日…攻める自民、守る野党

全勝を狙って最後まで緩めぬ自民党。決戦を左右する1人区の戦いを事実上、放棄した民主党。投票日まであと2日となった参院選は最終盤になって、攻める与党と守る野党の構図が一段とはっきりした。本来なら攻めるはずの野党が防御に徹したことが、外交・安全保障などの政策論戦に盛り上がりを欠いた一因でもある。

自民党総裁、安倍晋三首相が19日、遊説に入ったのは民主党元代表、岡田克也氏の地元、三重だ。安倍氏は最終日の20日には山形のあと、東京・秋葉原駅前で選挙戦を打ち上げる。「アキバ」での締めくくりは自民党総裁選、昨年末の衆院選と同じで、勝利のゲン担ぎでもある。
序盤から一貫して優勢な自民党は、最終盤になっても朝7時すぎには党本部に職員、関係者が集まる。最後まで残った激戦区は岩手、沖縄の2つだけ。この2つの選挙区に「応援へ行きたい」「手助けしたい」との声がひきもきらず、党本部は断るのにひと苦労だという。前職が100人しかおらず、全国の応援態勢づくりに四苦八苦した昨年末の衆院選とは様変わりだ。
優勢が伝えられて終盤で逆転される。幹部の失言、ブレで一気に下降する。かつて何度か経験した国政選挙での失敗を繰り返したくないとの思いが、党全体を駆り立てる。圧倒的有利だが、気を緩めない選挙戦を、党幹部は「おそらく、こんな選挙は今後2度とない」と語る。

一方、民主党は海江田万里代表、細野豪志幹事長ともに、19日は複数区を回る。トップの自民党を追う2番手を確保するための戦いだ。選挙全体の死命を制する31の1人区には入らない。ライバル、自民党でさえ「劣勢でも1人区を捨てる方法はウチはとらない」と不思議がる。少しでも出てくるはずの比例代表の票が掘り起こせない。次の衆院選、自治体選挙にも影響してくるからだ。
昨年末は台風の目だった日本維新の会、橋下徹代表は19日は京都、20日は兵庫、大阪を回る予定だ。本拠地、大阪を死守し、隣接する京都と兵庫で選挙区、比例代表のかさ上げを狙う。地盤を固める、極めてオーソドックスな選挙戦の手法だ。

最終盤の党首、党幹部の過ごし方は、選挙そのものへの執念を表す。大きな波乱がないまま、の選挙戦は残り1日となった。

【日経新聞】



参議院選挙も残すところあと1日と数時間となりました。やはり投票率が気になります。
by kura0412 | 2013-07-19 18:13 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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